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奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

綱越神社 おんぱら祭 2018

おんぱら祭の名称の由来は、御祓(おんはらえ)祭が変化したものとされます。夏越の大祓にあたりますが、綱越神社大神神社の摂社)では水無月(6月)でなく、ひと月遅れの7月末日に斎行されます。

その他に大きな違いは、境内東西の2箇所に設けられた茅の輪をくぐること、神馬(しんめ)が神職に導かれ境内を厳かに3周することに見られます。

異常に猛暑日が続くなか、久しぶりに拝見したおんぱら祭。参拝者一同、汗をぬぐいながら無病息災・延命長寿を祈る姿がありました。夜には恒例の奉納花火が打ち上げられましたが、暑さのゆえ敬遠しました。過去の記事をご覧ください。

関連記事(当管理者の写真記事へのリンク)
 ・綱越神社 おんぱら祭 2014
 ・綱越神社 おんぱら祭 2010
 ・綱越神社 おんぱら祭 2009
 ・綱越神社 おんぱら祭 奉納花火 2016
 ・綱越神社 おんぱら祭 奉納花火 2015
 ・綱越神社 おんぱら祭 奉納花火 2013
 ・綱越神社 おんぱら祭 奉納花火 2011



綱越神社 おんぱら祭1
炎天下のおんぱら祭=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭2
祭場正面の茅の輪=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭3
「浦安の舞」奉納=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭4
祭場で参列者全員が大祓詞を奏上中に、鞍上に金幣を戴いた神馬が神職に導かれて境内を3周する「神馬ひき」(西側の茅の輪)=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭5
斎主を先頭に参列者は「水無月の 夏越の祓えする人は 千歳の命 延ぶといふなり」と唱和しながら、境内東西2箇所の茅の輪を3回くぐります=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪


綱越神社 おんぱら祭6
式典の終了後、「おんぱら音頭」奉納=撮影 2018/7/31 奈良・桜井市三輪

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テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2018/08/01(水) 17:01:32|
  2. 7月の祭り/行事
  3. | コメント:0

柳生下町 土用垢離 2018

柳生下町(しもちょう)では夏の土用の3日目、「土用三郎(どようさぶろう)」と呼ぶ日に宮座十人衆が水垢離(こり)を行います。秋祭り(→こちら)に入る前の精進潔斎ですが、一風変わった水垢離です。

下町公民館(中宮寺)に集まった宮座衆は4人。廊下の外に祭壇を設け、稲ワラで腰縄を編み、川辺の祭場に注連縄を張るなど、手分けして準備を行います。

白装束に身を包んだ宮座衆は、祭壇前で土用垢離の祭典を行ったあと、町内を流れる今川(柳生川)に赴き、1日3回(午前中に2回、午後から1回)の禊ぎを行います。禊ぎの所作は独特で、竹の柄杓で川水を「ひぃー、ふー、みー、…」と八つ数えながらご神体の神籬(ひもろぎ)である磐座(いわくら)に掛けます。これを12回繰り返します。座衆の身体には掛けないのが面白いところ。

1回目の水垢離を終えると神饌、竹柄杓、灯籠などはそのままに残し、公民館に引き上げ、2回目まで休憩・談笑の時間をとります。昼食をはさんで3回目の水かけ垢離のあと、昇神の儀を終え、祭壇を解き、腰縄を切って川に流します。

なお今年は都合で7月20日(土用入りの日=丑の日)に変更となりました。川上に位置する柳生町(八坂神社)の十人衆は例年土用入りに行うので、いつもと異なり両町が同じ日(ほぼ同じ時刻)の斎行となりました。熱中症注意情報の出ている猛暑の一日でした。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・柳生八坂神社 秋の例祭・宮座行事 2017



柳生下町 土用垢離1
薬師如来像を祀る月吹山中宮寺本堂の前。禰宜役が注連縄を結びに今川の祭場に行っている間に、腰に締める腰縄を編む座衆=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離2
公民館の廊下外に設けた祭壇。祓いの榊、人参、さば缶、魚、洗米、塩、お神酒、竹製の柄杓と数珠(禰宜が首にかける)などが供えられている。さば缶を残して川辺の祭場に持っていく=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離3
禰宜(村神主)により修祓、献饌、祝詞を奏上、一同拝礼。全般的に神事でありながら、数珠を首にかけたり手に持ったりと、神仏混淆である=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離4
榊、輪注連縄(磐座に掛ける)を手にした禰宜を先頭に、竹柄杓や数珠を持って川辺に向かう一行。木製の灯籠(火は灯さない)は「夜にお籠りをしていたころの名残り」だと長老がいう。一面にだけ小さな灯り窓がある陰灯(かげとう)である。浄暗中の神事に明かりを隠して、わずかに照らすためのもの。「大正十四年十月二十八日正遷宮執行」の墨書が残る=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離5
川中に入り禰宜が降神の祝詞をあげた後、土用垢離の祭文を奏上する。その間、他の衆は「ひぃー、ふー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー」と称えて川水をご神体の磐座にかける。これを繰り返すこと12回。川石を並べた祭壇には洗米、塩、お神酒、人参、魚を献供。2回目以降は祝詞はなく、禰宜も一緒に水を掛ける=撮影 2018/7/20 奈良市柳生下町


柳生下町 土用垢離6
1回目の水垢離を終了。石の祭壇に柄杓を置く宮座衆=撮影 2017/10/9 奈良市柳生町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2018/07/22(日) 17:08:26|
  2. 7月の祭り/行事
  3. | コメント:0

畝火山口神社 水取り神事 2017

橿原市の畝火山口神社から遠く離れた大淀町土田(つった)の吉野川。夏祭(でんそそ祭り)の2日前に神水を汲みあげる神事、「お峯山の水取り」がここで行われます。

まず妙見宮の境内摂社・住吉神社にて地元区長さんらの臨席のもとに祭典を行います。その後、ケヤキの巨木のある川辺(通称ケヤキウラ)の斎場に移り、宮司さんが木桶で水を汲みあげます。瓶に移して畝傍に持ち帰り、祭礼当日に用います。

少なくとも250年以上は続いている(大淀町HP)という歴史は重く、畝傍山と神聖な吉野川の水を結ぶ民俗行事として大淀町の無形民俗文化財に指定されています。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・畝火山口神社 水取り神事 2014
 ・畝火山口神社 でんそそ祭り 2014



畝火山口神社 水取り神事1
妙見宮に参進する地元の区長さんと氏子さんたち=撮影:2017/7/26 奈良・吉野郡大淀町土田


畝火山口神社 水取り神事2
神聖な吉野川の水を汲み取る畝火山口神社宮司さん=撮影:2017/7/26 奈良・吉野郡大淀町土田


畝火山口神社 水取り神事3
地元で通称ケヤキウラ/ケヤキガフチと呼ばれる「お峰山の水取り」の斎場。水嵩が多く流れの急な吉野川=撮影:2017/7/26 奈良・吉野郡大淀町土田

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/07/30(日) 18:36:57|
  2. 7月の祭り/行事
  3. | コメント:0

吉野・大淀町 花火大会 2017

大淀町の吉野川千石橋上流の河川敷から打ち上げられる花火大会は今年で13回目。河川敷の花火観覧エリアはもちろんのこと、夜店が並ぶ商店街も夏の夜を楽しむ若者たちで盛況でした。

打ち上げ花火の予告数は2000発で、変わり種が多かったようです。吉野川の川面に映る花火の彩りを写し込んでみました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・生駒市 いこまどんどこ祭り 納涼花火 2016
 ・綱越神社 おんぱら祭 奉納花火 2016
 ・葛城市 納涼花火大会 2016
 ・宇陀市 はいばら花火大会 2015



大淀町 花火大会1
撮影:2017/7/22 奈良・吉野郡大淀町


大淀町 花火大会2
撮影:2017/7/22 奈良・吉野郡大淀町

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  1. 2017/07/24(月) 21:52:52|
  2. 7月の祭り/行事
  3. | コメント:0

桜井 箸中のノグチサン(野神祭り) 2017

箸墓古墳の東に広がる箸中地区(大字)で「ノグチサン(野口さん)」と呼ぶ野神行事が行われます。地元では「ノグッタン」とも言っているようで、今は土用の丑の日に近い日曜日に行われています。本来は半夏生10日目の野休めの時期にあたります。

数えで17歳になった男子が主役の行事です。該当者が居ない年は行われません。今年は17歳を迎えた少年が一人居ました。その家族(ヤドモト、宿許)や地区の役員さんの指導・協力のもとに斎行されました。

当日の朝、国津神社境内で綱の輪(ジャ、蛇)作りが始まります。割り竹3、4本を束ねて直径約1.5mの輪を作り、これに麦藁の束を直交させて結んで繋ぎ(結び目の突起ができる)編みこんでいきます。「結び目は48個と決まっとるんやが、その意味は分からん」(区長さん)そうです。

完成した輪は先端部の枝葉を残した青竹に結びつけ、神社拝殿に立て掛けます。拝殿前の案(台)に、少年が描いた牛と唐鋤の絵馬、ツノメシ(角飯)・サシサバなどの神饌、法螺貝、榊などを供えます。一同そろって拝礼後、綱の輪や供物を持って井寺池に向かいます。道中、少年は法螺を吹き鳴らします。野神行事では珍しいことです。

池にお神酒を捧げてから輪(ジャ)をザブンと水に浸けます――水神の化身とされるジャの扱いの一面が現れています。青竹は輪から外し池の水門に結びつけます。輪は池のフェンスに立て掛け、前に供物を置き、池に向かって拝礼します。

次いで「カンジョ(神上)」と呼ばれる場所に移動。アオキの大木(野神さん)に輪を立て掛け、前に絵馬、ツノメシなど供物を並べて拝礼します。

「おめでとうさん」と一同拍手。「今日から大人やで」と主役を務めた少年に声が掛かります。豊作を祈願する農耕儀礼であるとともに、少年から大人への通過儀礼を併せ持った行事であることがよく分かります。その後、綱の輪は残して神社に戻り、会所で直会を行います。

ノグチサンの名称の由来は詳らかでありません。一説に「クチ」は「クチナワ(蛇)」と同義語であり、水の神様、野の神様である「野の蛇様」を祀る行事――「ノグチサン」と呼ぶようになったのではないか、とあります(桜井市埋蔵文化センター)。

なお、近隣の野神行事には他に下に挙げたものなどがあります。「大和の野神行事」として国の記録選択民俗文化財に指定。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・川西町下永(東城) 野神祭り 「キョウ」 2017
 ・川西町下永(西城) 野神祭り 「キョウ」 2017
 ・上品寺町 シャカシャカ祭り 2017 
 ・田原本町 矢部の綱掛 2017
 ・田原本町(杵築神社) 今里の蛇巻き 2016
 ・田原本町(八坂神社) 鍵の蛇巻き 2016
 ・野口神社 蛇穴の汁かけ祭り・蛇綱ひき 2016
 ・新泉 素盞嗚神社 野神祭 2015
 ・地黄町(人麿神社) すすつけ祭り 2009



箸中 ノグチサン1
長老の指導で綱を輪状に編む少年=撮影:2017/7/16 奈良・桜井市箸中


箸中 ノグチサン2
青竹に綱を括りつけます=撮影:2017/7/16 奈良・桜井市箸中


箸中 ノグチサン3
ツノメシ(角飯)――米1升と水7合で炊いた飯を木枠に詰めて固めたもの。4隅がやや尖って見えます=撮影:2017/7/16 奈良・桜井市箸中


箸中 ノグチサン4
法螺貝を吹き鳴らし池に向かう行列のみなさん。背後に左から畝傍山、耳成山が見えます。この日は遠方が霞んでいて二上山は隠れて見えません。右端に箸墓古墳の一部が覗いています=撮影:2017/7/16 奈良・桜井市箸中


箸中 ノグチサン5
井寺池の水に綱を浸ける少年=撮影:2017/7/16 奈良・桜井市箸中


箸中 ノグチサン6
カンジョ(神上)に到着し野神の木(アオキ)に綱、絵馬、神饌などを納めます=撮影:2017/7/16 奈良・桜井市箸中


箸中 ノグチサン7
野神さんに拝礼する少年と区長さん。後に少年の家族や役員らも並んで拝礼=撮影:2017/7/16 奈良・桜井市箸中

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  1. 2017/07/21(金) 10:57:22|
  2. 7月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
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