奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

生駒高山 茶筌の里 竹の寒干し 2017

高山八幡宮あたりに広がる茶筌(ちゃせん)の里。500年余の歴史を有する伝統の茶筌作りの技がこの地に継承されています。

茶筌は茶を点てる竹製の点前道具のひとつ。選び抜かれた淡竹(はちく)を熱湯で油抜きしたのち、寒風吹くなか1ヶ月ほど天日に曝します。昼夜の気温差によって竹の組織が締まり、さらに油が抜け良質の茶筌の材料となるそうです。

長さ2mほどの淡竹が三角錐状に組まれ田畑にずらりと並んだ寒干しの情景は、高山茶筌の里の冬の風物詩として知られます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・生駒高山 茶筌の里 竹の寒干し 2014
 ・生駒高山 茶筌の里 竹の寒干し 2012
 ・高山八幡宮 秋祭り(宵宮) 2014
 ・生駒 高山竹あかり 2014



高山 竹の寒干し1
撮影:2017/1/26 奈良・生駒市高山町


高山 竹の寒干し2
撮影:2017/1/26 奈良・生駒市高山町


高山 竹の寒干し3
撮影:2017/1/26 奈良・生駒市高山町


高山 竹の寒干し4
撮影:2017/1/26 奈良・生駒市高山町

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テーマ:季節の風景 - ジャンル:写真

  1. 2017/01/27(金) 12:10:09|
  2. 1月の祭り/行事
  3. | コメント:0

平尾水分神社 おんだ祭 2017

江戸時代の古い詞章が残る古風でユニークな平尾水分神社オンダ(お田植祭)。毎年1月18日に行われる五穀豊穣を祈る予祝の神事です。「平尾のオンダ」として県の無形民俗文化財に指定(1992年3月)

太夫役の「大当(だいとう)」と神主役の「小当(しょうとう)」、さらに早乙女役の「「ショトメ(初乙女)」(子供5人)が、神殿下に設けられた板張り舞台に上り、主に太夫の語りで進行します。

まず「鍬初め」では太夫が立って鍬を振り、♪えんやっと打ち起こして候えば…♪などと語りが入り、舞台外の役員らからは♪ここちょうし♪のように合いの手が入ります。

その後の「掛初め」で♪…牛を引き出せ 掛け初めするぞ…♪とあり、語りでは牛が出ても、姿はありません。牛や翁の出番がある他のオンダと異なるところ。

次いで「苗代作り」「水入れ」「水戸祭り」「種籾まき」「苧紡ぎ」「管巻き鳥追い」「苗取り」」「田植え」など、一連の農業作業が進みます。「田植え」でやっとショトメの出番。鍬を担いだ太夫を先頭にしてショトメと神主が輪になって舞台を回ります。

なお能・狂言形式で行うオンダは手向山八幡宮や菅原天満宮に例をみますが、当神社のオンダはそれとは少し異なる様式です(→下記のリンク)。

ケンズイ(間炊)がある後半に「若宮さん」が現れます。全身にコヨリを巻きつけた黒い翁面の人形です。人の治したい患部と同じ位置のコヨリ(紙縒り)を貰って患部をさすると平癒するといわれ、並んでコヨリを貰い受ける人が多いです。

過去の記事もご参照ください。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・平尾水分神社 おんだ祭 2012
 ・平尾水分神社 おんだ祭 2011
 ・菅原天満宮 おんだ祭 2016
 ・手向山八幡宮 御田植祭 2015



平尾のオンダ1
舞台に上がったショトメさんたち。手にはお田植の苗を持ち何だか楽しそう=撮影:2017/1/18 奈良・宇陀市大宇陀区平尾


平尾のオンダ2
「鍬初め」 ♪えんやっと打ち起こして候えば 古酒の香りがふうとした三社大明神のお神酒に参らせ候て…♪=撮影:2017/1/18 奈良・宇陀市大宇陀区平尾


平尾のオンダ3
「田植え」 鍬を担ぐ太夫を先頭に舞台を回るショトメ、後は神主。いわゆるお田植の所作はしません=撮影:2017/1/18 奈良・宇陀市大宇陀区平尾


平尾のオンダ4
霊験あらたかな若宮さんのコヨリを貰い受ける参拝者=撮影:2017/1/18 奈良・宇陀市大宇陀区平尾

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/01/20(金) 22:30:42|
  2. 1月の祭り/行事
  3. | コメント:0

念仏寺陀々堂 鬼はしり 2017

今年で532回目となる「陀々堂の鬼はしり」。念仏寺の修正会結願(けちがん)の作法として行われるもので、過去の罪を悔い穢れを祓い、新しい年の平安を祈る阿弥陀悔過法会として毎年1月14日に行われます(県無形民俗文化財、国重要無形民俗文化財に指定)。

一連の行事は大般若経転読に始まり(午後1時30分)、昼の鬼走り(無点火 4時)、子供の鬼走り(4時15分)、福餅まき(4時30分)、堂内護摩供(7時)、柴灯大護摩供(7時30分)と続き、いよいよ午後9時に鬼はしり(点火松明を持つ鬼3匹)が行われます。

鬼はしりの儀式には差配(さはい)、火天(かって)、赤鬼(父鬼)、青鬼(母鬼)、茶鬼(子鬼)、佐役(すけ)、水天(かわせ)、棒打(ぼうだ)、法螺貝、太鼓、鐘などの分担があります。子供鬼はしりでも同じ役割分担で行われ、連携がみごとです。イキが合わないと火のついた松明では大惨事になりかねません。棒打は長さ身の丈ほど、太さ5cmの角材で板壁を打ち、カタタン、カタタンと打ち鳴らす役。俗に「阿弥陀さんの肩叩き」と呼ばれています。

説明は過去の記事も参照して戴くとして、昼間の子供の鬼はしりと、本来の夜の鬼はしりをご紹介いたします。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・念仏寺陀々堂 鬼はしり 2013
 ・念仏寺陀々堂 鬼はしり 2011



陀々堂の鬼はしり1
子供鬼はしり、昼の部。茅葺屋根の陀々堂正面に赤鬼(父)・青鬼(母)・茶鬼(子)が勢ぞろい=撮影:2017/1/14 奈良・五条市大津町


陀々堂の鬼はしり2
斧を振りかざす赤鬼(父鬼)。子供用の鬼面と松明は大人用に比べてやや小振りとはいえ、かなりの重さです=撮影:2017/1/14 奈良・五条市大津町


陀々堂の鬼はしり3
槌を持つ茶鬼(子鬼)。後横は笹竹と水桶を持つ水天(かわせ)=撮影:2017/1/14 奈良・五条市大津町


陀々堂の鬼はしり4
赤鬼役を立派に勤め上げた少年と鬼面。530年以上も受け継がれて
きた伝統行事を、さらに後世に伝えるのは彼ら。拍手を送りましょう=
撮影:2017/1/14 奈良・五条市大津町

陀々堂の鬼はしり5
須弥壇裏の囲炉裏で温められる松明。出番の時間を見計らい、松脂が染み出し発火寸前になるまで温めるといいます(役員さん)=撮影:2017/1/14 奈良・五条市大津町


陀々堂の鬼はしり6
連打する鐘、太鼓、法螺貝とタカタン、タカタンと乾いた棒打の音が響き渡るなか、正面を向いて見えを切る赤鬼。脇では佐役(すけ)が状況を見つめます=撮影:2017/1/14 奈良・五条市大津町


陀々堂の鬼はしり7
堂内護摩供の火を柴灯護摩供用の採火松明2本に移す修験者たち=撮影:2017/1/14 奈良・五条市大津町


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/01/17(火) 19:10:55|
  2. 1月の祭り/行事
  3. | コメント:0

長岳寺 節会(綱掛) 2017

花の寺としても知られ、山の辺の道に建つ釜ノ口山 長岳寺。正月10日の節会(せちえ)に勧請綱(注連縄)掛けが行われます。

檀家と大師講の皆さんは朝からふた手に分かれて準備作業。一方は楼門そばで大綱を綯い、他方は山内の森から樫や椎の枝葉、竹を採取し大師堂前にドーム状、床なしのお仮屋を建てます。

完成した大綱は渦巻き状に巻いて本堂に納め、午後から「性根入れ」(住職)の法要が行われます。

お仮屋内の中央には芝床を置き、ここに依り代の御幣と御供(神酒、洗米、塩)を載せた三方を置きます。入り口は竹製の御簾が掛けられ中は暗闇です。

お仮屋の前で住職は牛頭天王(ごずてんのう)を勧請し、祈願文・般若心経を唱えて檀家衆、講衆と共に神式拝礼を行います。疫病神を鎮めるための神仏習合の儀式です。

最後に大門(山門)前、左右の大木に大綱を掛け渡します。細部の説明は省略しました。過去の記事を参照してください。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・長岳寺 節会(綱掛) 2013



長岳寺 綱掛1
長さ約20mの大綱をなう=撮影:2017/1/10 奈良・天理市柳本町


長岳寺 綱掛2
本堂仏前に勧請縄と塔婆を安置し「性根入れ」を厳修(許可を得て撮影)=撮影:2017/1/10 奈良・天理市柳本町


長岳寺 綱掛3
お仮屋建て=撮影:2017/1/10 奈良・天理市柳本町


長岳寺 綱掛4
牛頭天王の勧請法要=撮影:2017/1/10 奈良・天理市柳本町


長岳寺 綱掛5
長岳寺山門前に張られた七五三(しめ)飾り付きの勧請縄(注連縄)。
竹ひごの表裏を下から交互に7・5・3本ずつ段状に並べて藁縄に
差し、輪の下部に樒を付けた七五三飾り=撮影:2017/1/10 奈良・
天理市柳本町


長岳寺 綱掛6
大綱の2か所(カエル首=綱を太くした部分)に七五三飾りが吊り下がる勧請縄は長岳寺に独特のもの。左下の古木の切り株に立て掛けられているのは祈祷の塔婆(朴の木製)=撮影:2017/1/10 奈良・天理市柳本町

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  1. 2017/01/12(木) 16:38:35|
  2. 1月の祭り/行事
  3. | コメント:0

大神神社 繞道祭 2017

年が明けた午前零時、拝殿奥の禁足地内で古式に則りきり出したご神火を内燈籠に移し置き、新年にあたり国家の安泰、国民の幸せを祈って拝殿内で祭典が斎行されます。

午前1時半ころ、ご神火が拝殿前の斎庭で待つ3本の大松明に移されると、美和青年会の若者がこれを担ぎ、神職3人とともに三輪山麓に鎮座する摂社・末社18社を駆け足で巡拝。各神社で大松明の灯りのなか神事が行われます。

道を繞(めぐ)ることから繞道祭(にょうどうさい)と称され、また「ご神火まつり」とも呼ばれます。夜の道のり約5km、所用時間は約2時間30分。迎えた新年を新らたにきり出した火でお祝いし浄めて巡るのです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大神神社 繞道祭 2016
 ・大神神社 繞道祭 2013
 ・大神神社 繞道祭 2012



大神神社 繞道祭1
大松明を担いで18摂社・末社への道を繞(めぐ)ります=撮影:2017/1/1 奈良・桜井市三輪


大神神社 繞道祭4
交替で2人で担ぎ駆け足で「ワッショイ ワッショイ」=撮影:2017/1/1 奈良・桜井市三輪


大神神社 繞道祭2
各神社で「お祓い、献饌、祝詞奏上」の神事斎行。大松明は道灯りであり、祭(斎)場の灯りである=撮影:2017/1/1 奈良・桜井市三輪


大神神社 繞道祭3
本社に戻った各大松明は2人に担がれ「巳の神杉(みのかみすぎ)」の回りを3周=撮影:2017/1/1 奈良・桜井市三輪

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/01/04(水) 16:05:57|
  2. 1月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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