奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

大神神社 秋の大神祭 太鼓台 2011

大神神社 秋の大神祭 太鼓台 2011

大神神社の秋季例祭は「秋の大神祭(おおみわさい)」と称し、10月24日午前10時からの祭典に続き、午後から太鼓台の奉舁(ほうよ)が行われます。舁とは「かつぐ」意。

子供会の太鼓台6台(?)、大美和青年会男女の太鼓台各1台が、それぞれの町内を出発して太鼓台を曳き廻し、午後3時前には参道を経て拝殿前の広場に全太鼓台が結集します。

見ものは、太鼓台を担いで拝殿前の階段を駆け上がる勇ましい姿。子供会の太鼓台は危険を避けるため裏参道を経由しますが、中には大人が担いで階段を上がる太鼓台も見かけました。

拝殿前で揃ってお祓いを受けた後、神前に供えられた紅白のお餅が配られます。農家も少なくなった今、氏子地区の里祭りとして、豆絞りにハッピ姿の子供たちの楽しみの行事となっているようです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大神神社 秋の大神祭 太鼓台 2012



大神神社 太鼓台1
大美和青年会女子部のギャル御輿。男モスナル御輿トイウモノヲ、女モシテミムトテスルナリ。頑張りました。撮影:2011/10/24 奈良・桜井市三輪


大神神社 太鼓台2
大美和青年会の男性陣。女子に負けじと力を振り絞って…。さすが迫力ありました。撮影:2011/10/24 奈良・桜井市三輪


大神神社 太鼓台3
トンコトーン トン と軽やかな太鼓のリズムに合わせ、「ワッソレ」の掛け声で境内にのり込んだ子供太鼓台。撮影:2011/10/24 奈良・桜井市三輪



大神神社 太鼓台4
お祭り一色の拝殿前庭。撮影:2011/10/24 奈良・桜井市三輪


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  1. 2011/10/30(日) 13:57:42|
  2. 10月の祭り/行事
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結崎・糸井神社 秋祭り/本祭 当屋行事 2011

古風を残す当屋の奉幣神事
  
糸井神社は大和平野のほぼ真ん中、結崎に鎮座する延喜式内の古社。創建年代は不詳ですが、祭神として豊鋤入姫命のほか、猿田彦命、綾羽明神、呉羽明神を祀ります。

付近一帯の結崎郷は、祭神からも分かるように、中世に織物集団が栄えていた地域とみられ、鎮守であった結崎大明神が現在の糸井神社と伝わります。拝殿内には『おかげ踊り絵馬』や『太鼓踊り絵馬』(いずれも県指定文化財)が奉納されています。

当神社の秋祭りは毎年10月第4土曜日(宵宮)と第4日曜日(本祭)の両日に行われます。

本祭では結崎の5垣内(市場、中村、井戸、辻、出屋敷)から、それぞれの当屋(当家)が家族・親戚一同を伴って「竹馬」(写真5)と大きな御幣を先頭にして糸井神社お渡りします。

神社境内に全垣内が揃ったところでお祓いを受けた後、持参した御幣を1番当屋から5番当屋まで順に本殿に奉納します。その後、現当屋と前当屋を前にして巫女の舞。最後は終了の儀として次年度の新当屋の名前を宮司が発表。このような手順で祭典は斎行されます。

ところで、当屋が家を出発する際(本宮)、カマスを口にくわえ(その場で外す)、「竹馬」に2匹を括り、1匹を神前に供えます。「竹馬」にはお神酒の入った壷を提げ、全体を長さ2~3mの柳の木に結わえ、稲穂付きの稲束を下げます(写真5を参照)。このお神酒壷のついた柳の木を担ぐ人を「ミキニナイ」(神酒担い)と呼び、お渡りの先頭に立ちます。

お渡り一行が神社の鳥居をくぐる際に、「この屋のトォ~、またまたトォ~。トォトォ、ワ~ィ」と声を上げます。この掛け声は各当屋が家を出るとき、そして辻々でも発声する決まりとのこと。また男性は全員が略礼服、女性の多くは和服、男子学生は学生服を着用と、威儀を正した装いでした。

このように細かな決まりごとが多くあり、1千年以上続いてきた(ある当屋さんの談)古風を残す格調高い伝統行事といえましょう。大和の祭礼の中でもとりわけ興味深いもののひとつと見受けました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・結崎・糸井神社 秋祭り/宵宮祭 2016
 ・結崎・糸井神社 神楽祭 2015



糸井神社 当屋行事1
お祓いの後、御幣奉納のため拝殿に進む1番当屋(当家)の一行。先頭は竹馬を担ぐ「ミキニナイ」と「御幣持ち」。後に紺色の素襖(すおう)を着た「トモ(伴)」(昨年の当屋で現当屋の補佐・指導にあたる役)、純白の素襖の当屋、最後に「菰(こも)持ち」が続きます。これらの他に「弓張り提灯持ち」「草履持ち」などの役が居ます=撮影:2011/10/23 奈良・磯城郡川西町結崎


糸井神社 当屋行事2
当屋は、拝殿前に敷いた菰の上に座って御幣を奉納。
横では「トモ(伴)」がこれを補佐します=
撮影:2011/10/23 奈良・磯城郡川西町結崎


糸井神社 当屋行事3
当屋から受けとった御幣を神殿に向かって左右にゆさゆさと振り奉納(幣振り)する宮司=撮影:2011/10/23 奈良・磯城郡川西町結崎


糸井神社 当屋行事4
奉幣が終わった後、拝殿前で真剣を両手にして神楽を舞う「ソネッタン」と呼ばれる巫女。正座した当屋(前列向かって左から1番当屋~5番当屋)とその「トモ」(後列)は神妙に祈祷を受けます=撮影:2011/10/23 奈良・磯城郡川西町結崎


糸井神社 当屋行事5
お渡りで当屋が神社に持ち込んだ「竹馬」。写真で見るように4本足の棒を柳の木と共に稲藁で縛ったもの。4本足にはお神酒の入った壷(赤い紙で蓋)が吊り下げられ、その1本には藁束が括り付けられていますが、ここに白紙に包んだカマスを入れて神社に渡ります。神社に着き奉幣の際にカマスは抜き取ります。柳には稲穂つき稲藁が掛けられています。これを担ぐ人を「ミキニナイ(神酒担い)」と呼びます。柳の木に巻かれた白い布は担ぐ人の肩当=撮影:2011/10/23 奈良・磯城郡川西町結崎


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  1. 2011/10/29(土) 21:53:20|
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飽波神社 なもで踊り 2011

飽波神社 なもで踊り 2011
  庶民の生活の中から生まれた素朴な踊り
  
聖徳太子の飽波宮跡と伝わる飽波(あくなみ)神社。素盞鳴命(すさのおのみこと)を祭神とします。斑鳩の南東隣に広がる安堵(あんど)町の東安堵地区と西安堵地区の総鎮守社、氏神として祀られてきました。

10月22日の夕、飽波神社に奉納される「なもで(南無手)踊り」は雨乞いの踊りで、1995(平成7)年に約100年ぶりに復活されたもの、いわば「平成版なもで踊り」ということになります。

飽波神社に伝わる「なもで踊り図絵馬」、衣装太鼓などの道具や歌詞本(いずれも奈良県の有形民俗文化財に指定)などの現存資料に依って復活させたそうです。

しかし、形あるものはよいとしても、踊りの振りや囃子の再興には苦労があったと想像されますが、作曲家や日本舞踊家元の協力による創作であるとのこと(保存会会長)。

「なもで踊り」は室町時代に流行した風流踊りの系統を引き継ぎ、江戸時代前期頃から大和の各地で盛んに踊られた太鼓踊りの一種と云われます。

古くから水の確保には苦労が多かったと云われる大和盆地。大和の各地に雨乞いの行事が今に伝えられています。大和神社の「紅しで踊り」もそのひとつですね。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・飽波神社 なもで踊り 2012
 ・大和神社 紅しで踊り 2011



飽波神社 なもで踊り1
復元された独特の黒衣装に身を包み、降雨を祈願し一心に踊る「なもで踊り」。飽波神社の鳥居前(実は道路)、静かな動きで素朴な踊りです。小学生も輪に加わっていました。若い人の参加が嬉しいとは長老の弁。撮影:2011/10/22 奈良・生駒郡安堵町東安堵


飽波神社 なもで踊り2
青い面で白髪の鬼が出てくると、踊り手は子供を囲むようにして円く身をかがめます。鬼は神殿の方を向いたまま、棒で天を突く仕草。囃子の「♪テーンツクツ テンツクツ…」は「天突く」でしょうか。雨乞いの仕草のひとつと思われます。右端の青いハッピ姿の皆さんは、唄い手さん。今年初めて生唄が実現したのだそうです。これまではデープでした。撮影:2011/10/22 奈良・生駒郡安堵町東安堵


飽波神社 なもで踊り3
青鬼が去ると、派手な衣装の小太鼓方4名ほどが出てきて、賑やかに太鼓踊りを演じます。雨乞いが叶った後の感謝の踊りと見受けます。歌詞には「♪ありがたや 安堵の明神 ありがたや 雨は降らしゃる 雨は降らしゃる 立願の踊りは ひと踊り テーンツクツ テンツクツ…」とあります。撮影:2011/10/22 奈良・生駒郡安堵町東安堵


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  1. 2011/10/27(木) 16:29:15|
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丹生川上神社(中社) 蟻通神楽

丹生川上神社(中社) 蟻通神楽

昭和初期に伊勢大神楽を参考にして当地の有志が編んだという蟻通(ありとおし)神楽。20年ほど途絶えていたのを2008(平成20)年6月の水神祭にて復活・奉納されました(奈良新聞)。

その蟻通神楽が10月16日の例祭にて奉納されるのを知り、でかけてみました。蟻通神楽はこの日の他に毎年6月の水神祭においても披露・奉納が行われます。

今回は「剣の舞」と「吉野の舞」の2曲。秋の山深い神社境内に響く軽やかな笛と小太鼓の調子に合わせ、気品あふれる獅子神楽が演じられました。氏子有志「蟻通太神楽保存会」の皆さんによります。

ところで「蟻通」の名は丹生川上神社の旧称「蟻通神社」に由来するとのことですが、 蟻通の語源は一説によると、「七曲りの珠の穴に糸を通せ」という難問に対し、或る知恵者が「蟻に糸をつけて穴に這わせ、一方の口に密を塗っておけ」と教え、これにより難題はみごと解決され、知恵者は蟻通明神となったという伝説・説話(枕草子)のほか、徳川時代に丹生川上神社とすると幕府に目をつけられるので高野山の蟻通神社を祀り、その名を称したとも伝えられています。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・丹生川上神社(中社) 小川祭 2011
 ・丹生川上神社(中社) 小川祭 2009



蟻通神楽1
剣の舞」。宝剣で邪気を切り祓う悪魔祓いの舞。後舞が胴衣を巻いて持ちます。撮影:2011/10/16 奈良・吉野郡東吉野村小


蟻通神楽2
吉野の舞」。神々鎮魂の神楽舞。撮影:2011/10/16 
奈良・吉野郡東吉野村小


蟻通神楽3
「吉野の舞」。宝剣を途中で扇に持ち替えて優美に舞います。撮影:2011/10/16 奈良・吉野郡東吉野村小


蟻通神楽4
獅子の胴衣を元に戻して、緩やかに舞い納める「吉野の舞」の最終部。撮影:2011/10/16 奈良・吉野郡東吉野村小


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  1. 2011/10/25(火) 13:31:15|
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玉列神社 伊勢大神楽

玉列神社 (たまつらじんじゃ) 伊勢大神楽

玉列神社は大神神社の境外摂社。本社の大物主大神の御子神である玉列王子神を祭神とします。近鉄朝倉駅から北へ1Kmの三輪山麓に鎮座する式内社。古くから玉椿大明神として広く信仰を集めてきました。

その「玉椿」に因むのでしょう。参道左手には200種500本と云われる椿が植えられていて、春には「椿祭り」が行われます。

当神社の例祭は毎年10月12日。午前に祭典が営まれ、午後は神賑行事として「伊勢大神楽」が行われます。過去10年ほど石川流「伊勢大神楽」保存会(三重・松阪)の皆さんの奉仕が続いているとのことです(保存会の方)。

先ず、午後1時より拝殿でお祓いの後、獅子神楽が奏上され、続いて場所を境内の注連縄を張った斎場に移し、賑々しく「伊勢大神楽」が披露されました。演目は「鈴の舞」「四方の舞」「扇の舞」「剣の舞」などの獅子舞にに加えて「皿の曲」(皿回し)など。

最後は「福引付きの餅まき」でお開き。氏子や近郷の参拝者で境内は溢れんばかりの賑わいを見せました。



玉列神社 伊勢大神楽1
神前にて伊勢大神楽を奏上。神楽の始まりに演じられる「鈴の舞」。鎮魂、お祓いの舞にあたる優美な舞です。撮影:2011/10/12 奈良・桜井市慈恩寺


玉列神社 伊勢大神楽2
「扇の舞」。天狗面の猿田彦が扇をひらひらさせて獅子を挑発。扇が欲しい獅子は猿田彦に飛び掛ったり噛み付こうとするが、なかなか奪えません。最後にやっと奪えた扇を口に加えて嬉しそうに乱舞します。躍動感に満ちた獅子舞です。撮影:2011/10/12 奈良・桜井市慈恩寺


玉列神社 伊勢大神楽3
役員さんたちが行う御供まき。紅白の丸餅が階段などから撒かれました。撮影:2011/10/12 奈良・桜井市慈恩寺

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  1. 2011/10/22(土) 22:10:11|
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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