奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

百日紅(さるすべり) 2011

百日紅 (さるすべり) 2011
  夏の暑さ厳しい頃に咲く百日紅

夏の盛りから10月ころまで、100日間も咲くところから「百日紅(ひゃくじつこう)」の漢名が付けられていますが、また樹皮が剥がれやすく幹が滑らかなので、木登り上手な猿でも滑り落ちる、との譬えから「さるすべり(猿滑り)」の和名があります。

百日紅花言葉は、雄弁、愛嬌、活動、世話好き。小さなたくさんの花が集まって風に揺れるさまが、おしゃべりしているかのようなので「雄弁」と云われます。

古くから庭園などに植えられ、花の少ない真夏にも彩を添えてくれる花として好まれてきたようです。

  散れば咲き 散れば咲きして 百日紅 (加賀千代女)

  炎天の 地上花あり 百日紅 (高浜虚子)

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺 百日紅 2012
 ・浮見堂 鷺池の百日紅 2010



法華堂 さるすべり
東大寺法華堂 撮影:2011/7/28 奈良市雑司町


北円堂 さるすべり
興福寺北円堂 撮影:2011/7/28 奈良市登大路町


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  1. 2011/07/30(土) 22:32:12|
  2. 季節の風景・夏
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東大寺 解除会 2011

東大寺 解除会 2011
  健康で過ごせるよう 大仏さんに祈願して「茅の輪くぐり

解除会(げじょえ)についての説明が大仏殿に掲げられていましたので、全文を引用させて戴きます。

――「解除会」とは、わが国で古来より行われていた六月の晦日の「夏越の祓(なごしのはらい)」とか「水無月の祓(みなづきのはらい)」と深い関係のある仏会で、疫病の流行を未然に防ぐために始まり恒例化したものです。

東大寺の「解除会」は、延喜元年(901)三月に、東大寺別当の律師道義が秋のはじめに毎年流行する疫病を防ぐために、奈良の諸大寺に呼びかけ、同年六月二十八日より始められた法会で、七大寺の僧二百四~五十人、楽人六十余人を講堂(大仏殿北側)に集めて行われました。

当初は観音の画像を新写して除疫を祈願し、〈 解除 〉と大書した御幣を二本作って、講堂の前庭に立てたと言われ、講堂が焼けてからは大仏殿内の如意輪観音を本尊として勤められ、戦国時代に一時途絶えましたが江戸時代に再興され、今日では毎年七月二十八日に盧舎那大仏宝前で行われています。
  
僧侶らが法要開始前にくぐる直径2メートルの「茅の輪」は、その後大仏殿内にかかげられますので当日は「茅の輪」をくぐって参拝することができます――(段落の他は原文のまま)。


関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東大寺 解除会 2013
 ・東大寺 解除会 2012
 ・東大寺 解除会 2010



東大寺 解除会11-1
東大寺僧侶たちは末席から順に「茅の輪」をくぐって大仏殿に入堂します。「茅の輪」をくぐっているのは、常に勤行の姿が美しい狭川普文師 撮影:2011/7/28 奈良市雑司町


東大寺 解除会11-2
大仏前に最後に登壇し焼香する北河原公敬別当(右)と狭川宗玄長老。このあと法要が始められます 撮影:2011/7/28 奈良市雑司町


東大寺 解除会11-3
読経が響き渡り厳かに法要が続くなか、「茅の輪」を
くぐり健康を祈願する参拝者 撮影:2011/7/28
奈良市雑司町


東大寺 解除会11-4
1時間に及ぶ法要が終わり、壇上に散った散華を参拝者の求めに応じて下に投げる筒井英賢さん。撮影:2011/7/28 奈良市雑司町


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  1. 2011/07/29(金) 21:18:20|
  2. 7月の祭り/行事
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東大寺知足院 地蔵会 2011

東大寺知足院 地蔵会 2011
  「文使い地蔵」を安置する知足院の地蔵会

東大寺境内の北端に位置する知足院。木立に囲まれた長い石段をのぼり山門をくぐれば、そこは重厚な本堂を擁する知足院の境内。890年(寛平2年)の創建と伝わり、東大寺における法相教学の拠点となったところ。

本尊は地蔵菩薩立像(鎌倉時代、重文)。凛とした美しい像形に、たちまち心を奪われ、とりこになる人も多いとか。「文使い地蔵」とも別称されますが、その謂れは

……亡くなった父を嘆き悲しんだ娘が毎日お地蔵さんにお参りしていたところ、7日目の朝、お地蔵さんの手に文(ふみ、手紙)が握られており、よく見るれば父の筆跡で兜率天(とそつてん)の観音様の元にいると書かれていた……と。

普段は訪れる人も少ない知足院ですが、(知る人ぞ知る)年に一度の秘仏ご開帳(時間限定)を待ちわび、地蔵会が行われる7月24日には、思いのほか、かなりの参拝者が訪れます。

東大寺一山の僧侶による読経が静寂の杜にしみわたり、心に涼風を呼び込むかのようなひととき。真夏の暑さもしばし忘れさせてくれました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・伝香寺 地蔵会(着せ替え法要) 2012
 ・帯解寺 子安地蔵会 2011



知足院 地蔵会1
鐘楼から響き渡る鐘の音に合わせ上堂する東大寺一山の僧侶=撮影:2011/7/24 奈良市雑司町


知足院 地蔵会2
別当以下、長老から末席の若い僧侶まで全僧侶で行う行道。45分ほど続きました。全員が揃って行道するのは、当地蔵会だけ。通常は管長、長老は着座のまま読経のようです=撮影:2011/7/24 奈良市雑司町


知足院 地蔵会3
「子安地蔵大菩薩」の提灯が左右に掲げられた本堂の縁。厳かに進められる法会を傾聴する参拝者。堂内には「地蔵尊」と書かれた提灯が多数奉納されています=撮影:2011/7/24 奈良市雑司町


知足院 地蔵会4
堂内に入りきれない参拝者は思いおもいの姿勢で読経の声にじっと耳を傾け、ゆるやかに流れる至福のいっときを味わっているようです=撮影:2011/7/24 奈良市雑司町


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  1. 2011/07/27(水) 11:42:14|
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帯解寺 子安地蔵会 2011

帯解寺 (おびとけでら) 子安地蔵会 2011
  安産・求子を願い紅白の岩田帯を携え練供養

山号を子安山と称する帯解寺。文徳(もんとく)天皇が春日明神のお告げによって当地の地蔵尊に祈願したところ、惟仁(これひと)親王(のちの清和天皇)が誕生。858年(天安2年)に伽藍を創建し、無事に帯が解けた寺ということで、帯解寺と勅命されたと伝わります。

このような由緒から帯解寺は、今も皇室との関わりは深く、日本最古の安産・求子(くじ)・子育て祈願の寺(当寺のHPによる)として信仰を集めてます。

特に毎月戌(いぬ)の日には多くの参拝者で賑わうそうですが、これは古くより、妊娠5ヶ月目の戌の日から腹帯を巻くと安産になるとされる風習にちなむもの。

帯解寺の本尊は木造地蔵菩薩立像(鎌倉時代の作、重文)。「子安地蔵」の名で親しまれ、また腹前に裳の上端の布や結び紐が表されているところから「腹帯地蔵」とも呼ばれます。

7月の23、24日に行われる子安地蔵会(正式には帯解子安地蔵会式大法会)では、帯解寺の西約300mの地にある隆興寺から「岩田帯練供養」の行列が出て、夕暮れの道を30分かけて帯解寺まで練ります。お寺の前の旧街道・上ツ道や境内には夜店が並び、夏休みに入った子供達で夜遅くまで大賑わい。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・帯解寺 子安地蔵会 2013
 ・帯解寺 小野小町忌 2011



帯解寺 子安地蔵会1
隆興寺を出て帯解寺に向かう岩田帯練供養の行列。先導は鈴(りん)を持つ僧侶と法螺貝を吹く僧侶、続いて金棒曳き、奉賛会の役員、ミス奈良(2人)、雅楽を奏でる楽人の一行や浴衣姿のお嬢さん達。撮影:2011/7/23 奈良市今市町


帯解寺 子安地蔵会2
白丁姿の奉賛会の面々が2列に並び右側に白、左側に赤の、長さ約20mの岩田帯を携えて夕暮れの街中を練り歩きます。後方に続くのは帯解寺一山の僧侶。撮影:2011/7/23 奈良市今市町


帯解寺 子安地蔵会3
本堂にて本尊・地蔵菩薩立像にお練の紅白の岩田帯をお供えし、帯解子安地蔵会の法要が厳修されます。撮影:2011/7/23 奈良市今市町


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  1. 2011/07/25(月) 21:18:12|
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伝香寺 地蔵会(着せ替え法要) 2011

伝香寺 地蔵会(着せ替え法要) 2011
  お地蔵さんの年に一度の衣替え

鑑真和上の弟子、思託(したく)が創建したと伝わる伝香寺。今の寺は筒井順慶の母(芳秀尼)が順慶の菩提を弔うために香華院(菩提所)として建立されたもの。表門(県文化財)と本堂(国・重要文化財)が現存します。

本堂の本尊は釈迦如来坐像(桃山時代)。「はだか地蔵尊」として親しまれている裸形地蔵菩薩立像(重文)は、普段は衣をまとっており、毎年7月23日の「地蔵会(着せ替え法要)」で新しい衣に着せ替えます。これは興福寺の妙法尼が母の菩提を弔うため1228年より始められたと伝わります。

地蔵尊が開帳されるのは、地蔵会の日の他に椿の季節となる3月の日曜祝日と3月12日の「地蔵菩薩特別開扉」の数日に限られます。

なお、伝香寺は奈良三名椿の一つとして知られる「散り椿」で有名ですが、下記リンク先の写真・説明をご覧戴ければ幸いです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・伝香寺 地蔵会(着せ替え法要) 2012
 ・伝香寺 散り椿 2012
 ・奈良三名椿 「散り椿」「五色椿」「糊こぼし椿」



着せ替え法要1
過去1年の間、この衣姿で過ごされた地蔵尊を前に、着せ替え法要で願文が読誦されます。西山明彦住職。撮影:2011/7/23 奈良市小川町


着せ替え法要2
旧い衣を上から順に脱がせて裸になられた地蔵尊。新しく肌襦袢から丁寧に着せていきます。撮影:2011/7/23 奈良市小川町


着せ替え法要3
明るい黄色の新たな衣に着替え、さわやかなお姿になられた地蔵菩薩尊。来年のこの日まで、この姿で衆生を見護ります。後は本尊の釈迦如来坐像。撮影:2011/7/23 奈良市小川町


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  1. 2011/07/24(日) 22:48:31|
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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