奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

春日大社 小笠原流古式弓術奉納 2017

2001年(平成13年)から始められたという、小笠原流による古式弓術の奉納が林檎の庭で行われました。(これに先立ち若宮神社で神事が営まれ、そのあと鏑矢(かぶらや)を放つ「蟇目の儀(ひきめのぎ)」が行われています。)

弓馬術礼法の小笠原一門(宗家・小笠原清忠代表)が武家装束に身を固め古式ゆかしく「百々手式(ももてしき)」を披露・奉納。「百々手式」というのは、本来10人の射手が10手ずつ(1手は甲矢・乙矢の2筋のこと)射るところから、この名が付けられているそうです。

ここでは1組5人で4組からなる射手が礼法に則り、20mほど離れた的に向かって1手の1筋ずつ2~3秒間隔で順に矢を放ちます。敵に攻撃の隙を与えずに連続して攻撃、連射する手法です。動作の一つひとつが古式の作法に従い、一連の典雅な所作で弓が射られます。

「百々手式」は大和神社の御弓始祭の記事にも取り上げていますのでそちらもご参照ください。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大和神社 御弓始祭 2011



春日大社 弓術1
本殿に拝礼後、林檎の庭に参進=撮影:2017/4/23 奈良市春日野町


春日大社 弓術2
奥の1番射手から順にさみだれ式に矢を連射。2番射手から放たれた矢が見えます=撮影:2017/4/23 奈良市春日野町


春日大社 弓術3
打ち終わった矢は礼法に則り、矢取り(左)から介添えに渡します=撮影:2017/4/23 奈良市春日野町


春日大社 弓術4
「百々手式」の弓術を滞りなく終えて退場する一行。鏑矢を持つ人の後ろは「蟇目の儀」を務めた射手=撮影:2017/4/23 奈良市春日野町

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  1. 2017/04/24(月) 22:08:46|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0

大安寺 正御影供・火渡り 2017

弘法大師(空海)の命日に当たる4月21日、大安寺(高野山真言宗)で大師を偲ぶ法要、正御影供(しょうみえく)が毎年営まれます。真言宗の各地寺院で行われている報恩法要ですね。

本堂で大師の絵像(御影)を掲げて法要のあと、境内で柴燈大護摩供と火渡り(火生三昧耶法)が厳修されます。一般信者らも先達に続いてくすぶる丸太の上を裸足で渡ります。智慧の火によって煩悩を焼き尽くすことを象徴し、厄祓いや無病息災を祈願します。

また大安寺では、本堂の外回廊でインド八大聖地と四国八十八ヶ所のお砂踏みを信者らは行います。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大安寺 正御影供・火渡り 2013
 ・大安寺 正御影供・火渡り 2012
 ・喜光寺 行基会大祭/柴燈大護摩供養 2017



大安寺 正御影供1
本堂内での法要を終え、本堂前であらためて献供した花餅や祈祷串を持って般若心経などを唱えてから護摩道場に赴く修験者らの一行=撮影:2017/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供2
導師(大祇師)の作法で勤める護摩焚きの修法=撮影:2017/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供3
火渡りの前に行う火伏の作法=撮影:2017/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供4
先ずは宝刀を持って導師が行う火渡り=撮影:2017/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供5
嬉々と「お砂踏み」をするのは近くの園児たち=撮影:2017/4/21 奈良市大安寺


大安寺 正御影供6
四国八十八ヶ所の札所の砂が入った座布団を踏み渡ります=撮影:2017/4/21 奈良市大安寺

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  1. 2017/04/23(日) 22:12:09|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0

源龍寺 流し雛 2017

流し雛に託す禊ぎの行事

「流し雛」は「雛流し」または「雛送り」ともいわれ、罪や穢を身代(かたしろ)に移して水に流す祓(はらえ)の行事に由来します。いまや奈良では少なくなった民俗行事ですが、五條市南阿田で復活(1969年)、継承されています。

当地の流し雛は、頭が大豆で千代紙の着物と袴を着けたもの。男女雛一対に紙の一文銭を添えて竹の皮で作った舟に乗せ、仏前で雛供養を行った後、女の子(小学生以下)が吉野川の清流に流します。

当地では流した雛は紀ノ川を経て紀州の淡島神社(和歌山市加太、人形供養で知られる)に流れ着くとされ、女の子の病封じと健やかな成長を祈願する風習として伝わっています。過去の記事もご参照戴ければ幸いです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・源龍寺 流し雛 2014
 ・正暦寺 人形供養 2017



源龍寺 流し雛1
供養のため本堂仏前に敷き詰められた流し雛(許可を得て撮影)=撮影:2017/4/2 奈良・五条市南阿田町


源龍寺 流し雛2
男女雛一対が乗った舟を吉野川の清流に浮かべ、手を合わ
せて見送る女の子=撮影:2017/4/2 奈良・五条市南阿田町


源龍寺 流し雛3
女の子達の願いを載せ、吉野川から紀ノ川を経て紀州の淡島神社へと流れゆく雛の舟=撮影:2017/4/2 奈良・五条市南阿田町

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  1. 2017/04/03(月) 22:40:08|
  2. 4月の祭り/行事
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春日大社 昭和の日 和舞奉納祭 2016

昭和天皇を偲んで和舞(やまとまい)・東遊(あずまあそび)を奉納

1979(昭和54)年に昭和天皇・皇后両陛下が春日大社を参拝された際、両舞楽を天覧に供したことを記念して1991(平成3)年から奉納を始めたそうです。

まずは本社にて和舞奉納奉告祭が営まれた後、りんごの庭で和舞の前段と東遊を奉納。つづいて若宮神社の前庭で和舞の後段が演じられました。ご奉仕は神職と南都楽所の混成チーム。

一般参拝者にとっては極めて限られた場所からの観覧ですから、良い撮影条件ではありません。若宮おん祭以外での和舞ということでアップしておきます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・春日若宮おん祭(8) お旅所祭/舞楽 2014
 ・春日若宮おん祭(7) お旅所祭/舞楽奉納 2011
 ・春日若宮おん祭(11) お旅所祭/舞楽奉納 2010
 ・春日若宮おん祭(10) お旅所祭/神楽など神事芸能 2010



春日大社 和舞奉納1
和舞 「諸司舞」 舞人4人。榊の枝や桧扇を持って舞う大和の風俗舞(りんごの庭にて)=撮影:2016/4/29 奈良市春日野町


春日大社 和舞奉納2
和舞 「諸司舞」(三段) 舞人4人(若宮社前庭にて)=撮影:2016/4/29 奈良市春日野町


春日大社 和舞奉納3
最後に、「槲酒(かしわさけ)歌」を奏楽のなか舞人は一人ずつ槲(柏)の葉を杯にしてお神酒をいただき、4拍手を2回繰り返し拝礼して退出。おん祭では見かけない所作(りんごの庭にて)=撮影:2016/4/29 奈良市春日野町

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  1. 2016/05/01(日) 23:44:52|
  2. 4月の祭り/行事
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興福寺 文殊会 2016

知恵を授かるよう 文殊菩薩にお祈り

「三人寄れば文殊の智恵」ということわざの元になった文殊菩薩。知恵の象徴とされる文殊菩薩にあやかり、知恵や福徳を授かるようにと稚児たちが行列を組んで華やかに三条通りを練り歩きます。

お練行列は小学生が書いた一字書の奉額車を中に挟んで、山伏姿や花笠姿、坊主姿など、稚児衣装で着飾った可愛い幼稚園児たち。最後尾は興福寺一山の僧侶がかため、三条通りにある浄教寺から「すべり坂(辷阪)」を経て東金堂に繰り込みます。堂内で稚児たちは焼香して文殊菩薩にお祈りします。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・興福寺 文殊会 2013
 ・興福寺 文殊会 2011
 ・興福寺 文殊会 2010



興福寺 文殊会1
金棒曳きを先頭にやすらぎの道交差点を進むお練一行=撮影:2016/4/25 奈良市三条通


興福寺 文殊会2
道行の雅楽を奏でる楽人=撮影:2016/4/25 奈良市三条通


興福寺 文殊会2
小さな法螺貝を首にぶら下げた稚児山伏=撮影:2016/4/25 奈良市三条通


興福寺 文殊会3
「すべり坂」を進む一字書の奉額車=撮影:2016/4/25 奈良市三条通


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  1. 2016/04/27(水) 12:58:53|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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