奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

西ノ京 晩秋の十五夜 2010

西ノ京 晩秋の十五夜 2010

晩秋の満月(月齢15.6)の23日、薬師寺伽藍の上に昇る月を期待して大池に赴きました。例により大勢のカメラマンが三脚を並べ、その時を待ち受けています。月の出時刻は奈良で17:00ジャスト。10数分後に山際に月が顔をのぞかせるはずです。

ところが雲が少々厚い感じ。今か今かと待っても雲間からのわずかな光すら見えません。薬師寺東塔西塔にライトアップの明かりが点いたのは20分頃。なお暫くかすかの望みを抱いて待ちましたが、結局のところ月の出のシーンは見られませんでした。天気予報がよかっただけにとても残念でした。

せめてライトアップされた薬師寺伽藍でもと、カメラにおさめて退散しました。年が明けると、東塔に修理用の覆い屋がかけられ、両塔がそろった姿を見ることは出来なくなります。以後10数年後まで!

この機会に未公開の薬師寺満月の写真をアップいたします。少し古いですがご寛容ください。

なお、お月見と言えば「十五夜」が定番ですが、「十三夜」の月見もありますよ。今年は10月20日でした。
十三夜は無事収穫した栗や豆を供えるので別名「栗名月」「豆名月」といわれ、 中秋の名月の月見に対して「後の月見」と呼ばれます。

関連記事(当管理者の写真記事へのリンク)
 ・西ノ京 霜月の十五夜
 ・西ノ京 朝焼け
 ・西ノ京 霧の朝
 ・西ノ京 夜明け
 ・西ノ京 桜
 ・薬師寺 春



薬師寺 大池 月1
ライトアップされた薬師寺の両塔。この日、満月は雲に隠され出ませんでした。撮影:2010/10/23 奈良市七条


薬師寺 大池 月2
こちらは別の年、春日奥山の稜線を昇る満月。日没後の西の空の明るさで若草山がまだよく見えます。撮影:2008/10/15 奈良市七条


薬師寺 大池 月3
晩秋の雲ひとつない空に浮かぶ満月。湖面に揺れるライト
アップされた塔の明かりと群れなす鴨。上の写真の5分ほ
ど後の情景。撮影:2008/10/15 奈良市七条

スポンサーサイト

テーマ:季節の風景 - ジャンル:写真

  1. 2010/10/24(日) 14:15:33|
  2. 季節の風景・秋
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

宇太水分神社 秋祭り/太鼓台 2010

宇太水分神社 (うだみくまりじんじゃ) 秋祭り太鼓台 2010

6基の太鼓台が練りまわる勇壮な菟田野(うたの)秋祭り
神輿渡御行列を先導する形で正午過ぎに、古市場(宮本)、松井、岩崎、宇賀志、佐倉、芳野の6地区から太鼓台宇太水分神社の境内に勇壮に繰り込んできます。それぞれが境内広場を2度、3度と勇壮に駆け巡ってお披露目。最後は惣社水分神社の氏子である芳野の太鼓台が一ノ鳥居まで神輿を迎えにでます。

太鼓台はそれぞれ重さは約2トン。担ぎ手は40~50人。中には女性も混じっています。それ以外にお練を指揮、統括する役員など大規模なもの。今年は神輿復活30年という節目の年。気合が違います。

午後2時頃、芳野の太鼓台に先導されて神輿渡御の行列が境内に入ると、神輿着御の祭典が行われます。これについては昨年の記事(下に挙げたリンク先)をご覧ください。

祭典が終わると、逢瀬も束の間で女神様の還御となります。芳野水分神社(惣社水分神社)にお還りになる女神様の神輿を宇太水分神社神職、氏子たちがお見送りします。太鼓台も各地区に戻りますが、神社を出る前に境内を幾度も練り回ります。

2台、3台の太鼓台がぶつからんばかりのお練は勇壮で迫力は大。最大の盛り上がりをみせます。いったん境内を出た太鼓台が戻ってきては「チョーサイ(またはチョーサー)」の掛け声をあげて練ります。いつまでも経っても神社を去りがたいような太鼓台です。

関連記事(当管理者の写真記事へのリンク)
 ・宇太水分神社 秋祭り 2014
 ・宇太水分神社 秋祭り/神輿渡御 2010   
 ・宇太水分神社 秋祭り 2009



宇太水分神社 秋祭り2-1
お神輿の行列が通る街道に各地区から太鼓台が集まってきます。お神輿を先導するかのように街路を練り歩きます。重い上に道は狭いから、家の軒先に触れて壊さないように怪我人が出ないように、安全担当者もたいへん。芳野の太鼓台。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区古市場


宇太水分神社 秋祭り2-2
大きく揺れる太鼓台の上で太鼓をたたき続ける子供たち。佐倉の太鼓台。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区古市場


宇太水分神社 秋祭り2-3
お神輿を担ぐにも、女性のパワーが必要な時代。佐倉(サクラ)は桜にかけて、シンボルカラーはピンク。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区古市場


宇太水分神社 秋祭り2-4
一ノ鳥居まで神輿を迎えに出ていた芳野の太鼓台。神輿行列を先導して宮入。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区古市場


宇太水分神社 秋祭り2-5
宇賀志と佐倉の太鼓台。競い合って境内を練りまわります。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区古市場


宇太水分神社 秋祭り2-6
松井の太鼓台。「チョーサイ(またはチョーサー)」の掛け声も勇ましく、回ったり、前後左右に練り歩きます。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区古市場


宇太水分神社 秋祭り2-8
他所の太鼓台のパーフォーマンスを見つめる太鼓台の子供。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区古市場


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2010/10/19(火) 16:28:23|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

宇太水分神社 秋祭り/神輿渡御 2010

宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ) 秋祭り神輿渡御 2010
 
菟田野(うたの)秋祭り。気候のよい秋の一日、上芳野の女神様〔速秋津姫命(はやあきつひめのみこと)〕が夫の宇太の男神様〔速秋津彦命(はやあきつひこのかみ)〕に逢うため、はるばる6Kmの道のりを神輿に揺られてお渡りをするという、なんとも甘美な香りのするお祭りです。

10月第3日曜日の午前8時、芳野のみくまりさんと親しまれている惣社水分神社(そうしゃみくまりじんじゃ)を渡御行列は出発します。鳳輦神輿を中心として40~50名による、江戸時代の大名行列にならった行列です。

11時半頃、両神社のほぼ中間地点にあたる勝林寺前(東郷集会所前)で神輿は宇太水分神社神職および氏子の代表者らに迎えられて神事が行われます。興味深いことに、女神様には秘饌(特別のお供え)として化粧品が奉られます。神様でもお化粧が必要なのですね。

このあと宇太水分神社の神職に先導され、お渡り行列は太鼓の音を響かせながら宇太水分神社に向かいます。

ここで昨年とは違った場面の写真をアップしました。下に挙げたリンク先もご覧いただければ幸いです。

関連記事(当管理者の写真記事へのリンク)
 ・宇太水分神社 秋祭り 2014   
 ・宇太水分神社 秋祭り/太鼓台 2010
 ・宇太水分神社 秋祭り 2009 



宇太水分神社 秋祭り1
「手振り」「先箱」「槍振り」のお練り。東郷集会所前で祭典が終わり、宇太水分神社に向けて出発する渡御行列。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区東郷


宇太水分神社 秋祭り2
毛槍の「槍振り」。後方に見える神輿の前で、女神様のお迎えの祭典が執り行われました。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区東郷


宇太水分神社 秋祭り3
宇太水分神社の神職を先頭にして男神様の待つ宇太水分神社に粛々と向かう氏子の代表者や役員たち。この後に奴さんの大名行列が続きます。行列の左手は芳野川。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区東郷


宇太水分神社 秋祭り1-4
矛、槍、弓矢などを持って行列する子供たち。氏子代表者らの後に従います。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区東郷


宇太水分神社 秋祭り1-5
太鼓、花笠、荷などが続きます。打ち鳴らす太鼓の音は先々に行列が近づいたことを知らせます。この後に鳳輦神輿が従うという隊列です。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区東郷


宇太水分神社 秋祭り5
行列の中ほどでお神輿を曳く子供たち。街道筋の家々から、子供たちに声援が送られます。これとは別に各地区から子供神輿も参加し、神社のそばには屋台も出て、この日一日は大賑わいを見せます。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区松井


宇太水分神社 秋祭り4
松井の天神社前でも祭典が行われます。献饌、秘撰のお供えに奉仕する氏子代表者は口に榊(?)の葉をくわえています。口は不浄のもと?というわけで、閉じたまま。はじめて見ました。撮影:2010/10/17 奈良・宇陀市菟田野区松井

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2010/10/18(月) 23:51:53|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

石上神宮 ふるまつり 2010

石上神宮 (いそのかみじんぐう) ふるまつり 2010


  平安時代の故事にちなんだお渡り行列

「ふるまつり(布留祭)」は「渡御祭」あるいは俗に「田村渡り」とも呼ばれる石上神宮の最も重要な例祭。毎年10月15日の午後、壮麗な御鳳輦(ごほうれん)を中心に騎馬を列ね、御神宝などを捧持した氏子がお供して田町(たちょう)の御旅所(厳島神社の一角)まで御渡りします。

渡御行列は「先払い」を先頭にして以下48を数え、数百メートルに及ぶ大行列となります。石上神宮から天理本町通りを南に折れ、かつての「上ツ道(上街道)」を経て延々4kmの道をお渡りする壮麗なものとなります。

各町より繰り出す子供神輿と共に御旅所に到着すると、御鳳輦を前にして祭典が斎行されます。そのあと再び行列を組んで石上神宮に還御されます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・石上神宮 ふるまつり 2014



石上神宮 ふるまつり1
お渡りの準備が整い、出発の指図を待つばかりの面々。前から、傘もち、錦の旗2、猿田彦(首から天狗の面を下げている)、御幣持ち、と続きます 撮影:2010/10/15 奈良・天理市布留町


石上神宮 ふるまつり2
まだ田園風景が残る道を行く先頭集団 撮影:2010/10/15 奈良・天理市田町


石上神宮 ふるまつり3
県下随一といわれる荘厳華麗な御鳳輦(ごほうれん)を曳く一行 撮影:2010/10/15 奈良・天理市田町


石上神宮 ふるまつり4
御旅所での祭典、祝詞奏上 撮影:2010/10/15 奈良・天理市田町


石上神宮 ふるまつり5
「豊栄(とよさか)の舞」 を奉納。今年の舞姫は一人でした 撮影:2010/10/15 奈良・天理市布田町


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2010/10/16(土) 22:23:16|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

東大寺 蜂起之儀 2010

東大寺 蜂起之儀 (ほうきのぎ) 2010
  光明皇后の遠忌法要前に無事を祈る儀式

15日から執り行われる「光明皇后1250年御遠忌(ごおんき)法要」に先立ち、前日の14日、法要の無事を祈り、安全を確かめる「蜂起之儀」が東大寺で行われました。

蜂起之儀」は、古くから大きな法要の前日に僧たちが境内を巡って安全を確かめる儀式ですが、重源上人の800年御遠忌法要(2006年10月)以来4年ぶりとのこと。めったにお目にかかれない儀式だそうです。

僧兵姿の僧8人が大湯屋(おおゆや)で無事を祈ったのち、境内の"見回り”に出発。先ずはネコ段横の「辛国(からくに)神社」(天狗の異名を持つ辛国行者を祀っているところから、別称「天狗(てんぐ)社」)で祈願文を読誦。

松明を手にした従者を伴い、僧たちはこぶし2個大ほどの法螺貝を手に持ち、大湯屋や勧進所、二月堂の登廊下などで法螺貝を吹き、下駄の音を響かせ、境内を1時間ほどかけて広範囲に練り歩きました。



東大寺 蜂起之儀1
辛国神社(天狗社)にて祈願文を読誦。僧侶が神様に祈願する神仏習合の一面です。二月堂での修二会(お水取り)が始まる前にも、同様の儀式が行われます。撮影:2010/10/14 奈良市雑司町


東大寺 蜂起之儀2
長池(大仏殿の東)の横を行く。撮影:2010/10/14 奈良市雑司町


東大寺 蜂起之儀3
大仏殿中門前への参道を行く。後方は南大門。撮影:2010/10/14 奈良市雑司町


東大寺 蜂起之儀4
西塔跡への裏道を行く。撮影:2010/10/14 奈良市雑司町


東大寺 蜂起之儀5
手向山八幡宮への参道を行く。後方は大仏殿の回廊と中門。撮影:2010/10/14 奈良市雑司町


東大寺 蜂起之儀6
法華堂前を行く。撮影:2010/10/14 奈良市雑司町


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2010/10/15(金) 21:10:56|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

ブログ内の検索

フォントサイズ変更ボタン

文字を大きくする 文字を規定のサイズに戻す 文字を小さくする

L/Sボタンを押すたびに文字サイズが大きく/小さくなり、設定は30日間保存されます。Mボタンで元のサイズに戻せます。

カレンダー

09 | 2010/10 | 11
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

Copyright © 2013 奈良大和路~悠~遊~ All rights reserved.

最新記事 (10件を表示)

これより古い記事は「月別アーカイブ」や「カテゴリ」からご覧ください。「ブログ内検索」もご利用いただけます。

カテゴリ

1月の祭り/行事 (63)
2月の祭り/行事 (90)
3月の祭り/行事 (76)
4月の祭り/行事 (61)
5月の祭り/行事 (65)
6月の祭り/行事 (56)
7月の祭り/行事 (63)
8月の祭り/行事 (68)
9月の祭り/行事 (40)
10月の祭り/行事 (83)
11月の祭り/行事 (23)
12月の祭り/行事 (82)
新年のご挨拶 (7)
暑中見舞い (3)
季節の風景・春 (69)
季節の風景・初夏 (5)
季節の風景・夏 (6)
季節の風景・秋 (61)
季節の風景・冬 (11)
朝焼け・夕焼け (8)
平城遷都1300年祭 (7)
花便り (94)
大和の古墳 (1)
大和路の石仏・石造物 (6)
慰霊と復興への祈り (4)
月と星 (2)
大和の古社寺 (5)
写真展 (9)
未分類 (1)
花めぐり (0)

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

メールの送信はこちらからどうぞ。名前、アドレス、本文などは公開されません。

お名前:
メール・アドレス:
件名:
本文:

QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ