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奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭礼や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

新年のご挨拶 2021

世界が新型コロナウィルスの猛威に翻弄されるなかで迎えた新しい年。早くも姿を変えた変異種が世界のあちこちで出現しています。各種ワクチンが普及し始めました。人知を結集してしぶとい疫病を克服し、早く安らかな世情になることを願っております。新年早々に忌まわしい新型コロナのことから話は始めましたが、何よりも皆様のご健康とご多幸を心より祈念申し上げます。

久しぶりに当ブログに新年のご挨拶を思い立ちました。今年の暦は辛丑(かのとうし)。丑年といえば、牛が活躍するお田植祭を思いうかべます。古くから年初に執り行われる民俗行事のひとつで、大和奈良では「おんだ(オンダ)」と呼ばれ、初春から梅雨明けのころまでに行われます。田起こしに始まりお田植所作を模倣してイネの豊作を前もって祝い(予祝といいます)、五穀豊穣、無病息災、家内安全、子孫繁栄を祈願する稲作文化の伝統行事といえます。牛頭を被った田男(しばしば男児)の演じる牛が活躍し、なかには翁が牛を曳いて豊作を寿ぎ、陽気で賑やかな祭事です。いまでは牛が田を起こす(耕す)姿は見られなくなりましたが、昭和30年ころまでは田畑でそんな状況がよく見られました。

添付したWeb賀状の写真は左上から時計回りに、春日大社・畝火(うねび)山口神社・菅原天満宮・大和((おおやまと)神社・往馬(いこま)大社・村屋神社・鏡作神社の各社で行われるお田植祭りの一場面です。


新年のご挨拶 2021

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  1. 2021/01/01(金) 09:13:00|
  2. 新年のご挨拶
  3. | コメント:0

村屋神社 御田祭り 2020

村屋神社の正式名称は村屋坐弥冨都比賣神社(むらやにいます みふつひめ じんじゃ)。大物主と三穂津姫(みほつひめ)の夫婦神を祭るところから、「縁結びの神」として親しまれています。「御田祭り」は「御田植祭」「おんだ祭」と同義で、その年の五穀豊穣を祈念して行う伝統行事です。

まず拝殿で森講役員や巫女が参列し、修祓・献饌・祝詞奏上・玉串奉奠などの神事が行われます。以前に拝見したときは、雨のため拝殿上でお田植作法が行われました(⇒こちら)。

今回は拝殿前の斎田にて神職が鍬入れ、荒田起こし、畔切り、田均し、籾まき、松苗植えなどの所作を行いました。途中で氏子が牛(少年2人)を曳いて田を耕します。牛が暴れるほど豊作だと言われるにしては、ここの牛はおとなしいですね。

最後は巫女5人による神楽奉納に続き、賑やかなご供まきで締めくくられました。なお、先代の宮司さんはお田植の古歌を歌いながら田植え所作をされましたが、今回はありませんでした。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・村屋神社 御田祭り 2011
 ・村屋神社 夏越の大祓式 2014



村屋神社 御田祭り1
水口祭――水口に松苗を立て、塩・洗米・お神酒を献じて稲苗の無事生育を願う=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り2
荒田起こし=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り3
牛にカラスキ(唐鋤)やマンガ(馬鍬)を曳かせて田耕=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り4
豊穣を祈り神楽奉納=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り5
ご供まき=撮影 2020/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂

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  1. 2020/02/13(木) 13:38:50|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:2

大神神社 おんだ祭 2016

ユニークな木型の牛が登場する三輪のおんだ

おんだ祭は御田植祭とも呼ばれ、正月から2月にかけて稲の豊作を願って行われる予祝行事。牛を曳いて田を耕す所作や稲苗に見立てた松苗の田植え所作を行うなど、一種の「田遊び」と呼ばれる農耕の模倣を行います。

日本人と稲作との深い係わりを示す行事として全国各地に伝承されていますが、「奈良県で現在確認できるものは56ヶ所にのぼる」(『奈良県民俗芸能調査報告書 奈良県の民俗芸能 I 』奈良県教育委員会 2014年、11頁)とされます。

大神神社では毎年2月6日、豊年講大祭と併せて当おんだ祭が斎行されますが、一方、実際に御饌米の米作りとして、大美和の杜にある神饌田で5月に「播種祭」(籾種を播き)、つづいて6月に「御田植祭」(早苗植え)、そして10月に「抜穂祭」(稲の収穫)が古式ゆかしく行われています。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大神神社 おんだ祭 2007
 ・大神神社 御田植祭 2015
 ・大神神社 播種祭 2012
 ・大神神社 抜穂祭 2012



大神神社 おんだ祭1
当神社おんだ祭における特徴のひとつは、二つの耳と頭に長い胴体になぞらえた木製の牛。田作男がこの牛を操って軽妙な語り口で田起こしの所作を行います=撮影:2016/2/6 奈良・桜井市三輪


大神神社 おんだ祭2
「銀の花咲けば金(こがね)の実なりひらき…」などと語りながら、神前から撤下された「籾種」を播く田作男=撮影:2016/2/6 奈良・桜井市三輪


大神神社 おんだ祭3
松苗を採り田植えする千早装束に赤い襷を付けた早乙女(巫女)=撮影:2016/2/6 奈良・桜井市三輪

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  1. 2016/02/07(日) 18:20:58|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:2

葛城・長尾神社 おんだ祭 2015

白蛇伝説に彩られた長尾神社の
   松苗と杉苗を用いるオンダ


長尾神社は日本最古の官道であった竹内街道、長尾街道、横大路が交差する交通の要衝に鎮座します。

「(祭神の一柱の)水光姫命(みひかひめのみこと)は古事記や日本書紀に体が光って尾が生じていたと記されており、神様の姿が白蛇であるといわれるところから、蛇の頭が大神神社で尾が長尾神社という伝承があり」(当社掲示板)、かつての葛下郡(かつげぐん)の総社として知られる延喜式内社です。

毎年3月4日の午前に祈年祭、午後4時から拝殿前の斎庭でオンダ(お田植)が行われます。田男が畦きり、畦こね、畦ぬりを、次いで牛面の牛(4つ足、2人胴)がカラスキを曳いて土起こし、マンガで土均しを行います。種籾まきの後、田男に鼻綱を曳かれて牛が現れてひと暴れ。暴れるほど豊作を呼ぶというよくある所作ですね。

次に早乙女(小学6年女子6名)が横一列に並んで太鼓の音に合わせて松苗の田植え。終わるや宮司の合図で一斉に松苗奪いが始まります。氏子区域(長尾、竹内、八川、木戸、尺土の五ヶ大字)には新興住宅の子供たちが多いと見え、(後の御供まきもそうですが)大混雑です。

当社のオンダの特徴は、松苗杉苗の二つを使うところ。御供(餅)まきの際、宮司は杉苗を放り投げます。松苗は米、杉苗は麦を表しているといいます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・葛城・調田坐一事尼古神社 おんだ祭 2016
 ・小泉神社 御田植祭 2015
 ・中山八幡神社 結縁/おんだ祭 2015
 ・櫟本・和爾下神社 おんだ祭 2015
 ・白山神社 野依のオンダ 2014
 ・畝火山口神社 御田植祭 2014
 ・葛木坐火雷神社(笛吹神社) 御田植祭 2014
 ・飛鳥坐神社 おんだ祭 2014
 ・廣瀬神社 砂かけ祭(御田植祭) 2012
 ・平尾水分神社 おんだ祭 2012



長尾神社 おんだ祭1
オンダの祭典=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾


長尾神社 おんだ祭2
暴れる牛。牛の胴衣と田男のハッピに「上り藤」の社紋=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾


長尾神社 おんだ祭3
松苗のお田植え=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾


長尾神社 おんだ祭4
松苗の奪い合い=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾


長尾神社 おんだ祭5
御供まき=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾


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  1. 2015/03/22(日) 14:24:12|
  2. 3月の祭り/行事
  3. | コメント:0

菅原天満宮 おんだ祭 2013

菅原天満宮 おんだ祭 2013
  翁が演じる愉快なお田植神事

毎年梅の咲き始める頃、2月25日に行われる菅原天満宮おんだ祭。戦中戦後しばらく途絶えていたのを昭和50年代に復活させたそうです。

現在は厄除、五穀豊穣、家内安全などを祈り、翁の面をつけた田主により古い狂言形式でおもしろおかしく農耕所作が行われます。

先の記事に詳しい説明をあげました。併せてご覧戴ければ幸いです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・菅原天満宮 おんだ祭 2016
 ・菅原天満宮 おんだ祭 2011
 ・菅原天満宮 おんだ祭 2008
 ・菅原天満宮 筆まつり 2015
 ・菅原天満宮 鷽替え神事 2011



菅原天満宮 おんだ祭1
牛が暴れるほど豊作を招くとされ、走り廻る牛に翁面の田主
の息は上がっています。牛童子に投げられた「おひねり」が
地面に散らばっています=撮影:2013/2/25 奈良市菅原町


菅原天満宮 おんだ祭2
翁面とど派手な赤たすきを着けた田主は、おんだの主役。天秤棒で担いだ肥え桶から、残り少ない肥を柄杓に移し取る熱演中。一番の見せ場に爆笑と拍手=撮影:2013/2/25 奈良市菅原町


菅原天満宮 おんだ祭3
肥を施したあと「福の種播こうよ 東田に播こうよ…」と種籾を播けば、周りの役員さん達から「めでとう候」と合いの手が入ります=撮影:2013/2/25 奈良市菅原町


菅原天満宮 おんだ祭4
田仕事もほぼ終わり一服する至福のひととき(一昨年は
なかった新たな演出でした)=撮影:2013/2/25 
奈良市菅原町

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  1. 2013/02/26(火) 16:37:19|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑です。

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