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奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

東安堵の六斎念仏/ナナトコ参り 2018

六斎日(毎月の8・14・15・23・29・晦日の6日)は殺生禁断の日とされ、斎戒謹慎すべき日でした。仏教伝来とともにも入ってきたこの観念が「念仏」と結びつき、鎌倉末期に「六斎念仏」が生まれたとされています。

多くの念仏講が消滅していく中で、安堵町東安堵の大宝寺六斎講(融通念仏宗の檀家で組織)は、六斎念仏(一般にはチャンカラカンと呼ぶ)を今に継承しています。「東安堵の六斎念仏」として県の無形民俗文化財に指定(平成3年3月8日)。お盆行事のうち13日の営みを取材させて戴きました。

その日の午後、極楽寺(真言宗)に集まった講員8名は本尊・阿弥陀如来立像の前に座って鉦を打ちながら「シンバンドウ」を唱和します。その後各々自転車にまたがって阿土墓(周辺7集落の共同墓地)に赴きます。

東安堵の六斎念仏のいわゆる曲はシンバンドウ(新坂東)、ユウズウエコウ(融通回向)、ハクマイ(白米)の3曲が伝わっています。

墓地ではナナトコ参り(7所参り、7墓参り)と称して7か所で念仏を勤めますが、今では1か所廃されていて、実際は6拝所のお参りでした。墓地では30分ほどのお勤めとはいえ、異常な猛暑が続き、墓石もたいへん熱気を帯びたなか、講中の皆様にはご苦労様でした。

翌14日は早朝に大宝寺でシンバンドウを唱和したのち、2組に分かれて檀家を廻ってお勤めです。(またの機会にお参りさせて戴く予定)

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・池田町 松明行事・六斎念仏 2016



東安堵の六斎念仏1
聖徳太子が建立したと伝わる極楽寺。本堂の本尊・阿弥陀如来立像前でシンバンドウを唱和=撮影 2018/8/13 奈良・生駒郡安堵町東安堵


東安堵の六斎念仏2
阿土墓(あどはか)の拝所に向かう講中=撮影 2018/8/13 奈良・生駒郡安堵町東安堵


東安堵の六斎念仏4
伝聖徳太子座像の前でシンバンドウをお勤め=撮影 2018/8/13 奈良・生駒郡安堵町東安堵


東安堵の六斎念仏3
大宝寺歴代住職の墓所で念仏を唱和=撮影 2018/8/13 奈良・生駒郡安堵町東安堵

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テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2018/08/17(金) 16:46:25|
  2. 8月の祭り/行事
  3. | コメント:0

宇陀市 はいばら花火大会 2018

大和富士をバックに迫力満点の大花火

奈良県最大級の打ち上げ数(約4000発)を誇る榛原の花火大会。盆地の稲田から打ちあがる花火は尺玉、新作花火や競技花火ありで大迫力。猛暑が続く蒸し暑い夕べの暑さを忘れる、つかの間のひとときでした。

関連記事(当管理者の写真記事へのリンク)
 ・宇陀市 はいばら花火大会 2017
 ・宇陀市 はいばら花火大会 2015



はいばら花火大会1
撮影 2018/8/5 奈良・宇陀市榛原下井足


はいばら花火大会2
撮影 2018/8/5 奈良・宇陀市榛原下井足


はいばら花火大会3
撮影 2018/8/5 奈良・宇陀市榛原下井足


はいばら花火大会4
撮影 2018/8/5 奈良・宇陀市榛原下井足

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2018/08/06(月) 21:53:35|
  2. 8月の祭り/行事
  3. | コメント:0

綱越神社 おんぱら祭 2018

おんぱら祭の名称の由来は、御祓(おんはらえ)祭が変化したものとされます。夏越の大祓にあたりますが、綱越神社大神神社の摂社)では水無月(6月)でなく、ひと月遅れの7月末日に斎行されます。

その他に大きな違いは、境内東西の2箇所に設けられた茅の輪をくぐること、神馬(しんめ)が神職に導かれ境内を厳かに3周することに見られます。

異常に猛暑日が続くなか、久しぶりに拝見したおんぱら祭。参拝者一同、汗をぬぐいながら無病息災・延命長寿を祈る姿がありました。夜には恒例の奉納花火が打ち上げられましたが、暑さのゆえ敬遠しました。過去の記事をご覧ください。

関連記事(当管理者の写真記事へのリンク)
 ・綱越神社 おんぱら祭 2014
 ・綱越神社 おんぱら祭 2010
 ・綱越神社 おんぱら祭 2009
 ・綱越神社 おんぱら祭 奉納花火 2016
 ・綱越神社 おんぱら祭 奉納花火 2015
 ・綱越神社 おんぱら祭 奉納花火 2013
 ・綱越神社 おんぱら祭 奉納花火 2011



綱越神社 おんぱら祭1
炎天下のおんぱら祭=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭2
祭場正面の茅の輪=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭3
「浦安の舞」奉納=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭4
祭場で参列者全員が大祓詞を奏上中に、鞍上に金幣を戴いた神馬が神職に導かれて境内を3周する「神馬ひき」(西側の茅の輪)=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭5
斎主を先頭に参列者は「水無月の 夏越の祓えする人は 千歳の命 延ぶといふなり」と唱和しながら、境内東西2箇所の茅の輪を3回くぐります=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭6
式典の終了後、「おんぱら音頭」奉納=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2018/08/01(水) 17:01:32|
  2. 7月の祭り/行事
  3. | コメント:0

柳生下町 土用垢離 2018

柳生下町(しもちょう)では夏の土用の3日目、「土用三郎(どようさぶろう)」と呼ぶ日に宮座十人衆が水垢離(こり)を行います。秋祭り(→こちら)に入る前の精進潔斎ですが、一風変わった水垢離です。

下町公民館(中宮寺)に集まった宮座衆は4人。廊下の外に祭壇を設け、稲ワラで腰縄を編み、川辺の祭場に注連縄を張るなど、手分けして準備を行います。

白装束に身を包んだ宮座衆は、祭壇前で土用垢離の祭典を行ったあと、町内を流れる今川(柳生川)に赴き、1日3回(午前中に2回、午後から1回)の禊ぎを行います。禊ぎの所作は独特で、竹の柄杓で川水を「ひぃー、ふー、みー、…」と八つ数えながらご神体の神籬(ひもろぎ)である磐座(いわくら)に掛けます。これを12回繰り返します。座衆の身体には掛けないのが面白いところ。

1回目の水垢離を終えると神饌、竹柄杓、灯籠などはそのままに残し、公民館に引き上げ、2回目まで休憩・談笑の時間をとります。昼食をはさんで3回目の水かけ垢離のあと、昇神の儀を終え、祭壇を解き、腰縄を切って川に流します。

なお今年は都合で7月20日(土用入りの日=丑の日)に変更となりました。川上に位置する柳生町(八坂神社)の十人衆は例年土用入りに行うので、いつもと異なり両町が同じ日(ほぼ同じ時刻)の斎行となりました。熱中症注意情報の出ている猛暑の一日でした。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・柳生八坂神社 秋の例祭・宮座行事 2017



柳生下町 土用垢離1
薬師如来像を祀る月吹山中宮寺本堂の前。禰宜役が注連縄を結びに今川の祭場に行っている間に、腰に締める腰縄を編む座衆=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離2
公民館の廊下外に設けた祭壇。祓いの榊、人参、さば缶、魚、洗米、塩、お神酒、竹製の柄杓と数珠(禰宜が首にかける)などが供えられている。さば缶を残して川辺の祭場に持っていく=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離3
禰宜(村神主)により修祓、献饌、祝詞を奏上、一同拝礼。全般的に神事でありながら、数珠を首にかけたり手に持ったりと、神仏混淆である=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離4
榊、輪注連縄(磐座に掛ける)を手にした禰宜を先頭に、竹柄杓や数珠を持って川辺に向かう一行。木製の灯籠(火は灯さない)は「夜にお籠りをしていたころの名残り」だと長老がいう。一面にだけ小さな灯り窓がある陰灯(かげとう)である。浄暗中の神事に明かりを隠して、わずかに照らすためのもの。「大正十四年十月二十八日正遷宮執行」の墨書が残る=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離5
川中に入り禰宜が降神の祝詞をあげた後、土用垢離の祭文を奏上する。その間、他の衆は「ひぃー、ふー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー」と称えて川水をご神体の磐座にかける。これを繰り返すこと12回。川石を並べた祭壇には洗米、塩、お神酒、人参、魚を献供。2回目以降は祝詞はなく、禰宜も一緒に水を掛ける=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離6
1回目の水垢離を終了。石の祭壇に柄杓を置く宮座衆=撮影 2017/10/9 奈良市柳生町

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  1. 2018/07/22(日) 17:08:26|
  2. 7月の祭り/行事
  3. | コメント:0

龍田大社 夏越大祓 2018

夏越(なごし)の大祓は、元日からの半年間に知らず知らずのうちに身に付いた穢れ(苦しみ・悲しみ)などを人形(ひとがた)に移し、切り幣(ぬさ)を身に振りかけ、茅の輪をくぐって心身を祓い清める儀式。1年の前半分が終わる6月晦日に多くの神社で行われる夏の風物詩。夏以降の無病息災を祈ります。

関連記事(当管理者の関連写真記事へリンク)
 ・往馬大社 夏越大祓 2016
 ・石上神宮 夏越の大祓式 2015
 ・法華寺 蓮華会式 2015
 ・綱越神社 おんぱら祭 2014
 ・村屋神社 夏越の大祓式 2014
 ・東大寺 解除会 2013
 ・春日大社 夏越大祓式 2012
 ・大和神社 夏越の大祓式 2010



龍田大社 夏越大祓 1
「大祓の詞 奏上の儀」。ご奉仕の楽心社中の皆さんは茅の輪の前、後ろには一般参拝者が参列=撮影 2018/6/30 奈良・生駒郡三郷町立野南


龍田大社 夏越大祓 2
木綿の布を左右に8回切り裂く「裂布の儀」=撮影 2018/6/30 奈良・生駒郡三郷町立野南


龍田大社 夏越大祓 3
上田安徳宮司を先頭に、チガヤで編んだ茅の輪を左、右、左回りで8の字に3回くぐる「茅の輪くぐりの儀」(2回目の右回りの場面)=撮影 2018/6/30 奈良・生駒郡三郷町立野南


龍田大社 夏越大祓 4
祭典開始前の茅の輪=撮影 2018/6/30 奈良・生駒郡三郷町立野南

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  1. 2018/07/01(日) 19:00:41|
  2. 6月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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