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奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

恵比須神社 吐山のおんだ祭 2019

都祁吐山(つげ・はやま)に鎮座する恵比須神社の春の例祭は一般に「吐山のおんだ祭」として知られます。行事のあらましは、隣接地の下部(おりべ)神社から恵比須神社への「お渡り」に始まり、両神社で「お田植え」のあと、恵比須神社鳥居前の参道で「的打ち」が行われます。つづいて恵比須神社の拝殿で祭典のあと、盛大な「御供まき」で例祭は締めくくられます。も少し詳しくは過去の記事、ことに2012年の記事を参照ください。

行事の主役は射手稚児(イテノチゴ)、御田子(オンダコ)、神子(カンコ)の各役を担う子供たち。五穀豊穣を祈るとともに子供(いまでは女児も参加)の健やかな成長を願う古式の残された伝統行事です。少子化など時代に即した変容はやむ得ませんが、末永く受け継がれていってほしいものです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・恵比須神社 吐山のおんだ祭 2015
 ・恵比須神社 吐山のおんだ祭 2013
 ・恵比須神社 吐山のおんだ祭 2012
 ・下部神社 吐山の太鼓踊り 2016



吐山のおんだ祭1
鯉のぼりが気になるお渡り衆――神号幟の後ろは社守り(白衣)さん、神社御幣持ち(下部・春日・十二社・恵比須の各神社)、神の依り代である榊台を担いだ白衣・青袴着用の神子(カンコ)らが続く=撮影 2019/4/29 奈良市都祁吐山町


吐山のおんだ祭2
国道を練る甲冑武者、的持ち、矢筒を背に負い赤い衣装の射手稚児(イテノチゴ)、そして親が付き添う御田子(オンダコ)6人=撮影 2019/4/29 奈良市都祁吐山町


吐山のおんだ祭3
稲苗に見立てた杉葉を投げ入れる御田子(オンダコ)=撮影 2019/4/29 奈良市都祁吐山町


吐山のおんだ祭4
烏帽子に青い素襖着用の式士(しきし)が鍬やエブリを用いて耕作の所作=撮影 2019/4/29 奈良市都祁吐山町


吐山のおんだ祭5
「バシッ!」  見事に的を射抜いた射手稚児(イテノチゴ)=撮影 2019/4/29 奈良市都祁吐山町


吐山 おんだ祭6
オンダコは頭に杉板の薄片で編んだ笠を被るのが
本来の姿です=撮影 2019/4/29 奈良市都祁吐山町

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  1. 2019/05/03(金) 20:48:56|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0

大和郡山 番条のお大師さん 2019

番条(ばんじょう)は集落の周りを濠で囲った環濠集落のひとつ。文政13年(1830)にコレラが流行したため、救いを求める意味から家々で弘法大師を信仰して祀り、各家で四国八十八か所の札所に相当する厨子を持つようになったと伝わります。

番条では、毎年弘法大師の命日の4月21日、家々の門屋や玄関に設けた祭壇に厨子を置いて飾り、お大師さんの小座像を開帳する風習が今に続いています。この日、集落を一巡してお参りすれば1日で四国遍路が満願となるわけです。現在、番条の戸数は88軒に少し足りないので、複数のお大師さんをお祀りしているところもありました。

四国八十八か所になぞらえた風習は各地に見られますが、1日で集落内の88ヶ所を巡るというのは番条独特の風習です。1年に1日だけのこの日、「番条のお大師さん」を巡礼する信仰の篤いたくさんの方々に出会いました。また「お接待」のお餅も戴きました。



番条のお大師さん1
「お大師さん」に手を合わせるミニ巡礼者。観音開きの厨子の前には花や小餅が供えられ、ロウソクや線香、リンと鉦が置かれている。厨子の中にはさらに高さ10cmほどの小さな厨子があり、そこに弘法大師の小座像が祀られている=撮影 2019/4/21 奈良・大和郡山市番条町


番条のお大師さん2.10
平素は静かな町も、この日だけは「番条のオダイシサン詣で」の訪問者・信者さんでいっぱいに=撮影 2019/4/21 奈良・大和郡山市番条町


番条のお大師さん3
番条の「ミニ札所」を巡拝し、こうして丁寧にお参りする信心篤い「お遍路さん」=撮影 2019/4/21 奈良・大和郡山市番条町

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  1. 2019/04/22(月) 15:36:15|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0

常陸神社 紙幟(かみのぼり) 2019 

常陸神社は奈良市街地の北部、興福院や狭岡神社などが点在する佐保エリアの一角に鎮座します。常陸を「ひだち」と(濁って)読み、産後の「肥立ち」を連想することから、安産祈願などで信仰を集める神社としても知られます。

毎月19日は月例祭で、4月19日が大祭です。このとき五色の紙幟(のぼり)を神前に奉納する習わしが古くからあります。人々は各々祈りを小さな五色の幟に託し、参道脇の石灯篭や樹木の下の地面に刺して参拝します。風にもなびかない長さ10cmほどの紙のぼりですが、たくさん集まると風情があります。千本幟といわれることもあります。



常陸神社 紙のぼり1
参道脇に刺された五色の紙のぼり=撮影 2019/4/19 奈良市法蓮町


常陸神社 紙のぼり2
こんな場所にも祈りを託された紙のぼりが刺されています=撮影 2019/4/19 奈良市法蓮町


常陸神社 紙のぼり3
赤色と白色の「交差したのぼり旗」が常陸神社の神紋です。祭典では神職が幣を振って奉幣します=撮影 2019/4/19 奈良市法蓮町

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  1. 2019/04/19(金) 21:10:39|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0

興福寺 放生会 2019

殺生を戒めるとともに命の大切さを考え、すべての生き物の命に感謝する放生会(ほうじょうえ)。興福寺では毎年4月17日に行いますが、奈良時代から行ってきたという伝統行事です。

南円堂横の一言(ひとこと)観音堂に一山の僧侶が出仕し、鯉や金魚の稚魚の入った大桶を置いて法要を行います。そのあと、猿沢池のほとりに移って『般若心経』 を唱えたのち、桶に入れた鯉の稚魚や金魚を池に放流します。

同じ主旨で鳩と魚類(金魚・鯉など)をそれぞれ空と池に放つ吉田寺(きちでんじ)の放生会は、「鳩にがし法要」とも呼ばれ親しまれています(下記リンク)。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・興福寺 放生会 2015
 ・興福寺 放生会 2014
 ・興福寺 放生会 2013
 ・興福寺 放生会 2011
 ・興福寺 放生会 2010
 ・吉田寺 放生会 2018



興福寺 放生会1
国宝・五重塔をあとに一言観音堂に参向する一山の僧侶=撮影 2019/4/17 奈良市登大路町


興福寺 放生会2
並べたたくさんの小桶に鯉の稚魚を分け入れます。鯉や金魚はもちろん大和郡山産です=撮影 2019/4/17 奈良市登大路町


興福寺 放生会3
観音堂で法要が終わると、鯉や金魚の稚魚の入った大桶・小桶をともない、
僧侶・参拝者らは猿沢池に下ります=撮影 2019/4/17 奈良市登大路町


興福寺 放生会4
猿沢池の北西隅、僧侶は般若心経を読誦し、一般参加者は合掌=撮影 2019/4/17 奈良市登大路町


興福寺 放生会5
般若心経を唱えた後、大桶から鯉などを放流。つづいて一般参加者もそれぞれの小桶から魚を猿沢池に放ちます。赤い袈裟は多川貫主さん=撮影 2019/4/17 奈良市登大路町

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  1. 2019/04/18(木) 12:03:13|
  2. 4月の祭り/行事
  3. | コメント:0

飛鳥寺 花会式 2019

桜の花開き、菜の花畑が広がる静かな田園風景のなかに建つ飛鳥寺。4月8日は各地の寺院で釈迦の降誕を祝う法会が行われます。その呼び名はさまざまですが、日本で最初に行われたのが飛鳥寺であり当寺では「花会式(釈尊降誕会)」と呼んでいます。

この日は飛鳥大仏が安座する本堂の扉が開かれ、正面に釈迦誕生仏が立つ花御堂が置かれます。本堂内で厳かに法要が進むなか、参詣者は誕生仏に甘茶をかけて祝います。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺・興福寺・飛鳥寺・橘寺 仏生会(花まつり) 2014
 ・元興寺 花まつり 2015
 ・東大寺 仏生会 2015
 ・興福寺 仏生会 2015
 ・仏生会(花まつり) 2012
 ・十輪院 花まつり(仏生会) 2013



飛鳥寺 花会式1
飛鳥寺本堂=撮影 2019/4/8 奈良・高市郡明日香村飛鳥


飛鳥寺 花会式2
撮影 2019/4/8 奈良・高市郡明日香村飛鳥


飛鳥寺 花会式3
誕生仏に甘茶をかける参拝者=撮影 2019/4/8 奈良・高市郡明日香村飛鳥


飛鳥寺 花会式5
桜に囲まれた飛鳥寺=撮影 2019/4/8 奈良・高市郡明日香村飛鳥


飛鳥寺 花会式4
撮影 2019/4/8 奈良・高市郡明日香村飛鳥


飛鳥寺 花会式6
蘇我入鹿の首塚から望む甘樫丘=撮影 2019/4/8 奈良・高市郡明日香村飛鳥

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  1. 2019/04/13(土) 21:16:51|
  2. 4月の祭り/行事
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・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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