奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

大安寺 竹供養/がん封じ夏祭り 2017

中国の故事によれば、陰暦5月13日は竹を植えるとよく育つという「竹酔日(ちくすいじつ)」。これにちなみ6月23日、大安寺では銘竹を植樹するとともに、竹の恵みに感謝し「竹供養」を営んでいます。

また、癌封じに霊験あらたかといわれる大安寺名物の「笹酒」が、浴衣姿の笹娘によってふるまわれます。笹酒は光仁天皇(奈良時代)が青竹に酒を入れて愛飲し、長寿を全うしたという寺伝にちなむ行事。「竹供養」とは別に毎年正月23日、「光仁会/がん封じ笹酒祭り」でも笹酒のふるまいがあります。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大安寺 竹供養/がん封じ夏祭り 2014
 ・大安寺 竹供養/がん封じ夏祭り 2013
 ・大安寺 竹供養/がん封じ夏祭り 2012
 ・大安寺 竹供養/がん封じ夏祭り 2011
 ・大安寺 竹供養/がん封じ夏祭り 2008
 ・大安寺 光仁会/かん封じ笹酒祭り 2015



大安寺 竹供養1
境内の竹林に流れる尺八の音=撮影:2017/6/23 奈良市大安寺


大安寺 竹供養2
山門をくぐり本堂に進む虚無僧、笹娘、僧侶の列=撮影:2017/6/23 奈良市大安寺


大安寺 竹供養3
本堂での法要後、竹林にて営む竹供養(2年ほど前から竹林内で行うように変更されました)=撮影:2017/6/23 奈良市大安寺


大安寺 竹供養4
境内の一角に奉納の銘竹を植える河野良文貫主ら=撮影:2017/6/23 奈良市大安寺


大安寺 竹供養5
植樹された「キンメイ孟宗竹」(左)と河野貫主=撮影:2017/6/23 奈良市大安寺

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  1. 2017/06/24(土) 22:02:31|
  2. 6月の祭り/行事
  3. | コメント:0

上品寺町 シャカシャカ祭り 2017

上品寺(じょうぼんじ)の「シャカシャカ祭り」は、近隣に伝承されている野神祭り(国の記録選択無形民俗文化財)のひとつで、その名はジャ(蛇)が笹の中を動き回るときに発する音に由来するとの説があります。(行事のいわれは諸説ありますが、長くなるので省略。)

もとは長男が生まれた家がトーヤ(頭屋)となって祭りをしきってきました(複数ある場合は出生日の後先によって決める)。最近では該当する家がまれとなり、無しの年は自治会の役員がトーヤを勤めているそうです(こういう年は集会所周りを巡行するだけです)。

幸いにも今年は本来のトーヤの姿がみられました。トーヤの家でジャと粽(ちまき)を作ります。トーヤ宅に少年たち約15名が法被姿で集合し、ジャを担いで集会所南のヨノミの木(榎)までお練りを行います。途中で北と南の池跡とその間(計3ヵ所)でジャに水を飲ませます。

最後にヨノミの古木にジャの頭を上にして巻き付け、ジャの首にちまきを吊り下げます。ヨノミの根元にお神酒・米・塩を供え、豊穣と子供たちの成長を祈願します(といっても神職は居ず、拝礼もしませんが)。子供たちへの「ワカメの味噌汁」の振る舞いは、今ではなくなりました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・上品寺町 シャカシャカ祭り 2013
 ・上品寺町 シャカシャカ祭り 2011
 ・上品寺町 シャカシャカ祭り 2010



上品寺町 シャカシャカ祭り1
目の前に置かれたちまき(粽)に食らいつかんばかりの大口を開けてトーヤの庭に横たわるジャ=撮影:2017/6/5 奈良・橿原市上品寺町


上品寺町 シャカシャカ祭り2
赤い法被を着たトーヤ児を先頭にジャを担いで町なかを練る少年たち=撮影:2017/6/5 奈良・橿原市上品寺町


上品寺町 シャカシャカ祭り3
役員さんらが子供のころはジャもろとも池に飛び込んで遊んだそうですが、現在は無くなった池の跡でジャにバケツの水を飲ませます=撮影:2017/6/5 奈良・橿原市上品寺町


上品寺町 シャカシャカ祭り4
ヨノミの古木に巻き付けられたジャ。首に吊り下がるのはちまき(粽)。ジャの頭はその年の恵方に向けるといわれていますが、今では無頓着=撮影:2017/6/5 奈良・橿原市上品寺町

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  1. 2017/06/09(金) 21:42:58|
  2. 6月の祭り/行事
  3. | コメント:0

川西町下永(東城) 野神祭り 「キョウ」 2017

川西町下永の東城(ひがしんじょう)でも西城(にしんじょう)と同じ日に「キョウ」(川西町教育委員会による説明版)と呼ばれる野神祭りが行われます。

東城のジャ(蛇)は藁を綯って作った長さ3mほどで、白磁皿2枚を目玉として付けたもの。メスのジャなので恥ずかしがるからと、外から見えないようにセンダンの小枝で覆った駕籠に乗せ、野神塚まで渡ります。“目玉”の内側には今年の主役(「ハタラキ」と称す)の男子(小学生~中学生)3人の名前が墨書されています。

今回はジャや駕籠などの作成場面も拝見できましたので、記録として一部をご紹介します。行事全般の説明は重複を避けましたので、昨年の記事を参照して戴ければ幸いです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・川西町下永(東城) 野神祭り「キョウ」 2016
 ・川西町下永(西城) 野神祭り「キョウ」 2017
 ・川西町下永(西城) 野神祭り「キョウ」 2016



東城 野神祭り1
祭典の前日、水洗いして土を落としたマコモ(真菰、コモグサ)を一握りていどの太さで束ね、ハッタイ粉(約1g)の包みを間に挟んだものを60束つくります(2束を1対として祭典後に配る)=撮影:2017/6/3 奈良・ 磯城郡川西町下永


東城 野神祭り2
竹を組んだ駕籠にセンダンの小枝を刺して隙間なく飾ります=撮影:2017/6/3 奈良・ 磯城郡川西町下永


東城 野神祭り3
底を黒く塗りつぶした白磁皿2枚をジャの目玉とします。皿の表には「ハタラキ」の少年3人の名前が書かれています=撮影:2017/6/4 奈良・ 磯城郡川西町下永


東城 野神祭り4
祭典当日、神職(糸井神社宮司)を先頭に八幡神社から野神塚までお渡りする一行。ジャを乗せた籠のあとに、大幣(おおぬさ、祓串=ピンクの掛物で覆われている)や神饌、コモグサ束を持った少年、役員が続きます=撮影:2017/6/4 奈良・ 磯城郡川西町下永


東城 野神祭り5
野神塚のヨノミの木の下に駕籠を置き(右端)、祭壇に神饌、コモグサ束、ミニチュア農具を並べて祭典。駕籠は1年間そのまま放置します=撮影:2017/6/4 奈良・ 磯城郡川西町下永


東城 野神祭り6.
祭典終了後、コモグサ2束とミニチュア農具(鍬、鋤など)を配る「ハタラキ」さん=撮影:2017/6/4 奈良・ 磯城郡川西町下永

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  1. 2017/06/08(木) 22:04:13|
  2. 6月の祭り/行事
  3. | コメント:0

川西町下永(西城) 野神祭り「キョウ」 2017

下永の野神祭りは「キョウ」と呼ばれ、お田植作業が始まるころ、野神さんに作物の豊穣を予祝するとともに、子供たちの健やかな成長を祈願して行われる「大和の野神行事」(国の記録選択無形民俗文化財)のひとつです。当地では隣り合わせの西城(にしんじょう)・東城(ひがしんじょう)の両地区(垣内)で同じ日に執り行われます。

西城では、麦藁でつくった蛇形を長さ5mの青竹に巻きつけジャ(オスの蛇)とします。これを担いで大和川に架かる「杉の木橋」を渡り堤防下の野神塚までお渡りします。ジャは青竹のままヨノミの木に立て掛け、祭壇に立派な鯛も神饌の一つとして献じ、祭典を始めます。

祭典のあとお昼前に子供たちは西城公民館で伝統料理である四角の型押し飯に黒ゴマを掛けたものや煮物(ジャガイモ、干し大根など)、ホウレンソウのお浸しなどの振る舞いを受けます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・川西町下永(西城) 野神祭り「キョウ」 2016
 ・川西町下永(東城) 野神祭り「キョウ」 2016



下永西城 野神祭り1
ジャを担ぐ子供2人(年長組の園児)に続いて神饌を持って野神塚に到着=撮影:2017/6/4 奈良・ 磯城郡川西町下永


下永西城 野神祭り2
ヨノミの木にジャを立て掛け、糸井神社の宮司さんにより祭典。ジャの目玉が睨んでいます=撮影:2017/6/4 奈良・ 磯城郡川西町下永


下永西城 野神祭り3
子供たちへの伝統的な振る舞い料理と農具のミニチュア。四角の型押し飯の下にはハラン(葉蘭)が敷かれています=撮影:2017/6/4 奈良・ 磯城郡川西町下永

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  1. 2017/06/07(水) 19:07:25|
  2. 6月の祭り/行事
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往馬大社 夏越大祓・茅の輪神事 2016

夏越大祓茅の輪くぐりは、1年の前半の、半年の間に知らず知らずのうちに身についた罪や穢れを祓い去り、 無事に夏を乗り切れるようにとの願いを込めて行う夏の風物詩。奈良時代の宮中行事であったのが、多くの神社に普及した儀式といわれます。

往馬大社では、拝殿にて会長、総代、関係役員さんたちが列席のもとに夏越の大祓の祭儀が催され、引き続き石段下で古歌を唱えながら「茅の輪くぐり」が行われます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へリンク)
 ・往馬大社 茅の輪作り 2016
 ・石上神宮 夏越の大祓式 2015
 ・法華寺 蓮華会式 2015
 ・綱越神社 おんぱら祭 2014
 ・村屋神社 夏越の大祓式 2014
 ・東大寺 解除会 2013
 ・春日大社 夏越大祓式 2012
 ・大和神社 夏越の大祓式 2010



往馬大社 茅の輪くぐり1
幸いにも雨がやみ、宮司(2人目)・禰宜に続いて8の字を描いて茅の輪をくぐる参拝者の長い行列=撮影:2016/6/30 奈良・生駒市一分町


往馬大社 茅の輪くぐり2
参拝者は途切れることなく、手水舎付近では茅で輪を作る人が多数。4日前に作った茅の輪(→こちら)の瑞々しさは色あせてしまいました=撮影:2016/6/30 奈良・生駒市一分町


往馬大社 茅の輪くぐり3
小さな茅の輪を編み、玄関に飾って除災・健康祈願=撮影:2016/6/30 奈良・生駒市一分町


往馬大社 茅の輪くぐり4
「茅の輪くぐり」の説明=撮影:2016/6/30 奈良・生駒市一分町


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  1. 2016/07/01(金) 22:18:13|
  2. 6月の祭り/行事
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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