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奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭礼や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

春日若宮おん祭 松の下式 2019

春日大社の一の鳥居のすぐ南側にある「影向の松(ようごうのまつ)」。春日大明神が翁の姿で降臨(影向)されて万歳楽を舞ったと伝わる由緒ある場所です。お渡り衆の中でも、日使(ひのつかい)の倍従(べいじゅう=楽人)や細男(せいのう)座・猿楽座・田楽座は各芸能の一部を披露をしなければなりません。「松の下式」と呼ばれています。

今年は小雨のため、「松の下式」をはじめ17日の諸行事は簡略化あるいは一部中止といった変則的な展開となりました。ビニールの雨除けを被ったり、騎乗せずに徒歩であったり、例年なら見られない情景がありました。ご奉仕の皆さまには大変なご苦労があったことと拝察いたします。雨の日の松の下式の幾つかをご紹介します。

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 ・春日若宮おん祭(5) お渡り式 2012
 ・春日若宮おん祭(4) お渡り式 2011
 ・春日若宮おん祭(3) お渡り式・南大門交名の儀 2017



おん祭 松の下式1
市女笠(いちめがさ)も垂れ衣も着けず、ビニールを着た道行き姿の女官=撮影 2019/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式2
日使(ひのつかい)」の先頭を進むビニールを被った赤衣の「梅白枝(うめのずばえ)」と「祝御幣(いわいのごへい)」。雨とはいえ白布(千早=ちはや)を地面に垂らして進みます=撮影 2019/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式3
黒の束帯で騎乗の「日使」(NTT西日本相談役の村尾和俊氏)。お供の緋色衣冠の「陪従(べいじゅう)」(楽人)は馬上で笛を演奏=撮影 2019/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式4
本来は馬上で鼓を打ち、袖の拝をするところ、ビニールを着て徒歩=撮影 2019/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式5
白の被衣(かずき)ならぬビニールを被り、騎乗せず徒歩でお渡りの拝殿の八乙女(ミカンコ)=撮影 2019/12/17 奈良市春日野町

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テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2019/12/21(土) 16:23:42|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭 宵宮祭 2019

16日の夕刻、若宮神をお旅所の行宮にお遷しする遷幸の儀(17日深夜)に先立ち、若宮神に「御戸開(みとびらき)の神饌」をお供えし、おん祭の無事執行を祈ります。宵宮祭です。

宮司以下神職12名ほどで厳かに執り行われ、最後に若宮本殿が白の御幌(みとばり)で覆われます。その後、神楽殿に移り2人の巫女による社伝神楽が奉舞されます。宵宮祭が滞りなく終われば、17日午前0時に執り行われる遷幸の儀(撮影不可)を待つばかりです。しかし今夜の遷幸と明日のお旅所祭は降雨が心配されます。

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 ・春日若宮おん祭(7) 宵宮祭 2013
 ・春日若宮おん祭(4) 宵宮祭 2012
 ・春日若宮おん祭(6) 宵宮祭 2010



おん祭 宵宮祭1
若宮本殿に御幌(みとばり)が立てられる=撮影 2019/12/16 奈良市春日野町


おん祭 宵宮祭2
巫女(ミカンコ)による神楽奉奏=撮影 2019/12/16 奈良市春日野町


おん祭 宵宮祭3
退出するミカンコ(紫衣は巫女の上﨟)=撮影 2019/12/16 奈良市春日野町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2019/12/21(土) 13:34:05|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭 田楽座宵宮詣 2019

春日若宮おん祭の遷幸の儀に先立つ前日、田楽座の一行は綾藺笠(あやいかさ)を被り彩の美しい太鼓や高足(こうそく)などを携え、春日本社詣と若宮詣を行います。

本社と若宮では、田楽芸能――中門口(ちゅもんぐち)、刀玉(かたなだま)、高足(こうそく)、一﨟刀玉(いちろうかたなだま)、もどき開口(かいこう)、立会舞――の奉納を行います。久しぶりに若宮神前での奉納芸能を拝見しました。

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 ・春日若宮おん祭(3) 田楽座宵宮詣 2018
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 ・春日若宮おん祭(5) 田楽座宵宮詣 2010
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おん祭 田楽座宵宮詣1
笛、小太鼓、大太鼓を奏し、ささら(編木)の両端をもって「サッサッサッ」と鳴らす「中門口」=撮影 2019/12/16 奈良市春日野町


おん祭 田楽座宵宮詣2
十字型に板が付き美しい装飾がほどこされた棒に、片足をかける「高足(たかあし)」と呼ばれる曲芸の一種。意味は不明=撮影 2019/12/16 奈良市春日野町


おん祭 田楽座宵宮詣3
短剣型の2本の棒を繰るジャグリングのような曲芸の「一﨟刀玉」=撮影 2019/12/16 奈良市春日野町


おん祭 田楽座宵宮詣4
短い能のごとき「立会舞」を演じるシテとワキ=撮影 2019/12/16 奈良市春日野町


おん祭 田楽座宵宮詣5
最後に全員そろって2礼2拍手1礼して終わる田楽座=撮影 2019/12/16 奈良市春日野町

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  1. 2019/12/20(金) 18:00:19|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭 大和士宵宮詣 2019

おん祭宵宮の16日、旧儀の願主役(がんしゅやく)・御師役(おしやく)・馬場役(ばばやく)を勤める大和士(やまとざむらい)が流鏑馬児(やぶさめのちご)と共に若宮神社に参拝して御幣を奉り、参勤の無事を祈ります。

神職による修祓(お祓い)に次ぐ奉幣の際、大和士の代表と神職の間で「合わせ拍手」という珍しい所作が見られます(⇒こちら)。春日大社では奉幣者の意を受けて神職が神前に直に奉幣したあと、神職1拍手、神職と奉幣依頼者同時に1拍手、依頼者1拍手を交わす「返祝(かえしのりと)」の作法で、確かに御幣を神前に奉りましたとの相互確認の所作だそうです(元権宮司・岡本彰夫氏に教わりました)。今回は位置取りが悪くて、うまく撮れませんでした。およそ5分ほどで終わる参拝行事です。

このあと、大和士の一行は手向山八幡宮にも参詣します(⇒こちら)。

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 ・春日若宮おん祭(4) 大和士宵宮詣 2014
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 ・春日若宮おん祭(4) 大和士宵宮詣 2010
 ・春日若宮おん祭(2) 大和士 手向山八幡宮宵宮詣 2018



おん祭 大和士宵宮詣
若宮拝殿にて修祓(お祓い)を受ける大和士5名と流鏑馬稚児3名ほか=撮影 2019/12/16 奈良市春日野町

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  1. 2019/12/20(金) 12:47:58|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭 大宿所詣・御湯立神事 2019

春日若宮おん祭」は春日大社本社の御子神(若宮神)を祭る行事。平安時代の後期、ときの関白・藤原忠道が始めて以来途切れることなく、令和元年の今年で第884回目となる伝統行事です(国指定重要無形民俗文化財)。

大宿所は、かつておん祭の諸役を勤めた大和士が参勤にあたって精進潔斎を行ったという参籠宿所(旧遍照院跡)。餅飯殿(もちいどの)商店街の半ばにあります。15日は辰市・八島・郷・奈良の各神子(みこ)を中心に行列を組んでJR奈良駅前から三条通りなどを経て練り歩く大宿所詣(もうで)が行われます。

大宿所では「御湯立(みゆたて)」といって、巫女(ソネッタン)が煮立ったお湯を笹の葉で振りまくお祓いの儀式があります。1回目は大宿所詣のために、2回目は大和士のために、そして3回目は一般参拝者のために「御湯」が立てられます。なお2回目の湯立てのあと、おん祭の無事執行を祈願して大宿所祭が執り行われます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・春日若宮おん祭(1) 大宿所詣・御湯立神事 2018
 ・春日若宮おん祭(1) 大宿所詣・御湯立神事 2017
 ・春日若宮おん祭(2) 御湯立神事 2016
 ・春日若宮おん祭(1) 大宿所詣・御湯立神事 2015
 ・春日若宮おん祭(2) 大宿所祭 2015
 ・春日若宮おん祭(3) 大宿所祭 2014



おん祭 大宿所詣1
三条通りを練り歩く大宿所詣行列の先頭=撮影 2019/12/15 奈良市三条通り


おん祭 大宿所詣2
白の被衣(かずき)をいただき、風流笠を差し掛けられ輿にゆられる笑顔の奈良神子(ならのみこ)=撮影 2019/12/15 奈良市三条通り


おん祭 大宿所詣3
湯釜の前に座し、幣をまいて清めるソネッタン(巫女)=撮影 2019/12/15 奈良市三条通り


おん祭 大宿所詣4
両手に持つ笹束を熱湯に浸して左右に大きく振りまわす湯立ての神事。腰に巻いた「サンバイコ」は安産の霊験あるとされ、妊産婦に喜ばれるとか。加奥家のソネッタンがお勤め=撮影 2019/12/15 奈良市餅飯殿町


おん祭 大宿所詣5
湯立ての笹束と鈴を手に持ち大宿所詣の参加者を祓うソネッタン=撮影 2019/12/15 奈良市餅飯殿町


おん祭 大宿所詣6
玉串奉奠を行う神子。湯立てによって祓われた関係者は一人ずつ大宿所の祭壇に進み玉串を捧げます=撮影 2019/12/15 奈良市餅飯殿町


おん祭 大宿所詣7
♪センジョ(遍昭)行こう マンジョ(万衆)行こう センジョの道に何がある 尾のある鳥と尾のない鳥(兎)と センジョ行こう マンジョ行こう♪ など、わらべ歌を歌う子供たちの声が大宿所に響き渡ります=撮影 2019/12/15 奈良市餅飯殿町

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  1. 2019/12/19(木) 21:06:46|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑です。

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