奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

霧氷の高見山 2009・2010

霧氷高見山 2009・2010

奈良と三重の県境に聳える標高1,249mの高見山。美しい三角形の山容と冬の樹氷霧氷で知られ、関西では人気の高い山のひとつです。山頂からは眼下に鎧岳兜岳、遠くに大峰山系・台高山系の山並みの眺望がすばらしく、四季折々の味わいが楽しめます。

ところで今年は1月末の厳寒の頃だというのに、なんと霧氷樹氷、雪はまったく見られませんでした。霧氷は一晩ではできず、何日もかかって少しずつ大きくなります。例年なら2月中旬でも残っているのに、10日ほど前に暖かい日があったからでしょう。霧氷の季節は20年も毎年のように高見山への山行を楽しんでいますが、雪なし、霧氷なしの経験は初めてでした。今冬は驚きの暖冬異変です。

白いものなしの今年の写真とともに、昨年の同じ頃に同じ場所を撮影した写真を掲げます。比較してみてください。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・霧氷の三峰山 2011



高見山 樹氷1
山頂付近の北斜面に立つ木立です。遠景の山にも白いものは一切なし。これでも左方向(北)からは冷たい風が吹き上げてきて5分とは立っていられません。撮影:2010/1/30 奈良県東吉野村


高見山 樹氷2
昨年の同時期に上とほぼ同じ場所で撮りました。長大な「えびの尻尾」がびっしりと木立に張り付いていました。撮影:2009/1/17 奈良県東吉野村


高見山 樹氷3
まぶしく輝く霧氷に覆われた昨年の頂上付近の風景。撮影:2009/1/17 奈良県東吉野村


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  1. 2010/01/31(日) 16:04:45|
  2. 季節の風景・冬
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大安寺 光仁会/がん封じ笹酒祭り 2010

大安寺 光仁会/がん封じ笹酒祭り 2010

青竹に酒を入れて飲み、健康長寿を保ったという光仁天皇にあやかって行われる新春行事。
「がん封じ笹酒祭り」として知られる恒例の光仁会(こうにんえ)が大安寺で開かれました。長さ約1mの竹筒に入れ、焚き火で温めた祈祷酒を着物姿の「笹娘」に竹の器に注いでもらい、参拝客は笑みを浮かべて口に運んでいました。

桓武天皇が父帝の光仁天皇の御忌を大安寺で営んだという『続日本紀』の故事にちなんで、光仁会は毎年1月23日に行われています。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大安寺 光仁会/がん封じ笹酒祭り 2015
 ・大安寺 光仁会/がん封じ笹酒祭り 2013
 ・大安寺 竹供養/がん封じ夏祭り 2012 
 ・大安寺 竹供養/がん封じ夏祭り 2011
 ・大安寺 竹供養/がん封じ夏祭り 2008



大安寺 笹酒祭り1
笹娘」は近くの着物専門学校の学生さんたち。がん封じの祈とうを受けた参拝者たちは青竹製の杯に焚き火で温めた日本酒(祈祷済み)を注いでもらい、皆さん幸せそうに笑顔いっぱいでした。お酒を入れた青竹とそれを温めている焚き火が後ろに見えています。撮影:2010/1/23 奈良市大安寺


大安寺 笹酒祭り2
幼い子にもお酒 !?…ではなく「笹水」を注いでもらっていました。子供や車の運転手には「笹水」をどうぞ、ということでした。撮影:2010/1/23 奈良市大安寺


大安寺 笹酒祭り3
絵馬やダルマもがん封じの霊験あらたか? 境内の一隅で見かけました。こちらよりも「がん封じ笹酒」の方に人気がありました。撮影:2010/1/23 奈良市大安寺


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2010/01/26(火) 22:20:45|
  2. 1月の祭り/行事
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若草山焼き 2010

若草山焼き 2010

新春を告げる「若草山焼き」が23日、今年は「平城遷都1300年祭」を記念して盛大に行われました。花火は例年の3倍という約600発が打ち上げられ、山裾で見ていると全天が覆われるほどに冬の夜空が彩られました。わずか10数分間の贅沢なショウでした。

豪快な打ち上げ花火のあと、ラッパを合図に消防団員により一斉に枯れ草に火が放たれると、瞬く間大きな炎となって山肌を駆け上りました。今年は奈良公園一帯で約18万人が古都の夜空を焦がす炎に見入ったとのことです(毎日新聞)。

山焼きの由来としては、江戸時代に山頂にある古墳の慰霊のため芝を燃やしたのが始り、あるいは東大寺興福寺の領地争いを仲裁しようとした奈良奉行が、境界をあいまいにするため山を焼いたのが始まりとか、イノシシを追い払うためや、野焼きの名残など諸説があるようです。草木の芽吹きを促す効果もあるとされます。夜間行事になったのは明治時代からとのことです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・若草山焼き 2016
 ・若草山焼き 2015
 ・若草山焼き 2014
 ・若草山焼き 2013
 ・若草山焼き 2012
 ・若草山焼き 2011



若草山焼き1
若草山裾の南西隅に鎮座する野上神社(春日大社飛地境内社)で山焼きの祭式が春日大社興福寺東大寺および県・市などの関係者によって斎行されました。これより先、水谷神社(春日大社摂社)を出発した聖火行列が到着し、篝火に火が移されました。祭式の最後に篝火から大松明に火が移し採られ、若草山に設けられた大篝火まで運ばれます=撮影:2010/01/23 奈良市若草山


若草山焼き2
若草山を少し登った場所に設けられた大篝火。春日大社興福寺東大寺の関係者が見守るなか、白丁姿の青年たちにより大松明から火が移移されました。すぐに大きな炎となって辺りを明るく照らします=撮影:2010/01/23 奈良市若草山


若草山焼き3
祭典を彩る大花火の打ち上げが始まりました。600発もの花火が次から次へと打ち上げられ、歓声も絶えません=撮影:2010/01/23 奈良市若草山 三脚使用


若草山焼き4
今年は平城遷都1300年祭とあって特に豪勢な花火が見られました。近くからではカメラに収め切れないほどの大型花火がたくさん打ち上げられました=撮影:2010/01/23 奈良市若草山 三脚使用


若草山焼き6
打ち上げ花火が終わり、ラッパの合図で山裾の枯れ草に火が放たれると、山肌は大きな火炎に飲み込まれました=撮影:2010/01/23 奈良市若草山


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  1. 2010/01/24(日) 17:39:56|
  2. 1月の祭り/行事
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吉祥草寺 茅原のトンド 2010

吉祥草寺 茅原のトンド 2010

吉祥草寺は修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)ゆかりの寺。奈良盆地南部に位置し、西に金剛、葛城の山々を近くに望む御所茅原の地にあります。

吉祥草寺では、元旦より行われてきた修正会の結願の14日に毎年雌雄一対の大松明を境内で燃やし豊凶を占うトンドが行なわれます。およそ1,300年もの長きにわたり継承されてきた伝統行事。国選択・県指定の無形民俗文化財です。大和地方に数多くあるトンド行事の中でも最も規模が大きく壮観で、修験道寺院の修正会と農村行事が結びついた珍しいトンド(左義長)といわれます。

早朝より茅原・玉出両地区の人たちによって藁、萱、柴、青竹などで作られた雌雄一対の大松明は直径約3m、高さ約6m、重さ約1トンの壮大な円錐形。細い方を下にして本堂前の西側(本堂に向かって左)に玉手地区の雄松明、東側(同右)にやや小さい茅原地区の雌松明が立てられます。

本堂で読経が終わったあと、燈明より小松明に火が移され、世襲の点火役によってアキの方角(歳徳神は庚の方、西南西)から大松明に点火されると、瞬く間に2本の大きな火柱が夜空を焦がします。

かつては多くの参詣者が翌日の小豆粥の火種として大松明の残り火を火縄に移して持ち帰ったそうですが、境内で売られている長さ約30cmの火縄の売れ行きは、見ている限り芳しくありませんでした。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・吉祥草寺 茅原のトンド 2015
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 ・吉祥草寺 茅原のトンド 2012



吉祥草寺 茅原のとんど
山伏姿の修験者が吹く、不気味な法螺貝の音が鳴り響くなか、雄・大松明(西側)に火がつけられた後、雌・大松明(東側)にも火が放たれるところです。陣笠を被り紋付、袴に裃姿で威儀を正した火付け役がもつ小松明の火は、本堂の燈明から移したもの。今年の吉方(恵方)である西南西の方角から大松明に点火されました。撮影:2010/1/14 奈良・御所市茅原


吉祥草寺 茅原のとんど2
こちらは雌の大松明。修験者が般若心経を唱え続けます。大松明には見る間に火が廻り、「鉢巻」と呼ばれる太い化粧縄が今にも崩れ落ちそうになりました。撮影:2010/1/14 奈良・御所市茅原


吉祥草寺 茅原のとんど3
点火後7、8分で大松明は紅蓮の炎に包まれ崩れ落ちました。竹の弾ける大きな音に驚き猛烈な熱風にあおられ、見物客は堪らず後ずさりし遠巻きで見守ります。撮影:2010/1/14 奈良・御所市茅原


吉祥草寺 茅原のとんど4
雌雄大松明の火勢がおさまったころ、玉手地区と茅原地区の役員がそれぞれの高張提灯を掲げて二つの火柱の間を通ります。その後に従って参詣者が一年の家内安全、無病息災を願って通り抜けました。火勢が弱まったとはいえ、まだ肌を焦がさんばかりの熱気に顔を覆わねばなりません。撮影:2010/1/14 奈良・御所市茅原

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  1. 2010/01/15(金) 22:40:49|
  2. 1月の祭り/行事
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春日大社 舞楽始式 2010

春日大社 舞楽始式 2010

春日大社で成人の日の1月11日、新年を祝うとともに1年の平安を祈願して舞楽を奉納する「舞楽始式」が行われました。神事のあと、南都楽所により4つの優雅な舞楽――「振鉾三節」「賀殿(かてん)」「長保楽(ちょうぼうらく)」「抜頭(ばとう)」――が「林檎(りんご)の庭」で次々と演じられ、大勢の参拝客を魅了しました。

30名ほどの楽人が演奏する幣殿・舞殿越しなので、柱が邪魔、明暗差が大きいなど撮影に制約がありましたが、華やかな舞楽の雰囲気が少しは伝わるでしょうか。



春日大社 舞楽始式1
舞楽 「賀殿(かてん)」
鉾を持って舞台を清める「振鉾三節(えんぶさんせつ)」のあとは、お祝いの席で舞われる「賀殿(かてん)」でした。これは左舞(唐楽)で、番舞(つがいまい)は「長保楽(ちょうぼうらく)」。撮影:2010/01/11 奈良市春日野町


春日大社 舞楽始式2
舞楽 「長保楽(ちょうぼうらく)」
「賀殿」と一対となる右舞(高麗楽)です。撮影:2010/01/11 奈良市春日野町


春日大社 舞楽始式4
舞楽 「長保楽」 撮影:2010/01/11 奈良市春日野町


春日大社 舞楽始式3
舞楽 「抜頭(ばとう)」(左舞)
父を猛獣に殺された胡人の子が遂に父の仇を打ち、歓喜する様を
舞にしたものといわる一人舞。恐ろしい形相の赤い面をつけ手に
短い桴(ばち)をもって舞われます。左舞と右舞がありますが、
今回は左舞で、樹齢約一千年といわれる大杉の下、躍動感溢れる
舞楽が演じられました。
最後は退出音声といわれる雅楽演奏のみの「長慶子(ちょう
げいし)」で締めくくられました。撮影:2010/01/11 奈良市春日野町


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  1. 2010/01/12(火) 15:58:29|
  2. 1月の祭り/行事
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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