奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

平城遷都1300年祭(7) 蹴鞠(けまり)

平城遷都1300年祭(7) 蹴鞠けまり
  飛鳥、平城、平安の各時代の蹴鞠を再現

蹴鞠けまり、しゅうきく)の起源は古代中国の黄帝の時代といわれ、わが国には飛鳥時代に伝わったとされます。平城(なら)時代から平安時代には貴族の遊び、技芸として広まったようです。

このたび平城遷都1300年祭の最後を飾る「秋季・平城京フェア」の中の「古代行事の再現」の一環として、飛鳥蹴鞠会や蹴鞠保存会、奈良21世紀フォーラムなどの協力により、小春日和の11月6日大極殿の前庭で「蹴鞠」が披露されました。

飛鳥、平城時代の再現・復元された「蹴鞠」は競技性が強いようですが、平安時代になると勝負とは無縁で楽しみの要素が大きいとの解説がありました。鞠(まり)やルールも時代によって異なり、現代のサッカーのルーツが偲ばれる興味深い行事でした。

蹴鞠には奈良出身で元ガンバ大阪の柳本啓成氏がゲスト参加されました。
なお、平城宮跡会場の行事は明7日で閉幕となますので、一日前の今日は大変な込みようでした。

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平城宮跡 けまり1
「飛鳥蹴鞠」  飛鳥人が着ていたであろう装束や鞠(まり)、様式(ルール)など20年ほどかけて復元したそうです。履物は毛が残った鹿革でできています。二手に別れ(衣装の色が違います)、鞠を地面に落とさず、相手軍の頭上に張ってある縄を越えて「鞠庭」(まりにわ、ピッチのこと)の外に出せば得点が得られます。鞠は弾みませんから、強く蹴らないと飛びません。したがって優雅というより、勇壮と言った方がふさわしいもの=撮影:2010/11/6 奈良市佐紀町


平城宮跡 けまり2
「万葉蹴鞠」  「右方」と「左方」に分かれ、バレーボールに似たルールで得点を争います。ドラと雅楽の合図でプレーは始まり、2回以上蹴りあってから相手側に鞠を蹴り入れ、相手が地面に落とすと得点になります。写真は子供が試合開始のキック・オフの鞠を蹴り入れたところです=撮影:2010/11/6 奈良市佐紀町


平城宮跡 けまり4
「枝鞠」(えだまり)  「平安蹴鞠」では鞠を枝につけて祈念し鞠庭に静々と運び、「解き鞠」の儀式を行ってから蹴鞠が始まります=撮影:2010/11/6 奈良市佐紀町


平城宮跡 けまり3
「平安蹴鞠」  こちらは平安貴族のお遊びの要素が強く、何よりも優雅でなくてはいけません。鞠に触れるのは足の甲だけで、「アリ」「ヤア」「オウ」の掛け声とともに雅に鞠を蹴りるなど、細かくいろいろと「定め(ルール)」があります。談山神社での蹴鞠(こちら)を参照ください=撮影:2010/11/6 奈良市佐紀町

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  1. 2010/11/06(土) 21:24:25|
  2. 平城遷都1300年祭
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平城遷都1300年祭(6) 大極殿の内部装飾

平城遷都1300年祭(6) 大極殿の内部装飾

平城遷都1300年祭のメイン会場である平城宮跡の北側に聳え立つ大極殿〔正式には第一次大極殿正殿(せいでん)〕。4月24日の開場から間もなく5ヵ月経ちますから、ご覧になられた方も多いことでしょう。

大極殿は宮中の中でも最も重要な建物。即位の儀式や元日の朝賀などには天皇の玉座である「高御座(たかみくら)」が置かれ、天皇出御のもとに国家的儀式が行われる建物でした。

復元研究が始まったのは、いまから約40年前。多くの研究成果を生かし、2001年(平成13年)から9年の歳月をかけて今年完成しました。奈良時代様式に基づいた復元を目指す一方、現行の各種法令に合わせ最新(平成)の建築技術が生かされていることにも驚きます。たとえば、基壇内部には大掛かりな免震装置が設置されています。特別公開のときに見せてもらいました。

内部の四方の壁に四神と十二支が描かれています。上村敦之(あつし)画伯によるものです。そして天井(身舎天井板)とそれに続く斜めの壁(支輪板)には蓮の華をモチーフにした彩色画が描かれています。

建物の外の装飾物ですが、ここに追記いたします。
大屋根に乗っている「大棟中央飾り」と「鴟尾(しび)」の屋根飾り。今となっては近くで見ることはできませんが、2008年(平成20年)9月に行われた特別公開の際に見ることができました。なお鴟尾の複製は大極殿内東口に置かれていますので、その前で記念写真を撮っている方が大勢いらっしゃいます。

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大極殿1
大極殿北東隅を見上げたところ。四神と十二支が描かれた壁面の上部が支輪板(しりんいた)、さらに上が天井の身舎天井板(ししゃてんじょういた)となります。撮影:2010/9/11 奈良市佐紀町


大極殿2
玄武 (北) 撮影:2010/9/11 奈良市佐紀町


大極殿3
青龍 (東) 撮影:2010/9/11 奈良市佐紀町


大極殿4
朱雀 (南) 撮影:2010/9/11 奈良市佐紀町


大極殿5
白虎(西) 撮影:2010/9/11 奈良市佐紀町


大極殿8
支輪(しりん)の間に描かれた蓮華文。気の遠くなるような数になります。撮影:2010/6/2 奈良市佐紀町


大極殿7
身舎天井板の格子の間に描かれた蓮華文。同系統の色を淡色から濃色に並べる暈繝彩色(うんけんさいしき)の技法だそうです。撮影:2010/6/2 奈良市佐紀町


大極殿6
高御座(たかみくら)。屋根の上には鳳凰と蕨手(わらびて)
の装飾が輝いています。高御座の正面に階段はありません。
天皇は北側の背後の階段から上って、正面に下りることはな
いからだそうです。真ん中に椅子が置かれています。なお高
御座は仮設式で儀式のときに建設され、終われば撤去されて
いたそうです。大極殿に常設設備は何もなく、がらんとした
空間だったと考えられています。撮影:2010/9/11 奈良市
佐紀町


大極殿9
鴟尾(しび)と鴟尾の間で光芒を放つ「大棟中央飾り」
(金銅製)。工事現場で軒の高さにある足場から見上
げました。撮影:2008/9/23 奈良市佐紀町


大極殿10
東の鴟尾(金銅製)。屋根に取り付けられて間もないころ。いまではこんな近くでは見られません。撮影:2008/9/23 奈良市佐紀町

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  1. 2010/09/16(木) 21:19:29|
  2. 平城遷都1300年祭
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平城遷都1300年祭(5) 薄暮の平城宮跡 大極殿

平城遷都1300年祭(5) 薄暮の平城宮跡 大極殿

平城遷都祭で賑わうメイン会場の平城宮跡。夏の夜のイベントもすっかり終わった9月のいま、大極殿の閉門時間もとっくに過ぎた午後6時過ぎ、人影はまったく無く薄暮の中にライトアップされた大極殿と朱雀門だけが浮かび上がり、昼間の喧騒からかけ離れた静寂と薄闇が広がっています。

大極殿の夕焼け風景を期待して出かけたのですが、対馬の南西海上をゆっくり通過中の台風9号の影響もあってか厚い雲が上空を覆い、夕焼けは望むべくもなし。やむなくライトアップされた大極殿を撮って退散しました。

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薄暮の大極殿1
台風9号の影響でしょう、厚い雲が広がっていて雲は赤く染まりません。せめてライトアップされた大極殿でもと待ちました。撮影:2010/9/6 奈良市佐紀町


薄暮の大極殿2
ひと一人としていない大極殿前庭。昼間の喧騒がうそのようです。撮影:2010/9/6 奈良市佐紀町


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  1. 2010/09/07(火) 15:49:31|
  2. 平城遷都1300年祭
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平城遷都1300年祭(4) 光の天平行列 平城宮跡

平城遷都1300年祭(4) 光の天平行列 平城宮跡

「光と灯りのフェア」の一環として「光の天平行列」が8月22日に行われました。午後7時、奈良時代の役人、女官、貴族などの装束の一行約80人が、佐伯門付近から大極殿間を静々と往復しました。新趣向は今日流行(はやり)のLED(発光ダイオード)の華やかな光を付けた古代衣装です。名づけて「光の天平行列」。26日まで行われます。

暗がりの中、キラキラと点滅する光をまとって歩く姿は幻想的ですが、写真撮影には少し厳しい条件です。敢えてフラッシュ発光なし、三脚なしで暗がりのなか動体の撮影に挑戦してみました。

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光の天平行列1
大極殿に向かう光をまとった天平のお役人、女官たち。撮影:2010/8/22 奈良市佐紀町


光の天平行列2
大極殿から戻る女官の行列。テレビカメラ撮影中のライトを利用させてもらいました。撮影:2010/8/22 奈良市佐紀町


光の天平行列3
大極殿を取り囲む回廊の正面門を出た平城の都人。LEDだから熱の影響は少ないでしょうが、この衣装で無風の熱帯夜。衣装に汗がにじんでいる方も居ましたよ。ご苦労様でした。撮影:2010/8/22 奈良市佐紀町


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2010/08/23(月) 15:33:46|
  2. 平城遷都1300年祭
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平城遷都1300年祭(3) 燈花会と花火 大極殿

平城遷都1300年祭(3) 燈花会と花火 大極殿

平城宮跡でのライトアップといえば、これまで朱雀門のみでしたが、今年は第一次大極殿正殿が新たに加わりました。「光と灯りのフェア」として、8月20日から27日までイベントが繰り広げられます。

その初日には花火が打ち上げられ、平城京の夜空を彩りました。

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平城宮跡 光と灯り1
ライトアップされた大極殿。広大な前庭が蝋燭の灯りで埋め尽くされ、幻想的な光景が広がりました。「燈花会@大極殿」と名づけられ、“光と灯りのイベントの目玉”といったどころでしょうか。手前の方の灯りが点るのが遅くなったので、空がブルーになりませんでした。撮影:2010/8/20 奈良市佐紀町


平城宮跡 光と灯り2
この日限りの打ち上げ花火200連発。夏草の生い茂る中にライトアップされた大極殿と花火が浮かび上がりました。実は、大極殿と打ち上げられる花火との位置関係(角度)が事前に予測できず、花火が始まってから撮影場所を探した次第。花火の打ち上げ場所は航空自衛隊奈良基地との情報を得てはいましたが、予想より東寄りでしたので、急遽西に移動して撮影するはめに。撮影:2010/8/20 奈良市佐紀町 三脚使用


平城宮跡 光と灯り3
こちらはライトアップされた朱雀門。下方に走る光の帯は近鉄電車が走行する軌跡。ところで夜空に浮かぶ満月のようなものは何でしょうか? 答えは、第一次朝堂院跡の上空に浮かぶ光のバルーンなのです。わずかに吹く風にふわぁりと揺れ、不思議な光景が生まれました。撮影:2010/8/20 奈良市佐紀町 三脚使用


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  1. 2010/08/21(土) 17:06:38|
  2. 平城遷都1300年祭
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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