奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

東大寺 解除会 2010

東大寺 解除会 (けじょえ) 2010
  大仏さんに厄除けを祈願して「茅の輪くぐり

解除会は古来より行われていた6月晦日の「夏越の祓(はらえ)」に由来する法会です。
東大寺では、延喜元年(901)に奈良の緒大寺の僧侶に呼びかけて、大規模な除疫祈願の法会を6月28日に執り行ったのが始まりと伝わります。今日では毎年7月28日、大仏殿の本尊・盧舎那仏(大仏)を前にして法会が勤められます。

当日、乾燥茅草で編んだ直径2mほどの茅の輪が大仏殿の入り口付近に準備され、朝8時から僧侶の「茅の輪くぐり」が始まります。ここ東大寺では、固定された茅の輪をくぐるのではなくて、二人の童子さんが縄跳びの要領で茅の輪を縦に回転させ、僧侶がくぐるのを(「跨ぐ」感じ)補助します。その後僧侶たちは盧舎那仏の前に登壇して並び、除疫病を祈る法要を行います。

一方、僧侶たちの読経が始まると茅の輪は大仏さんの前に固定され、一般の参拝者が無病息災を祈願して次々と茅の輪をくぐります。左、右、左と順に回る「茅の輪くぐり」は、午後3時まで参拝する人は後を絶ちません。

関連記事(当管理者の写真関連記事へのリンク)
 ・東大寺 解除会 2013
 ・東大寺 解除会 2012
 ・東大寺 解除会 2011
 ・法華寺 蓮華会式 2010




東大寺 解除会1
童子が回転する茅の輪をくぐる長老・上野道善師 撮影:2010/7/28 奈良市雑司町


東大寺 解除会2
大仏さんの正面で読経する僧侶 撮影:2010/7/28 奈良市雑司町 


東大寺 解除会3
大仏さんを囲むように座し法要を営む別当/管長・北河原公敬師(右)と長老連 撮影:2010/7/28 奈良市雑司町


東大寺 解除会4
壇上から読経の声が響く中、老若男女が茅の輪をくぐります。
子供たちは嬉々としています。撮影:2010/7/28 奈良市雑司町

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  1. 2010/07/30(金) 21:24:17|
  2. 7月の祭り/行事
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浮見堂 鷺池の百日紅 2010

浮見堂 鷺池の百日紅 (さるすべり) 2010

奈良公園内にある鷺池。蓬莱橋とともに六角形桧皮葺の浮見堂が水面に映し出され、池畔に百日紅が彩を添えます。

背後正面に見える山は高円山(たかまどやま、標高463m)。その麓には聖武天皇の高円離宮があったと伝わります。

高円山の山頂付近で、毎年戦没者慰霊の「大文字送り火」が行われます。その格別に暑い日、8月15日が近づいてきました。

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 ・東大寺 百日紅 2012
 ・百日紅(さるすべり) 2011
 ・浅茅が原界隈 紅葉
 ・奈良・大文字送り火(2009年)
 ・秋の浮見堂
 ・冬の浮見堂



浮見堂 百日紅
紅の百日紅を目にすると、よけい暑く感じられるような夏の一日 撮影:2010/7/28 奈良市高畑町


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  1. 2010/07/28(水) 21:18:45|
  2. 季節の風景・夏
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福智院 地蔵盆 2010 

福智院 地蔵盆  2010

静かな奈良町の中にある福智院は地蔵信仰が篤い古刹。本尊は千体地蔵の光背を備え、像高273cmのどっしりとした地蔵菩薩坐像(1203年の造立)。地蔵大仏とも呼ばれ、本堂とともに国の重要文化財に指定されています。

奈良の町の各地蔵堂の会式は、多くは7月23日、24日に行われますが、福智院では毎年23日の午後5時半ころから法要・護摩供養が営まれます。

法要の後、音声館の子供たちがお堂に上がり法話を聴いた後、住職を中心に輪になって座り、地蔵菩薩の真言「オン カカカ ビサンマエイ ソワカ」 と唱えながら大きな珠の数珠繰りを行います。

地蔵盆は子供主体のお祭りで、夏休みに入ったばかりの暑い日、境内には夜店が出て夜の更けるまで子供たちで賑わいました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・福智院 地蔵盆 2015
 ・福智院 地蔵盆 2012



福智院 地蔵盆2
般若心経を唱えながら護摩供養 撮影:2010/7/23 奈良市福智院町


福智院 地蔵盆1
真言を唱え、左送りに数珠繰りをする子供たち。数珠の大きな珠は人間の煩悩の数を表す108個 撮影:2010/7/23 奈良市福智院町


福智院 地蔵盆3
境内の喧騒をよそに本尊の前で静かにお祈りをする女の子 撮影:2010/7/23 奈良市福智院町

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  1. 2010/07/25(日) 15:13:43|
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法華寺 蓮華会式 2010

法華寺 (ほっけじ) 蓮華会 (れんげえしき) 2010
  夏の厄よけ法要、「茅の輪くぐり」の蓮華会

大和三門跡尼寺*の一つに数えられる法華寺。奈良時代に疫病が流行したとき、光明皇后が「茅(かや)」を供えて疫病よけの祈願をされたことに因む会式と伝えられ、毎年7月17日に営まれています。
  *中宮寺、円照寺、法華寺

午後7時ころ、久我高照門跡が茅の輪の中央に張られた結界を解きます。門跡を先頭に尼僧らが一列になって茅の輪をくぐり、本堂に上がって本尊・十一面観音の前で法要を厳かに執り行います。

その間、参拝者は次々と無病息災や家内安全などを祈り、茅の輪をくぐりました。神社でいう「夏越しの祓」にあたります。

境内に並べられた燈籠が幻想的な空間を浮かび上がらせました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
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 ・東大寺 解除会 2010



法華寺 蓮華会式1
本堂前に設けられた茅の輪をくぐる久我門跡と尼僧ら。撮影:2010/7/17 奈良市法華寺町


法華寺 蓮華会式2
大勢の参拝者による茅の輪くぐりが一段落したところ。燈籠の灯が明るくなっても、静かに祈りを込めて茅の輪をくぐる人が後を絶ちません。撮影:2010/7/17 奈良市法華寺町 三脚使用


法華寺 蓮華会式3
法要が続く本堂の前庭。燈籠が幻想的に照らし出します。撮影:2010/7/17 奈良市法華寺町 三脚使用


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  1. 2010/07/20(火) 17:37:33|
  2. 7月の祭り/行事
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金峯山寺 蓮華会・蛙飛び行事 2010

金峯山寺 蓮華会蛙飛び行事 2010
   仏力により罪が祓われ 蛙が元の人間にかえる「蛙飛び

通称「蛙飛び」といわれる行事は、修験道の祖とされる役行者が生まれた大和高田市奥田の蓮を金峯山寺(きんぷせんじ)の本尊・蔵王権現に供える蓮華会の一環として行われます。神仏を侮り、蛙の姿になった男が仏法の功徳で元の姿に戻ったとの伝承にちなみます。

午前中に「奥田の蓮取り行事」で集めた蓮華を携え、吉野山にやってきた修験者一行は、午後2時半頃ロープウエイ吉野山駅前で青蛙を乗せた太鼓台の一行に迎えられます。

太鼓台を担いだ吉野山青年団は参道を練り歩き、黒門から発心門をくぐって蔵王堂に着くと、まず青蛙が内陣に入り、次いで金峯山寺の僧、御輿、蓮華の入った桶が続きます。これを迎え、法螺貝を持った山伏たちは蔵王堂の前に並びます。花篭に盛られた蓮華が本尊・蔵王権現に供えられ、蓮華会の法華懺法(せんぽう)の法要が営まれます。

法要が一段落すると、大きな青蛙が外陣に現れ受戒導師の前に出てかしこまり、「蛙飛び」の作法が始まります。「蓮華会蛙飛び行事」と「奥田の蓮取り行事」とを併せて県の無形民俗文化財に指定されています。

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 ・奥田の蓮取り行事 2014
 ・奥田の蓮取り行事 2013
 ・奥田の蓮取り行事 2010



蛙飛び1
青蛙を乗せ吉野山の町並みを練り歩く太鼓台。撮影:2010/7/7 奈良・吉野郡吉野町吉野山


蛙飛び2
雨の中、太鼓台を担いで仁王門への石段を一気に駆け上がる
吉野山青年団。撮影:2010/7/7 奈良・吉野郡吉野町吉野山


蛙飛び3
法螺貝を吹き鳴らし整列して迎える修験者たちと、その間を上堂する一山の僧侶たち。撮影:2010/7/7 奈良・吉野郡吉野町吉野山


蛙飛び4
正面に座る大導師に呼び出されて登壇する青蛙。撮影:2010/7/7 奈良・吉野郡吉野町吉野山


蛙飛び5
青蛙は大導師から真言を授かり「蛙飛び」していったん退きます。撮影:2010/7/7 奈良・吉野郡吉野町吉野山


蛙飛び6
その後、右の脇師の前で慈救呪(じくじゅ)の偈文を神妙に授かる青蛙。次いで左の脇師からも偈文を授かります。撮影:2010/7/7 奈良・吉野郡吉野町吉野山


蛙飛び7
最後に青蛙は大導師から戒を受け、もとの人間の姿に戻ります。撮影:2010/7/7 奈良・吉野郡吉野町吉野山


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  1. 2010/07/19(月) 22:12:29|
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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