FC2ブログ

奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭礼や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

春日大社 夏越大祓式 2020

はや今年も半年が過ぎました。新コロナ感染のニュースが中国・武漢から流れて以来、感染拡大がとどまらずパンデミック(世界的大流行)の脅威にさらされ、非日常の日々が続いた半年でした。大和でも古くからの伝統行事や祭事が中止、非公開、あるいは規模縮小の事態となっていました。6月に入って非常事態宣言が解かれたとはいえ、神職・僧侶や少数の関係者のみなど、まだまだ大幅な制限下で執行されています。

さて6月30日は夏越の大祓の日。半年の間に心身についた罪や穢れを祓い清め、茅の輪をくぐる伝統の神事が各地で行われます。春日大社では一般参拝者は参加できないとのことでしたが、遠くからでもと、久しぶりなので足を運んでみました。

ところが問題は、「マスク」 でした。雨の中、急ぎ足で掛けつけたところメガネが曇って見えません。ファインダーの視界はおぼろ。カメラ操作はままならず、クライマックスの1分間ほどが無残に過ぎ去ったのでした(シャッターは当てずっぽう)。雨、傘、汗、メガネ、マスク・・・。臨機応変にマスクは外せばよかったのにと、後から気づいた失敗の巻。

関連記事(当管理者の関連写真記事へリンク)
 ・春日大社 夏越大祓式 2012
 ・春日大社 年越大祓式 2012
 ・大神神社 夏越の大祓(みわの茅の輪神事) 2019
 ・大和神社 夏越の大祓式 2019
 ・東大寺 解除会 2013



春日大社 夏越の大祓3
鳥居から茅の輪に向かう神職一行。雨のため緋袴姿の巫女の姿はありませんでした=撮影 2020/6/30 奈良市春日野町


春日大社 夏越の大祓2
差し掛け傘を気にしながら茅の輪をくぐる花山院宮司。このあと到着殿にて大祓の祭典を斎行=撮影 2020/6/30 奈良市春日野町


春日大社 夏越の大祓1
一般参拝者はめいめい8の字に茅の輪をくぐります(祭典には参列できず)=撮影 2020/6/30 奈良市春日野町


春日大社 夏越の大祓4
<参考> 例年なら参拝者の身の穢れを移した紙の「人形(ひとがた)」を、
このように神職が水谷川に流すところ、今年は雨のため行われませんでした=
撮影 2017/6/30 奈良市春日野町

スポンサーサイト



テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2020/07/01(水) 16:10:32|
  2. 6月の祭り/行事
  3. | コメント:0

長弓寺 役行者の石像

おもしろい石像に出会いました。長弓寺本堂の左手に建つ大師堂のそば、まるで空中に飛び上がっているような不思議な造形が彫られた石像です。風化していて細部は明らかではありません。

調べてみると、役行者(えんのぎょうじゃ)として知られる役小角(えんのおづぬ)像(室町時代)のようです。左右に前鬼と後鬼を従えた図像を見たことがありますが、どういう縁で役行者の石像が長弓寺に存在するのでしょうか、興味のあるところです。

役行者は7世紀末に葛城山を中心に活動した呪術者で、のちに修験道の開祖として知られます。実在の人物であり、各地に多様な伝説を残します。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・平群 千光寺への道 清滝磨崖仏
 ・平群 金勝寺の磨崖仏
 ・飛鳥 石造物巡り(3) 石舞台・酒船石・入鹿の首塚
 ・当尾の石仏(3) 大門仏谷 磨崖仏
 ・柳生街道・滝坂道の石仏



長弓寺 役行者像
下駄を履き膝を抱えて腰かけた役行者像。下段左右は前鬼・後鬼と推定されますが、摩耗して不鮮明=撮影 2020/6/29 奈良・生駒市上町


長弓寺 石仏群
役行者像の傍の石仏群。後方は大師堂=撮影 2020/6/29 奈良・生駒市上町

テーマ:石仏 - ジャンル:写真

  1. 2020/06/29(月) 18:59:22|
  2. 大和路の石仏・石造物
  3. | コメント:0

みち草まんだら ミゾカクシ(溝隠)

梅雨の中休みに田植えがすっかり終わった畦道をぶらぶら散策しました。足元には小さな花がつかの間の初夏の光を浴びています。うっかり踏みつけてしまいそうな目立たない、淡い紅紫色を帯びた花を咲かせるミゾカクシ溝隠)です。またの名をアゼムシロ

湿地に多く、特に水田周辺ではよく見かける水田雑草の一つ。草丈は10cmほどにしかなりませんが、地面をはって長く伸び、節から根を出して増えます。溝が隠れて見えなくなるほど、あるいは畦にむしろを敷いたように群落を形成するところからついた名前です。

植物分類上はキキョウ科の花で、左右相称の花をつけるミゾカクシ属(Loberia)。花弁は横向きに2個、下向きに3個と偏って付き、雄しべは葯と合着して花柱を囲み、蛇が鎌首をもたげたように見えます。なかなか愛らしい花です。この仲間の園芸種がロベリアの名で出回ってきたようです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・みち草まんだら ヘラオオバコ(箆大葉子)
 ・みち草まんだら ハナイカダ(花筏)
 ・みち草まんだら カタクリ(片栗)
 ・みち草まんだら シャガ(著莪) 2017




ミゾカクシ(溝隠)1
愛らしいミゾカクシの花は左右相称で幅は1cmほど=撮影 2020/6/27 京都・相楽郡精華町


ミゾカクシ(溝隠)2
雄しべが唇弁の上側に伸びている様子がよく分かる=撮影 2020/6/27 京都・相楽郡精華町

テーマ:花の写真 - ジャンル:写真

  1. 2020/06/27(土) 21:18:11|
  2. みち草まんだら
  3. | コメント:0

みち草まんだら キヌガサタケ(衣笠茸)

「キノコの女王」と呼ばれるキヌガサタケ(衣笠茸)。別名は純白のレースのドレスを纏ったかのような優美な姿からついたのでしょう。運よく出会えたのは、梅雨のさなか大美和の杜の雑木林の斜面でした。山の辺の道の大神神社近くです。一人ひっそりと姿を現していた女王さまでした。(公開の機会を失していた昔の写真ですが、ここにアップします。)

キヌガサタケの成長はとても早く、朝に地面に現れて、その日の昼には萎んでしまうとか。はじめは鶏卵のような球体ですが、その後、一部が割けて柄の部分が伸長し、帯褐緑色の頂部からレース状の網が垂れ下がるように成長するそうです。いちど観察してみたいものです。なおキヌガサタケは中華料理の食材として利用されているそうです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・みち草まんだら ヘラオオバコ(箆大葉子)
 ・みち草まんだら ハナイカダ(花筏)
 ・みち草まんだら カタクリ(片栗)
 ・みち草まんだら シャガ(著莪) 2017



キヌガサタケ(衣笠茸)
レース状の付属器官(菌網)を広げたキヌガサタケ。胞子を含む粘液が
異臭を放ち、昆虫などを引き寄せます=撮影 2010/6/25 奈良・桜井市茅原

テーマ:花の写真 - ジャンル:写真

  1. 2020/06/23(火) 14:41:08|
  2. みち草まんだら
  3. | コメント:0

奈良・高畑 瑜伽山(ゆうがやま)園地

浮見堂のある鷺池の南に日本庭園「瑜伽山園地(ゆうがやまえんち)」が開園しました(5月24日)。その場所は、明治から大正期に活躍した大阪の山口財閥の4代目、山口吉郎兵衛(きちろべえ)氏の別荘があったところ。これに因んで「旧山口氏南都別邸庭園」とも称します。

庭園は、現存する庭園遺構を生かして2年ほどかけ復元整備したもの。瑜伽山の自然な起伏を取り入れた園地内は木立に囲まれた中に池や滝、石灯籠があり、石敷きの園路が巡っています。青竹が林立する竹林は爽やかです。庭園の中心部には当時の茶室を復元した茶室「䕪庵(たくあん)」が建ちます。

「名勝地・奈良公園の風致景観のなか、近代を代表する文化人が交流を図った往時の雰囲気を味わえる庭園です」(瑜伽山園地リーフレット)とありますが、依水園、吉城園、浅茅ヶ原園地、春日園地などに加えて、奈良公園内に新しい庭園園地が誕生しました。 

関連記事(当管理者の関連写真記事hのリンク)
 ・依水園 初夏の彩り 2011



瑜伽山園地3
客室の後ろは当時の形態を整えた茶室「䕪庵」=撮影 2020/6/20 奈良市高畑町


瑜伽山園地2
正面、石灯篭の奥に復元茶室がある=撮影 2020/6/20 奈良市高畑町


瑜伽山園地1
透きとおるような若葉が爽やかな竹林=撮影 2020/6/20 奈良市高畑町


瑜伽山園地4
竹林に至る小道=撮影 2020/6/20 奈良市高畑町

テーマ:季節の風景 - ジャンル:写真

  1. 2020/06/21(日) 13:01:09|
  2. 季節の風景・初夏
  3. | コメント:0
次のページ

ブログ内の検索

場所、行事名などで検索

フォントサイズ変更ボタン

文字を大きくする 文字を規定のサイズに戻す 文字を小さくする

L/Sボタンを押すたびに文字サイズが大きく/小さくなり、設定は30日間保存されます。Mボタンで元のサイズに戻せます。

カレンダー

06 | 2020/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

アクセス・カウンター

Since Aug. 2009

プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑です。

Copyright © 2009-2020 奈良大和路~悠~遊~ All rights reserved.

最新記事 (10件を表示)

これより古い記事は「月別アーカイブ」や「カテゴリ」からご覧ください。「ブログ内検索」もご利用いただけます。

カテゴリ

1月の祭り/行事 (74)
2月の祭り/行事 (117)
3月の祭り/行事 (94)
4月の祭り/行事 (72)
5月の祭り/行事 (75)
6月の祭り/行事 (66)
7月の祭り/行事 (73)
8月の祭り/行事 (81)
9月の祭り/行事 (52)
10月の祭り/行事 (111)
11月の祭り/行事 (29)
12月の祭り/行事 (113)
花便り (150)
みち草まんだら (18)
新年のご挨拶 (7)
暑中見舞い (3)
季節の風景・春 (73)
季節の風景・初夏 (6)
季節の風景・夏 (4)
季節の風景・秋 (70)
季節の風景・晩秋 (7)
季節の風景・冬 (12)
朝焼け・夕焼け (10)
写真展 (12)
平城遷都1300年祭 (7)
大和の古墳 (1)
大和路の石仏・石造物 (13)
慰霊と復興への祈り (4)
月と星 (2)
大和の古社寺 (9)
大和棟 (5)
未分類 (0)

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

メールの送信はこちらからどうぞ。名前、アドレス、本文などは公開されません。

お名前:
メール・アドレス:
件名:
本文:

QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ