奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

薬師寺 花会式を前に「お身ぬぐい」 2011

薬師寺 花会式を前に 「お身ぬぐい」 2011

花会式(はなえしき)は正確には修二会(しゅにえ)。もとは旧暦の2月に行われていた法要ですが、現在では新暦に直して3月30日から4月5日にかけて行われています。十種の造花がご本尊に供えられるところから「花会式」という呼び名で親しまれています。

花会式を前にした28日、本尊・薬師如来坐像、その他の仏さんのお身ぬぐいが行われました。

山田法胤管主をはじめとする練行衆(れんぎょうしゅう)が金堂の薬師三尊像(国宝)前で読経し、俗にいう魂を抜く法要を行ったあと、般若心経が唱えられるなか、若手の僧侶が須弥壇(しゅみだん)に上がり、花会式に供えるお餅を蒸したお湯を用いて、薬師如来、日光菩薩、月光菩薩像を拭き清めました。

続いて大講堂と東院堂の仏さんも同様にお身ぬぐいが行われ、漆黒の輝きが鮮やかになり、花会式を迎える準備が着々と進められています。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・薬師寺 お身ぬぐい 2011
 ・薬師寺 花会式(修二会) 神供と鬼追い式 2011
 ・薬師寺 修二会(花会式) 神供と鬼追い式 2010
 ・薬師寺 お身ぬぐい 2009



花会式 お身拭い1
湯桶を担いだ白丁姿の青年衆(奉仕の学生たち)を先頭に、金堂に進む練行衆。撮影:2011/3/28 奈良市西ノ京町


花会式 お身拭い2
金堂に入る山田法胤管主ら練行衆。撮影:2011/3/28 奈良市西ノ京町


花会式 お身拭い3
本尊・薬師如来坐像の汚れをお湯で拭き、磨き上げる若き僧。日光・月光菩薩両脇侍も拭き清められます。撮影:2011/3/28 奈良市西ノ京町


花会式 お身拭い4
輝きを取り戻した薬師三尊像の前で、あらためて法要が行われました。撮影:2011/3/28 奈良市西ノ京町


花会式 お身拭い5
法要とお身拭いが終わり、湯桶を担いで金堂を下がる青年衆。撮影:2011/3/28 奈良市西ノ京町


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  1. 2011/03/30(水) 14:57:12|
  2. 3月の祭り/行事
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春日大社 御田植神事 2011

春日大社 御田植神事御田植祭 2011
  八乙女の田植舞による優雅なお田植祭

当社のお田植祭は1163年(長寛元年)から続いている五穀豊穣を祈る神事ということですから、今年で848回目。古くは正月8日以後の最初の申の日に行われていましたが、1872年(明治5年)から3月15日に変更され、現在に至っているとのことです。

当日、林檎の庭、榎本神社前庭、若宮神社前庭の順に3か所で行われます。まず田主、牛男が田を耕す所作を演じたあと、神楽男による田植歌(歌と笏拍子、銅拍子、神楽笛)に合わせ、八乙女が田植舞を奉納します。

春日大社の巫女(みかんこ)が舞うに相応しく、古式ゆかしい優雅な田植舞。静かな動きのなかで、突如ハッとするような所作が入るところがご愛嬌。

今回は榎本神社前庭でのお田植を中心に選びました。先年にも写真・説明を挙げましたので、併せてご覧いただければ幸いです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・春日大社 御田植神事 2014
 ・春日大社 御田植神事 2012
 ・春日大社 御田植神事 2010



春日大社 御田植祭2
榎本神社の前庭に向かう八乙女(巫女)と神楽男(神職)、田主たち奉仕者。緋縮緬(ひちりめん)の襷(たすき)がけの巫女さんの姿が見られるのは、お田植祭においてだけ。撮影:2011/3/15 奈良市春日野町


春日大社 御田植祭1
馬鍬(まぐわ)を曳き、暴れる牛。撮影:2011/3/15 奈良市春日野町


春日大社 御田植祭6
えぶりを使って田ならしをする田主、右奥には神楽男(いずれも神職)。撮影:2011/3/15 奈良市春日野町


春日大社 御田植祭3
桧笠(かえるかご)を腰に下げ、しゃがみこんで田んぼの雑草でも取るような所作。八乙女の動きが揃ってきれいです。撮影:2011/3/15 奈良市春日野町


春日大社 御田植祭4
すずめ」と俗称される所作。普通の神楽では見られない珍しい動きです。後ろ向きでもう一度同じ所作を行います。撮影:2011/3/15 奈良市春日野町


春日大社 御田植祭5
盆踊りに見られる所作ですね。もっとも、盆踊りの手つきは
お田植に由来すると耳にしたことがありますが…。撮影:
2011/3/15 奈良市春日野町


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  1. 2011/03/27(日) 21:26:46|
  2. 3月の祭り/行事
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東大寺二月堂 修二会(お水取り) 満行 開山堂参拝 2011

東大寺二月堂 修二会お水取り) 満行 開山堂参拝 2011
  満行を迎えた練行衆 晴れやかに開山堂を参拝し解散

3週間余にわたる修二会お水取り)の満行を15日の早暁に迎えた練行衆。紋白五条の装束に着替え、午前11時頃、参籠宿所庭で挨拶を交わした(お集会)あと上堂し、礼堂で涅槃講(釈迦入滅の供養)を勤めました。

その後、良弁(ろうべん)僧正を祀る開山堂に参拝して満行を報告します。和上の労をねぎらう言葉でお互いに一礼して解散。それぞれ自坊に帰ります。

今年は「お水取り」の間に、NZの地震、そして未だ余震も覚めやらぬ東日本大震災が襲いました。北河原公敬別当は12日、参拝者らに異例の呼びかけをしました。「被災者のために、困っている人達のために、祈りましょう」と。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 満行 開山堂参拝 2012
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 満行 開山堂参拝 2010



開山堂参拝1
二月堂を下り、開山堂に向かうお坊さんたち。「満行、おめでとうございます」と挨拶の声が、あちらこちらから掛かります。なかには、軽く合掌してお坊さんたちを迎える人もいます。撮影:2011/3/15 奈良市雑司町


開山堂参拝2
開山堂を参拝し良弁僧正に満行の報告を終え、晴れやかな
お顔の和上・筒井寛昭師。撮影:2011/3/15 奈良市雑司町


開山堂参拝3
門前で和上の短い挨拶にお互いに一礼して解散です。厳しかった勤行をすっかり終えて、お付きの仲間(ちゅうげん)さん達にも少し笑みがこぼれます。撮影:2011/3/15 奈良市雑司町


開山堂参拝4
裏参道を下ってそれぞれの自坊に帰る和上さんとお二人。仲間さんは最後まで付き添います。柔らかな春の日差しが辺りを包み込んでいます。「お疲れ様でした。ありがとうございました。」 撮影:2011/3/15 奈良市雑司町


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  1. 2011/03/26(土) 15:14:48|
  2. 3月の祭り/行事
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東大寺二月堂 修二会(お水取り) 達陀帽いだかせ 2011

東大寺二月堂 修二会お水取り) 達陀帽いだかせ 2011

満行となった15日の朝、二月堂の南側では 「達陀帽(だったんぼう)いただかせ」が行われます。達陀の行法で練行衆がかぶった「達陀帽」を子供にかぶせれば、健やかに育つとの謂れによるもの。

健康と幸せを願う家族連れ、じいちゃん、ばあちゃんも交え、待ちわびた春の訪れとともに笑顔がはじけます。中には、いつもと違う雰囲気に驚いて泣き出す幼い子も居て広場は明るい声に包まれます。講の方によるご奉仕です。

とても幸せな雰囲気ですので、載せさせて頂きました。ごめんなさい。



達陀帽載かせ1
お兄ちゃんに向かって、ハイ、ポーズ。撮影:2011/3/15 奈良市雑司町


達陀帽載かせ2
先ほどまでニコニコしていたのに、驚いて泣き出してしまいました。撮影:2011/3/15 奈良市雑司町


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  1. 2011/03/25(金) 14:58:33|
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東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2011

東大寺二月堂 修二会お水取り) 水取り(香水汲み) 2011
  寒気が包む深夜、暗がりの中で行われる 「お水取り

二月堂修二会の終わりも近い3月12日の深夜(13日の午前2時頃)、堂下の閼伽井屋(あかいや)の若狭井から十一面観音に捧げるお香水(こうずい)が汲み上げられます。この一夜かぎりの「お水取り」、修二会の核心とも云える儀式が、法会全体の名称として、いつの間にか親しみを込めて通用するようになったのですね。

奏楽が流れる中、咒師(しゅし)松明(ハス松明)の灯りに導かれて咒師と平衆の5人らお水取り衆が閼伽井屋に下ります。(堂内に残るのは和上、大導師、堂司と、平衆のうち總衆之一と南衆之一。)その後に続く状況は写真と簡単な説明で補います。今年は二月堂の舞台から撮ってみました。

なお、若狭井や閼伽水(あかみず=香水、聖水)の由来については「お水送り」のページでご紹介しました(下記リンク)。昨年の写真と説明も併せてご覧いただければ幸いです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2016
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2015
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2013
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2012
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2010
 ・若狭・神宮寺 お水送り 2011
 ・若狭彦神社・若狭姫神社 遠敷明神のふるさと 2011



香水汲み1
二月堂の南出仕口を出て南階段の上部、咒師松明の灯りに照らされた咒師。酒水器(しゃすいき)を持ち、右手にした散杖(さんじょう)を顔の前で大きく円を描くように回し、「お水取り」の場を清めます=撮影:2011/3/13 奈良市雑司町


香水汲み2
ハス松明とも呼ばれる特異な形の咒師松明。径30cm余り、長さ約2m、重さ約40kgといわれます。その灯りと奏楽に導かれて石段を下る咒師とお水取り衆。途中、良弁杉の傍らにある興成社(こうじょうしゃ)に立ち寄り祈りを捧げてから、閼伽井屋に向かいます。咒師の後には、牛玉杖(ごおうづえ)と法螺貝を持った練行衆が従います。山伏姿は堂童子。狩衣姿の人は御幣やずばえを持ち、閼伽桶を運ぶ一団を先導します=撮影:2011/3/13 奈良市雑司町


香水汲み3
榊で飾り閼伽桶の載った朱塗りの台を前後に天秤棒で担ぎ、閼伽井屋に向かう庄駈士(しょうのくし)。白丁姿の講の人々が手松明で足元を照らします。真っ暗闇の閼伽井屋の中に入るのは、咒師と堂童子、それに桶を持つ庄駈士。咒師以外の練行衆は入り口付近で警護役です=撮影:2011/3/13 奈良市雑司町


香水汲み4
練行衆の吹く法螺貝の音に送られ、庄駈士が閼伽井屋から
出てきて行列を整えました。法螺の音はお香水が堂に上が
って行くことを知らせる合図。庄駈士はお香水を満たし
白布で覆った閼伽桶を担いでいます。庄駈士2人が3往復。
合わせて12桶汲み上げられたお香水は南出仕口で小綱に
引き継がれ、内陣で待つ和上、大導師、堂司によって所定
の桶に移されます=撮影:2011/3/13 奈良市雑司町


香水汲み5
最後のお香水を送り出し、閼伽井屋を出た咒師と堂童子
は、奏楽のなか咒師松明の灯りで階段を登り、二月堂に
戻ります。後に続くは練行衆の一行。厳寒の深夜、松明
のほのかな明かりのもと、一時間弱の間に無言で厳かに
行われる「お水取り」。咒師以下練行衆が堂に戻ると、
中断していた後夜の行が再開されます=
撮影:2011/3/13 奈良市雑司町


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  1. 2011/03/24(木) 12:02:15|
  2. 3月の祭り/行事
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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