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奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭礼や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

村屋神社 御田祭り 2020

村屋神社の正式名称は村屋坐弥冨都比賣神社(むらやにいます みふつひめ じんじゃ)。大物主と三穂津姫(みほつひめ)の夫婦神を祭るところから、「縁結びの神」として親しまれています。「御田祭り」は「御田植祭」「おんだ祭」と同義で、その年の五穀豊穣を祈念して行う伝統行事です。

まず拝殿で森講役員や巫女が参列し、修祓・献饌・祝詞奏上・玉串奉奠などの神事が行われます。以前に拝見したときは、雨のため拝殿上でお田植作法が行われました(⇒こちら)。

今回は拝殿前の斎田にて神職が鍬入れ、荒田起こし、畔切り、田均し、籾まき、松苗植えなどの所作を行いました。途中で氏子が牛(少年2人)を曳いて田を耕します。牛が暴れるほど豊作だと言われるにしては、ここの牛はおとなしいですね。

最後は巫女5人による神楽奉納に続き、賑やかなご供まきで締めくくられました。なお、先代の宮司さんはお田植の古歌を歌いながら田植え所作をされましたが、今回はありませんでした。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・村屋神社 御田祭り 2011
 ・村屋神社 夏越の大祓式 2014



村屋神社 御田祭り1
水口祭――水口に松苗を立て、塩・洗米・お神酒を献じて稲苗の無事生育を願う=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り2
荒田起こし=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り3
牛にカラスキ(唐鋤)やマンガ(馬鍬)を曳かせて田耕=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り4
豊穣を祈り神楽奉納=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り5
ご供まき=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂

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テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2020/02/13(木) 13:38:50|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:2

大和神社 御田植祭 2017

「田植歌」が112年ぶりに復活

御田植祭おんだ祭)は豊作を願い、昔ながらの鋤(すき)入れから田植えまでの稲作過程を演じる予祝の儀式です。

今年の目玉は明治時代に途絶えていた「田植歌」が112年ぶりに復活されたこと。大正時代の文書に残されていた歌詞と抑揚の記述を手掛かりに、ルーツと見られる田植歌が残る春日大社の協力を得て復興を果たしたそうです(氏子総代、宮司)。

「わか種植えほよ 苗種植えほよ・・・」で始まる田植歌。早乙女の田植え所作に合わせ、竜笛・太鼓の雅楽(青丹雅楽会)の音にのせ披露されました。

稲作農耕の模擬所作などについては先に説明と写真を挙げましたので(下のリンク記事)、併せてご覧戴ければ幸いです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大和神社 御田植祭 2016
 ・大和神社 御田植祭 2012
 ・大和神社 御田植祭 2011
 ・大和神社 御田植祭 2007



大和神社 御田植祭1
畔切り、畔ならしをする田主=撮影:2017/2/10 
奈良・天理市新泉町


大和神社 御田植祭2
カラスキ(唐鋤)で田の荒起こし=撮影:2017/2/10 奈良・天理市新泉町


大和神社 御田植祭3
昔懐かしい稲藁の巻き脚絆=撮影:2017/2/10 奈良・天理市新泉町


大和神社 御田植祭4
畔豆まき=撮影:2017/2/10 奈良・天理市新泉町


大和神社 御田植祭5
復活した田植歌に合わせ、稲苗に見立てた松苗を植える早乙女=撮影:2017/2/10 奈良・天理市新泉町


大和神社 御田植祭6
菅笠に赤たすきの早乙女=撮影:2017/2/10 奈良・天理市新泉町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/02/12(日) 21:51:12|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0

廣瀬神社 砂かけ祭(御田植祭) 2016

砂をかけ合って五穀豊穣を祈願する砂かけオンダ

河合町廣瀬神社の御田植神事は大忌祭の「御田水口祭礼」に由来すると伝わり、毎年2月11日に「殿上の儀」と「庭上の儀」の2部に分けて行われます。ことに有名なのが後者で、「砂かけ祭」と呼ばれるように、砂を雨に見たてた祈雨の神事が行われます。

田人が鋤を持ち田作りの所作を行い斎庭を一巡するや、砂の掛け合いが一斉に始まります。これを鋤(2回)、鍬(2回)、牛が曳く唐鋤(3回)、同馬鍬(3回)と、田を一巡するたびに繰り返します。砂の雨が多く降れば豊作と信じられ、あちらこちらから砂粒が飛び交い、頭から砂まみれ。

このあと早乙女(巫女)2人が早苗に見立てた松苗植えを行い、最後は松苗と田餅(四角の薄い餅に「田」の字を書いたもの)を撒いて、賑やかな砂かけ祭は幕となります。河合町指定無形民俗文化財

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・廣瀬神社 砂かけ祭(御田植祭) 2012
 ・龍田大社 風鎮大祭/風神花火 2015



廣瀬神社 砂かけ祭1
負けじと砂かけ合戦に加わる子どもたち=撮影:2016/2/11 奈良・北葛城郡河合町川合


廣瀬神社 砂かけ祭2
鋤で砂をまき散らす牛男=撮影:2016/2/11 奈良・北葛城郡河合町川合


廣瀬神社 砂かけ祭3
所かまわず砂の雨が舞う境内。拝殿床も容赦なく砂だらけに=撮影:2016/2/11 奈良・北葛城郡河合町川合

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2016/02/15(月) 18:05:36|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0

大和神社 御田植祭 2016

豊作を願う予祝行事のお田植祭

おんだ祭は、実際の田植えに先立ち毎年2月10日に、斎庭で鍬入れから稲苗植えまでの稲作過程を擬似的に行います。主役は子どもたち。

農夫姿の田主さん(氏子役員)が先ず鍬入れと畦きりの所作を行います。この後、地元の朝和小学校の5・6年生が勤める田男、馬子(まご)、牛役の各男児1名が田起こしや畦豆まきを、つづいて早乙女5名が稲に見立てた松苗植えを、巫女役(1名)の打つ太鼓の音にあわせて行います。 

最後は稲田の水取り入れ口や玄関先に飾ると病害・虫除けになるされる松苗を争って奪い合い。抽選券がついていて、商品と引き換えてもらいます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大和神社 御田植祭 2017
 ・大和神社 御田植祭 2012
 ・大和神社 御田植祭 2011
 ・大和神社 御田植祭 2007



大和神社 御田植祭1
カラスキ(唐鋤)を曳いて田起こしの途中でうずくまって動かない牛と困り果てる馬子=撮影:2016/2/10 奈良・天理市新泉町


大和神社 御田植祭2
畦に豆を播く穴を掘る田男=撮影:2016/2/10 奈良・天理市新泉町


大和神社 御田植祭3
マンガ(馬鍬)を曳いて田均し=撮影:2016/2/10 奈良・天理市新泉町


大和神社 御田植祭4
稲に見立てた松苗を植える早乙女=撮影:2016/2/10 奈良・天理市新泉町


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  1. 2016/02/13(土) 17:56:12|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:1

新泉 素盞嗚神社 野神祭 2015

オンダと一緒になったノガミ行事
  いよいよ トーヤ制がなくなり簡素化

もとは5月5日の端午の節句に行われていた男の子の行事。農業の守護神を祀り、五穀豊穣と子供の成長を祈願して行われます。

少子化や生活様式の変化に伴って、新泉(にいずみ)ではもはやトーヤ(当屋・頭屋)制での行事が維持できなくなったとのこと。今年は、神社へのお渡りはなく、直接神社に子供数人と神職(大和神社宮司)、区長などの役員らが集まって祭典が行われました。

修祓、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠など祭典のあと、麦藁で作ったウシ、ウマにカラスキ(唐鍬)やマンガ(馬鍬)のミニチュアを曳かせて農耕の模倣を行うのは、これまで(こちら)と変わりません。かつては子供が相撲をとるマネをしたという小さな円形の砂場(スモンバ)は残っていますがお祓いをするだけです。

しかし以前に見かけた神饌の蒸飯は省かれ、またお渡りの途中で竹筒に酒を注ぐこと(悪霊除け)も、トーヤ宅で催された子供への「もてなしの膳」もなくなりました。2012年の記事を参照ください。

なお田を耕す所作があるのでオンダ(一本木のオンダ)と呼ばれることもありますが、男の子の行事であり、麦藁でジャやウシ、ウマを編み、竹で農具のミニチュアを作ることなどから、野神行事に属するとされます。国・記録選択無形民俗文化財に指定。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・新泉 素戔嗚神社 野神祭 2019
 ・新泉 素盞嗚神社 野神祭 2012



新泉 野神祭1
子供たちを中心に行うノガミさんの祭典=撮影 2015/5/3 天理市新泉町


新泉 野神祭2
(右から)麦藁を編んで作ったジャ(蛇、ムカデとも)、ウマ、ウシに竹製のカラスキ、マンガなど。祭典の最後に神殿横に安置されます=撮影 2015/5/3 天理市新泉町


新泉 野神祭3
年かさの男の子がウシを抱え引き綱を持つ子とともにタンボ(足元の砂盛り)を通って境内を廻る=撮影 2015/5/3 天理市新泉町


新泉 野神祭4
牛に曳かせたマンガでタンボを耕す=撮影 2015/5/3 天理市新泉町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2015/05/12(火) 22:19:31|
  2. 5月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑です。

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