奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

東大寺二月堂・修二会(お水取り) 社参 2011

東大寺二月堂修二会お水取り) 社参 2011
   修二会の行の無事を祈り諸堂を巡拝

東大寺二月堂修二会お水取り)が始まりました。今年でなんと1260回、連綿と絶えることなく続けられてきた不退の行法「お水取り」。

練行衆(れんぎょうしゅう)11名が20日に戒壇院別火坊で前行の「試別火(ころべっか)」に入りました。一夜明けた21日、八幡殿、大仏殿、天皇殿、開山堂を順に参拝して参篭中の無事を祈る「社参」が行われました。

巡拝が終わると練行衆は二月堂下の湯屋で「試みの湯」に入って身を清めますが、厳しい行への決意を固める儀式といわれます。

その後、二月堂舞台に上がり聖武天皇陵墓(北西方向)を遥拝。最後はご本尊に合掌して二月堂を下り、食堂(じきどう)横で解散となります。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺二月堂・「お水取り」-「別火」のころ (2006年)
 ・東大寺二月堂の「お水取り」 (2004-2009年)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 参篭宿所入り (2010年)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 (2010年)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) お松明 (2010年)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 和上・初夜上堂 (2010年)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 松明上堂 (2010年)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) お香水汲み (2010年) 
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 尻つけ松明 (2010年)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 満行・開山堂参拝 (2010年)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2012



二月堂 社参1
和上(筒井寛昭師)を先頭に社参のため別火坊を出る練行衆。撮影:2011/2/21 奈良市雑司町


二月堂 社参2
八幡殿のある勧進所の横を進む練行衆と童子たち一行。撮影:2011/2/21 奈良市雑司町


二月堂 社参3
大仏殿の西回廊を巡り、中門前で大仏に参拝。撮影:2011/2/21 奈良市雑司町


二月堂 社参4
大仏殿中門を後にして天皇殿に赴く。撮影:2011/2/21 奈良市雑司町


二月堂 社参5
開山堂を巡拝後、湯屋に到着し、「試みの湯」の儀式に必要な道具をお付の童子から受け取り湯屋に入ります。「試みの湯」で心身を清め厳しい行法に向かう意志を固めるといわれます。撮影:2011/2/21 奈良市雑司町


二月堂 社参6
「試みの湯」の最中の湯屋入り口。撮影:2011/2/21 奈良市雑司町


二月堂 社参7
「試みの湯」のあと、二月堂の舞台から聖武天皇陵墓を遥拝。撮影:2011/2/21 奈良市雑司町


二月堂 社参8
社参を終え二月堂を下りる練行衆。撮影:2011/2/21 奈良市雑司町

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  1. 2011/02/23(水) 16:18:11|
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池神社 御田植祭 2011

池神社 御田植祭 2011
  普段着の素朴な御田植神事

大和川に架かる法貴寺大橋の左岸に鎮座する池神社。鳥居などには「池坐神社」とあって「池坐朝霧黄幡比賣(いけにいますあさぎりきはたひめ)神社」が正式名称のようです。

境内の石碑によりますと、当神社は延喜式神明帳に「池坐朝霧黄幡比賣神社大月次相嘗新嘗」とあり、機織(幡)の神で615年(推古帝24年)聖徳太子草創の法貴寺伽藍を賜った秦氏がその祖神守り神として崇敬したという延喜式内大社。
また、946年(天慶9年)に北野天満宮より菅原道真公を勧請し、天満宮として信仰を集めているとあります。

当神社の御田植祭は2月20日(2月22日に近い日曜日)午後2時から五穀豊穣を祈願して拝殿前の石柱に囲まれた前庭で行われます。

まず、牛の被り物をつけた牛役二人が氏子役員たちに伴われて鳥居をくぐり拝殿前に進みます。牛は拝殿軒下に敷いた茣蓙の上に寝そべってしばし休憩。他所の「おんだ」には見られない特徴と見受けました。

この間、神前に海・山の幸を献じ、御祓い、祝詞奏上、玉串奉奠のあと、いよいよ牛が出番の御田植作業が始まります。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・池神社 御田植祭 2014



池坐神社 御田植祭1
「牛」を伴って鳥居をくぐり、参道を進む氏子役員一同 撮影:2011/2/20 奈良・磯城郡田原本町法貴寺


池坐神社 御田植祭6
拝殿軒下に寝そべってお田植の出番を待つ牛 撮影:2011/2/20 奈良・磯城郡田原本町法貴寺


池坐神社 御田植祭2
石柱に囲まれた前庭の四隅を塩とお神酒で清めた「神田」。苗代作りも終わり籾まきの所作を普段着の役員さん3人でにこやかに 撮影:2011/2/20 奈良・磯城郡田原本町法貴寺


池坐神社 御田植祭3
畦つくり、田ならしを3人ほどで思いおもいにする氏子 
撮影:2011/2/20 奈良・磯城郡田原本町法貴寺


池坐神社 御田植祭4
「牛使い」を手こずらせながら、鋤や馬鍬(マンガ)を曳く牛。牛が暴れるほど豊作と云われますが、ここの牛はおとなしい 撮影:2011/2/20 奈良・磯城郡田原本町法貴寺


池坐神社 御田植祭5
氏子役員さん総出で松苗を植え、最後は後ろ向きに参詣者に向かって放り投げます。各自のペースで行うので、ばらばら。これも素朴でよいですね。お田植所作は15分ほどで無事終了。天満宮とも云われるだけに、拝殿左隅の狛犬さんのワキに植わる白梅が、そろそろ開花し始めていました 撮影:2011/2/20 奈良・磯城郡田原本町法貴寺

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  1. 2011/02/22(火) 15:02:15|
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長谷寺 だだおし 2011

邪気を払い無病息災を願う鬼追いの儀式

修二会が結願する2月14日に行われる法要で、「だだおし」の名で大和の冬の風物誌として広く知られています。今年は久しぶりに雪化粧した堂塔や樹々が、赤々と燃え盛る火との対比から、いつもとは異なった趣きを醸しだしてくれました。

だだおし」について以前に短い説明をしました(下記のリンク記事)。重複を避けますが、伝説によりますと、昔初瀬の谷に棲む悪鬼が暮六つの法螺貝の音を聞くと里に出て人々を悩ませたので、修二会の法力をもって鬼を調伏したと云い、これを劇的に演出したのがこの行事の始まりとのことです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・長谷寺 だだおし 2017
 ・長谷寺 だだおし 2016
 ・長谷寺 だだおし 2015
 ・長谷寺 だだおし 2014
 ・長谷寺 だだおし 2013
 ・長谷寺 だだおし 2010
 ・長谷寺 だだおし 2005 
 ・長谷寺 紅葉 2012
 ・長谷寺 雪景色 2011



長谷寺 だだおし1
太鼓・法螺貝が激しく鳴り響くなか、牛玉札(ごおうふだ)を持つ僧侶に本堂を追い出された赤鬼。後ろから燃え盛る大松明に追っかけられ、本堂の周りを駆け廻ります。撮影:2011/2/14 奈良・桜井市初瀬


長谷寺 だだおし2
左回りに回廊を逃げ惑い暴れる青鬼。撮影:2011/2/14 奈良・桜井市初瀬


長谷寺 だだおし4
緑の鬼は右回り。後ろには雪化粧した樹々が見えます。撮影:2011/2/14 奈良・桜井市初瀬


長谷寺 だだおし3
左右逆廻りの鬼がすれ違う際、ぶつかり合う2本の大松明。撮影:2011/2/14 奈良・桜井市初瀬

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  1. 2011/02/18(金) 22:41:36|
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村屋神社 御田祭り 2011

村屋神社 御田祭り 2011
  神職がお田植するおんだ祭

神社の正式名称は村屋坐弥冨都比賣神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ)。祭神の弥冨都比賣神(三穂津姫命)は、高皇産霊命(たかみむすびのみこと)の姫神で、大物主命が国譲りをしたとき、その功に報いるためと大物主命の二心がないようにという願いから、自分の娘を贈ったという神話に出てくる神、俗に森屋明神といわれます。この故事から縁結びの神、家内安全の神として信仰されています。

毎年2月11日(建国記念の日)午後4時頃、御田(おんだ)祭りが宮司の祝詞奏上によって始まります。これに先立ち、神職がおもむろに木製のひと抱えもある「御宝物箱」を神前に献上します。これには多数の宝物が納められていて、中でも最も大切なのは足利時代の歌集であるとのこと(宮司さんの話)。祝詞もこの櫃から取り出されたように見えました。

祝詞奏上のあと「畦切り」「荒田起こし」「畦こね」「畦塗り」「籾蒔き」などが順次行われますが、興味深いことに、これらの所作はすべて神職により行われます。

その後、氏子が牛使いとなって牛(昔は本物の牛を使っていたそうですが、現在は3人の子供による牛)と共に田植えの準備。ついで神職が田植えを行います。巫女が豊作予祝の神楽を奉奏し、最後は餅まきで終了。

なお、今回のお田植行事は、折からの積雪のため前庭ではなく拝殿で行われました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・村屋神社 夏越の大祓式 2014
 ・植槻八幡神社 おんだ祭 2014
 ・往馬大社 御田植祭 2013
 ・恵比寿神社 吐山のおんだ祭 2013
 ・菅原天満宮 おんだ祭 2013
 ・大神神社 御田植祭 2012
 ・白山神社 野依のオンダ 2012
 ・平尾水分神社 おんだ祭 2012



村屋神社 御田祭り1
施錠された「宝物箱」を開け、中の宝物を神前に献上する
宮司。撮影2011/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り2
農耕作業の所作を演じるのは神職。撮影2011/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り3
田んぼのお祓い。撮影2011/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り4
御供(くるみだそうです)を参拝者に配ります。撮影2011/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り5
備中鍬による「荒田起し」。宮司さんは「籾蒔き」などの際、お田植の古歌を唄いました。撮影2011/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り6
幼い子供3人が扮した牛にカラスキ(唐鋤)やマンガ(馬鍬)を曳かせ、「田ならし」などを行います。牛がよく暴れた年は豊年になると伝えられており、牛は牛遣いに従わず暴れます。撮影2011/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り7
苗松の「お田植え」をする神職。撮影2011/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂


村屋神社 御田祭り8
使った苗松は氏子や参列者に配られます。撮影2011/2/11 奈良・磯城郡田原本町蔵堂

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  1. 2011/02/17(木) 21:45:45|
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小泉神社 御田植祭 2011

小泉神社 御田植祭 2011

素盞嗚命(すさのおのみこと)、譽田別命(ほむたわけのみこと)を祭神とし、中世に築かれた小泉城の南端に鎮座する小泉神社。

本殿は一間社春日造(いっけんしゃかすがづくり)、屋根は桧皮葺で千木(ちぎ)と勝男木(かつおぎ)を載せた、小ぶりながら立派なもの。国の重要文化財(室町時代末)に指定されています。

当神社の「ふとんみこし」で賑わう秋祭り(10月第2土曜日)はよく知られていますが、厳冬に行われる「御田植祭おんだ祭)」(2月11日)は素朴ながら、五穀豊穣を祈願する欠かせない神事です。

今年は雪が舞う中で迎えた御田植祭。田んぼに見立てた境内は、雪をかき除き砂をまき、ときにシートを被せて行われました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・小泉神社 御田植祭 2015



小泉神社 お田植祭1
注連縄を張り巡らせ神田に見立てた前庭の正面に神棚。修祓、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠・・・と神事が小雪の降る中行われました。撮影:2011/2/11 奈良・大和郡山市小泉


小泉神社 お田植祭2
神楽は拝殿で、女子小中学生の5人により奉奏。撮影:2011/2/11 奈良・大和郡山市小泉


小泉神社 お田植祭3
白丁姿の氏子役員さんたちによる「草刈」、「畦作り」、「畦豆植え」など一連の所作。撮影:2011/2/11 奈良・大和郡山市小泉


小泉神社 お田植祭4
「カラスキ(唐鋤)」、「マンガ(馬鍬)」を牛に曳かせて田起し、田ならし作業。


小泉神社 お田植祭5
見守る参拝者から砂が牛にかけられます。砂が多いほど豊作を招くそうですが、あいにく小雪が降る中なので砂かけに参加する参拝者はわずか。牛の顔、背中に砂がかけられています。撮影:2011/2/11 奈良・大和郡山市小泉


小泉神社 お田植祭6
巫女姿の早乙女による「お田植」(松苗植え)。撮影:2011/2/11 奈良・大和郡山市小泉

 
小泉神社 お田植祭7
最後は拝殿から「蜜柑まき」で締めくくられました。撮影:2011/2/11 奈良・大和郡山市小泉

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  1. 2011/02/16(水) 21:29:32|
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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