奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

花めぐり ハナミズキ(花水木) 2018

近年庭木や街路樹としてよく見かけるハナミズキ(花水木)は北アメリカ原産の落葉樹。日本人が桜を愛するように、アメリカではハナミズキは最も愛される花の一つといわれます。日本からワシントンD.C.にサクラ(ソメイヨシノ)を贈った返礼として我が国に入った(1915年)のが始まりで、その後全国に普及したそうです。

遅咲きの八重桜がに咲き競うころ、白色や薄いピンク色の花をつけますが、花弁のように見えるのは総苞片(そうほうべん)と呼ばれる色づいた葉っぱです。ほんとうの花は直径5mmほどで中心に密集して咲きます。

以下の写真は、猿沢池近くの三条通りと大安寺で出会ったハナミズキです。サクラと入れ替わり、白とピンクのハナミズキが青空に映える姿もなかなか魅力的です。



ハナミズキ1
撮影 2018/4/19 奈良市漢国町


ハナミズキ2
撮影 2018/4/21 奈良市大安寺

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  1. 2018/04/24(火) 11:52:58|
  2. 花便り
  3. | コメント:0

大安寺 正御影供・火渡り 2018

真言宗の開祖、弘法大師(空海)の命日に当たる4月21日(旧暦3月21日)に大師の遺徳を偲んで行われる法会を正御影供(しょうみえく)と呼びます。各地のゆかりの寺院では御影(空海像の掛け軸)を掲げて大師を讃え報恩法要を営みます。

弘法大師は若いころ大安寺で修行を重ね、これが後の真言宗開宗につながります。晩年には大安寺別当を務めたという大師とはきわめて縁の深い大安寺です。

当日、まずは本堂にて御影供勤行式が行われ、続いて柴燈大護摩供と火渡りが修されました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大安寺 正御影供・火渡り 2017
 ・大安寺 正御影供・火渡り 2013
 ・大安寺 正御影供・火渡り 2012
 ・宝山寺 般若窟柴燈大護摩供 2018
 ・信貴山朝護孫子寺 柴燈護摩供・火渡り 2017



大安寺 正御影供1
本堂にて弘法大師の御影を掲げ御影供法要中。僧侶の後ろにはお供えの「シンコ」(糝粉。米粉と餅粉を練って蒸した捻り団子。しんこ団子/しんこ餅とも)=撮影 2018/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供2
護摩道場に向かう河野良文貫主ら=撮影 2018/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供3
祭壇に供えられた色とりどりの御幣(祈祷串)=撮影 2018/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供4
立ち込める煙のなか、護摩祈祷の作法を行う導師(大祇師=だいぎし)=撮影 2018/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供5
般若心経を唱えるなか、祈祷札の焚き上げ=撮影 2018/4/21 
奈良市大安寺


大安寺 正御影供6
火生三昧(かしょうざんまい)の火渡り行。かつては炎が揺らめくなかの火渡りでした(→こちら)が、最近はそれが見られなくなりました=撮影 2018/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供7
火渡りを終え 「しんこ」と御幣を授かる参拝者=撮影 2018/4/21 奈良市大安寺

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  1. 2018/04/23(月) 15:25:51|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0

漢国神社/林神社 饅頭まつり 2018

室町時代のはじめ中国から渡来し、日本で最初に餡(あん)の入った饅頭を考案した林浄因(りん じょういん)を祀る林神社は漢国(かんごう)神社境内にあります。

浄因の命日に当たる4月19日、全国の菓子製造業者の代表らが集い、彼の遺徳を偲んで「饅頭まつり」を行っています。回を重ねて今年でおよそ70回。多数の関係者の参拝で境内は満杯状態でした。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・漢国神社/林神社 饅頭まつり 2012
 ・漢国神社 獅子神楽 2016
 ・漢国神社 華鎮「三枝祭」/式庖丁奉納 2014
 ・漢国神社 鎮華「菖蒲祭」 2013



漢国神社 饅頭まつり1
浄因が子孫繁栄を祈願して紅白の饅頭を埋めたとされる饅頭塚=撮影 2018/4/19 奈良市漢国町


漢国神社 饅頭まつり2
御幣を振って奉幣する梅木宮司=撮影 2018/4/19 奈良市漢国町


漢国神社 饅頭まつり3
式典終了後に撮影させていただいた林神社の祭壇。浄因の末裔とされる和菓子屋「塩瀬総本家」が奉献した饅頭盛が正面にが見えます=撮影 2018/4/19 奈良市漢国町


漢国神社 饅頭まつり4
おりから境内にかすかな芳香を放つ満開のフジ棚=撮影 2018/4/19 奈良市漢国町

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  1. 2018/04/20(金) 11:12:47|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0

花めぐり ナラノヤエザクラ(奈良八重桜) 2018

ナラノヤエザクラは桜の一品種(学名)。「奈良に咲く八重桜」ということで付いた名前、ではありません。天然記念物に指定された「知足院の奈良八重桜」の子孫が、今ではかなり多く東大寺や県庁、奈良公園などに育っています。

ナラノヤエザクラはソメイヨシノの開花より半月から1ヵ月ほど遅れて、若葉を開くのと同時に花を咲かせます。遠くから眺めるよりも近くで観察するほうが、その魅力がよくわかります。清楚で気品が感じられ、蕾は紅、花開けば白、散り際に再び紅と色変わりが愉しめるのも特徴です。

今年は暖かさのせいで桜の季節は一挙に駆け抜けてしまった感がありますが、有終の美を飾るにふさわしいナラノヤエザクラはいまが見頃です。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・花便り ナラノヤエザクラ(奈良八重桜) 2017
 ・花便り ナラノヤエザクラ(奈良八重桜) 2016
 ・花便り ナラノヤエザクラ(奈良八重桜) 2015
 ・花便り ナラノヤエザクラ(奈良八重桜) 2014 
 ・花便り ナラノヤエザクラ(奈良八重桜) 2013 
 ・花便り ナラノヤエザクラ(奈良八重桜) 2012



ナラノヤエザクラ1
撮影 2018/4/17 奈良市登大路町


ナラノヤエザクラ2
撮影 2018/4/17 奈良市登大路町


ナラノヤエザクラ3
撮影 2018/4/17 奈良市登大路町


ナラノヤエザクラ4
撮影 2018/4/17 奈良市雑司町


ナラノヤエザクラ5
撮影 2018/4/17 奈良市雑司町

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  1. 2018/04/18(水) 18:38:03|
  2. 花便り
  3. | コメント:0

春日大社 水谷神社鎮花祭/狂言奉納 2018

鎌倉時代にサクラの花を供えて疫病の流行を封じたのが始まりとされる「鎮花祭」。春日大社の境内摂社、水谷神社で無病息災を祈り、「水谷神社鎮花祭」の名で毎年4月5日に営まれます。

午前中の祭典に続き午後からは、神職らでつくる春日禰宜(ねぎ)座狂言会のメンバーによって大蔵流の狂言などが披露されます。狂言奉納は室町時代から神職によって受け継がれていて「禰宜座狂言」とか「水谷狂言」と呼ばれています。今年の奉納狂言の演目とそのあらすじは次のとおりです。

膏薬煉(こうやくねり)」  自分の薬こそ天下一と自認する鎌倉と都の膏薬煉が道で出会い、膏薬(吸出し膏)の効能比べで、両者一歩も引きません。奇想天外な原料や効果を並べ立て、最後は自分の鼻に薬を塗り、吸い競べで勝負をしますが、体をねじったり引っくり返したりと、おかしなしぐさがくり広げられます。

清水」  茶の湯の会の準備のため、野中の清水へ水汲みにやらされた太郎冠者が、清水に鬼が出たと嘘をついて戻ります。不審に思って清水に行った主人を太郎冠者は自ら鬼に化けておどかします。

六地蔵」  田舎者が仏師に化けたすっぱ(詐欺師)に6体の地蔵を注文してしまいます。すっばは2人の仲間とともに地蔵に仕立て、3体ずつ2ヶ所に安置したと田舎者を騙そうとします。3体を6体に見せるため、右往左往するすっぱと仲間の慌てぶりが見もの。

花鎮(はなしずめ)」  鎮花祭に合わせて創作した狂言で花見客が楽しく酒を飲んだり歌ったり、中には酔いつぶれる者もおり、陽気な酔客の様子を演じます。出演者は全員が神職。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・春日大社 水谷神社鎮花祭 2013
 ・春日大社 水谷神社鎮花祭 2012



水谷狂言8
狂言「膏薬煉」 鼻に膏薬を付けて自慢比べ=撮影 2018/4/5 奈良市春日野町


水谷狂言1
狂言「清水」 水汲みが嫌で鬼に化けて主人をおどかす太郎冠者 (主人は神職)


水谷狂言2
狂言「清水」 正体が暴かれた太郎冠者


水谷狂言3
狂言「六地蔵」 3体の地蔵になりすまし田舎者をだまそうとするすっぱたち


水谷狂言4
狂言「六地蔵」 化けの皮がはがれ、やるまいぞ、やるまいぞと追っかけられる詐欺師たち


水谷狂言5
狂言「花鎮」 差しつ差されつ酌み交わす


水谷狂言6
狂言「花鎮」 ご機嫌で舞う様子(全員神職)


水谷狂言7
狂言小舞「幼けしたる物」附祝言 大蔵彌右衛門師  

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  1. 2018/04/08(日) 19:17:23|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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