奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 2017

練行衆11名が参籠宿所に移り日が沈んだころ、神道的・密教的なお祓い作法、「大中臣祓(おおなかとみのはらえ)」が咒師(しゅし)によって執行されます。

夕暮れどき、咒師が行う修法の神秘性に心乱されて天狗が騒ぎ出すといわれ、俗に 「天狗寄せ」とも呼ばれます。

祓いが終わると食堂西側に注連縄が掛けられ、二七日(にしちにち=14日間)にわたる厳しい修二会のおよその準備が整ったことになります。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 2016
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 2015
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 2014
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 2013
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 2012
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 2011
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 2010



お水取り 大中臣祓1
咒師(上司永照師)は食堂(じきどう)の西側に蹲踞し、祓松明(はらえのたいまつ)に点火されるや印を結び呪詞を黙誦=撮影:2017/2/28 奈良市雑司町



お水取り 大中臣祓2
襟に差していた小幣を手にとり、細袈裟(和布袈裟)を左肩から右肩に掛け替え、このあとは神職の立場で大中臣祓詞を黙誦=撮影:2017/2/28 奈良市雑司町



お水取り 大中臣祓3
小幣を大きく左右に振りながら移動し場を祓い清めます=撮影:2017/2/28 奈良市雑司町


お水取り 大中臣祓4
細殿(ほそどの)で蹲踞して待つ練行衆を修祓=撮影:2017/2/28 奈良市雑司町


お水取り 大中臣祓5
祓え作法のあと、食堂(じきどう)前に注連縄をめぐらし結界=撮影:2017/2/28 奈良市雑司町

スポンサーサイト

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/03/03(金) 22:42:06|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0

東大寺二月堂 修二会(お水取り) 参籠宿所入り 2017

今年で1266回を数える祈りと懺悔の法会――「お水取り」。二七日(にしちにち=14日間)にわたる修二会に参勤する練行衆11名は別火坊での物心両面の準備を終え、2月末日、二月堂下の参籠宿所に移ります。(簡単な説明にとどめます。)

このあと神道的なお祓い(大中臣祓)があり、日付が変わった真夜中、ご本尊の燈明を新たにして法要(開白)が始まります。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 参籠宿所入り 2016
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 参籠宿所入り 2015
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 参籠宿所入り 2013
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 参籠宿所入り 2012



お水取り 参籠宿所入り1
参籠宿所への参道を進むいつもと変わらない情景ですが、練行衆の中にちょっとした手違いがありました。お判りでしょうか?=撮影:2017/2/28 奈良市雑司町

お水取り 参籠宿所入り2
14日間のお籠りに必要な寝具、備品などが童子によって次々と運び込まれます。箱(櫃)の上はテシマ(豊島蓙)と呼ぶイグサで織った敷物=撮影:2017/2/28 奈良市雑司町


お水取り 参籠宿所入り3
湯屋に入るにあたって、新入(左)は堂童子の迎えを
受けます=撮影:2017/2/28 奈良市雑司町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/03/02(木) 21:22:12|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0

東大寺二月堂 修二会(お水取り) 暇乞の社参 2017

総別火と参篭を控え 諸堂を巡拝し娑婆古連に暇乞の挨拶

より厳格な「総別火」入りを控えた25日、練行衆(新入を除く)は21日の社参と同様に別火坊を出て諸堂を巡拝します。しかしこの日は途中で本坊に立ち寄り、娑婆古練(しゃばこれん=参籠しない僧たち)に暇乞の挨拶を交わします。

巡拝を終えるといったん各自坊に帰り、娑婆でのくつろぎのひと時を過ごします。初夜(午後7時)までに別火坊にり、翌日から厳しい精進潔斎の日々、本業への諸準備を行います。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 暇乞の社参 2016
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 暇乞の社参 2015
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 暇乞の社参 2014
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2017



お水取り 暇乞いの社参1
本坊内で挨拶を交わしたのち、狭川普門別当をはじめとする娑婆古練の見送りを受けて本坊を辞す練行衆=撮影:2017/2/25 奈良市雑司町


お水取り 暇乞いの社参2
夜の別火坊に戻る練行衆=撮影:2017/2/25 奈良市雑司町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/02/27(月) 12:14:06|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0

東大寺二月堂 修二会(お水取り) 注連撒き・注連掛け 2017

2月21日、練行衆の社参が終わったあとに行われる「注連撒き」と「注連掛け」。二月堂修二会で使われる注連縄は幣と樒を挟んだ独特のもので神仏習合の色濃い修二会を象徴するひとつです。

注連縄は遠敷社(おにゅうしゃ)と飯道社(いいみちしゃ)に供えて堂童子がお祓いしたのち、二重巻きにした「輪注連」を撒きます(注連撒き)。石段下で待つ童子がこれを受け取り、各練行衆自坊の門口に掛けます。このとき地面に落ちたものは“塵”として使いません。

一方、「注連掛け」というのは、ひも状の注連縄を二月堂の石段、三昧堂横の石段、および中性院付近の参道に掛けて結界します。法華堂正面の石灯籠には輪注連を掛けます。このように二月堂周辺(上院)への参入箇所に神道的な結界が張り巡らされます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 注連撒き・注連掛け 2015
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 注連撒き・注連掛け 2013
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 注連撒き・注連掛け 2012



お水取り 注連まき1
「注連撒き」 飯道社の石段上から撒かれる輪注連=
撮影:2017/2/21 奈良市雑司町


お水取り 注連まき2
「注連掛け」 二月堂舞台の南西隅から法華堂北門に掛け渡します=撮影:2017/2/21 奈良市雑司町


お水取り 注連まき3
三昧堂(四月堂)横の石段に掛かる注連縄=撮影:2017/2/21 奈良市雑司町


お水取り 注連撒き4
戒壇院華厳寮に掛かる輪注連=撮影:2015/2/28 
奈良市雑司町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/02/24(金) 21:31:52|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0

東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2017

別火(べっか)入りの翌21日、新入を除く練行衆10名は八幡殿、大仏殿、天皇殿、開山堂を順拝します。社参(しゃさん)といい、諸堂に参籠の報告と参籠中の無事を祈るもの。広い境内を一列となって整然と歩くさまはすがすがしく威厳を感じさせます。

途中の「猫段」「大鐘の横」「法華堂下の石段」「閼伽井屋(あかいや)の横」 で四職を除く平衆は法螺貝を吹き鳴らします。

開山堂を拝したのち、二月堂下の湯屋で心身を清め参籠の決意を固める儀式と云われる「試みの湯」を使います。次いで二月堂の舞台から聖武天皇陵(北西方向)を遥拝。最後に本尊に合掌して二月堂を下り、裏参道を経て新入が待つ別火坊に戻ります。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2015
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2013
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2012
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2011



東大寺 お水取り 社参1
和上・平岡昇修師を先頭に鐘楼横を進む練行衆=撮影:2017/2/21 奈良市雑司町


東大寺 お水取り 社参2
法螺貝を吹き鳴らし通過場所を知らせる練行衆(衆之一、南衆、北二、南二)=撮影:2017/2/21 奈良市雑司町


東大寺 お水取り 社参3
世話役の童子が待つ湯屋に到着=撮影:2017/2/21 奈良市雑司町


東大寺 お水取り 社参4
湯屋に入る権処世界。小綱は儀式「試みの湯」で使う交名(練行衆の名を記録)の用紙(?)を手にして最後に上がります=撮影:2017/2/21 奈良市雑司町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/02/24(金) 15:33:43|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0
次のページ

ブログ内の検索

フォントサイズ変更ボタン

文字を大きくする 文字を規定のサイズに戻す 文字を小さくする

L/Sボタンを押すたびに文字サイズが大きく/小さくなり、設定は30日間保存されます。Mボタンで元のサイズに戻せます。

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

Copyright © 2013 奈良大和路~悠~遊~ All rights reserved.

最新記事 (10件を表示)

これより古い記事は「月別アーカイブ」や「カテゴリ」からご覧ください。「ブログ内検索」もご利用いただけます。

カテゴリ

1月の祭り/行事 (63)
2月の祭り/行事 (90)
3月の祭り/行事 (76)
4月の祭り/行事 (61)
5月の祭り/行事 (65)
6月の祭り/行事 (52)
7月の祭り/行事 (57)
8月の祭り/行事 (68)
9月の祭り/行事 (40)
10月の祭り/行事 (83)
11月の祭り/行事 (23)
12月の祭り/行事 (82)
新年のご挨拶 (7)
暑中見舞い (3)
季節の風景・春 (69)
季節の風景・初夏 (5)
季節の風景・夏 (6)
季節の風景・秋 (61)
季節の風景・冬 (11)
朝焼け・夕焼け (8)
平城遷都1300年祭 (7)
花便り (89)
大和の古墳 (1)
大和路の石仏・石造物 (6)
慰霊と復興への祈り (4)
月と星 (2)
大和の古社寺 (5)
写真展 (9)
未分類 (1)

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

メールの送信はこちらからどうぞ。名前、アドレス、本文などは公開されません。

お名前:
メール・アドレス:
件名:
本文:

QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ