奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

東大寺二月堂 修二会(お水取り) 暇乞の社参 2015

総別火と参篭を控え 社参と娑婆古連に暇乞の挨拶回り

より厳格な「総別火」入りを翌日にして練行衆(新入を除く)は八幡殿、大仏殿、天皇殿、開山堂を巡拝。21日の社参と違い、途中で本坊に立ち寄り娑婆古練(しゃばこれん=参籠しない僧たち)に暇乞の挨拶を交わします。

社参後自坊に帰って娑婆の火にあたり精進の夕食をとることが許されています。初夜(午後7時)までに別火坊に帰参し、練行衆は三役、加供、仲間(ちゅうげん)と、行中唯一の団欒のときを過ごします。

翌25日からは大広間で全員が起居し、外出せず、私語も禁止というさらに厳しい精進潔斎の生活のなかで本行へのもろもろの準備が行われます。

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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 暇乞の社参 2016
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 暇乞の社参 2014
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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2015
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 注連撒き&注連掛け 2015
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 油量り 2013



お水取り 暇乞いの社参1
天皇殿を参拝後、娑婆古連に暇乞の挨拶のため本坊に入る和上・狭川普文師をはじめとする練行衆とお供の童子たち。奥は南大門=撮影 2015/2/25 奈良市雑司町


お水取り 暇乞いの社参2
暇乞いの挨拶を終え、大仏殿を望み鏡池畔を進む練行衆=撮影 2015/2/25 奈良市雑司町


お水取り 暇乞いの社参3
娑婆に別れを告げ、本行への準備と精進潔斎の場、別火坊に
戻る練行衆=撮影 2015/2/25 奈良市雑司町

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  1. 2015/02/26(木) 20:59:20|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0

東大寺二月堂 修二会(お水取り) 注連撒き・注連掛け 2015

縄に幣と樒を挟んだ独特の注連縄で法会の場を結界

二月堂修二会で使われる注連縄は幣と樒(しきみ)を挟んだ東大寺独特のもの。幣は神道に、樒は仏教に関わり深く、神と仏に通じる注連縄なのです。神仏習合の色濃い修二会を象徴するひとつと云えるようですね。

二重巻きに束ねた「輪注連」は遠敷社(おにゅうしゃ)・飯道社(いいみちしゃ)にそれぞれ供えて堂童子がお祓いしたあと、社の石段の上から撒き、下で待つ童子がこれを受け取る「注連撒き」。受け取った「輪注連」は練行衆の自坊をはじめ塔頭などの門口に掛けられます。

一方、ひも状の注連縄は二月堂の石段、三昧堂横の石段、中性院前参道に張って結界します(「注連掛け」)。修二会の期間中、東大寺に参詣の折、参道でちょっと視線を上にすれば、すぐ分かりますよ。

これとは別に、2月末日に行われる大中臣祓(おおなかとみのはらい)のあと、細殿下と食堂下にも注連が張られ結界されます。

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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 注連撒き・注連掛け 2017
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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 注連撒き・注連掛け 2012
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 大中臣祓 2014



お水取り 注連撒き・注連掛け1
「注連撒き」 飯道社の石段から「輪注連」を投げる堂童子のIさん=撮影 2015/2/21 奈良市雑司町


お水取り 注連撒き・注連掛け2
「注連掛け」 二月堂舞台隅から下ろされた注連縄を法華堂の
北門に渡す堂童子さん=撮影 2015/2/21 奈良市雑司町


お水取り 注連撒き・注連掛け3
法華堂前の石灯篭に「輪注連」を掛けて結界=撮影 2015/2/21 
奈良市雑司町


お水取り 注連撒き・注連掛け4
二月堂裏参道に注連縄を掛ける堂童子さんたち=撮影 2015/2/21 
奈良市雑司町


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  1. 2015/02/23(月) 16:47:31|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:2

東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2015

諸堂を巡って参籠の報告と無事を祈る社参 (しゃさん)

20日に「試別火(ころべっか)」に入った練行衆10名(新入1名を除く)は、一夜明けた21日、諸堂を巡拝して別火入りの報告と法会の無事執行を祈ります。

「社参」と呼ばれますが、練行衆は童子を伴い戒壇院別火坊を出て八幡殿、大仏殿、天皇殿、開山堂を巡拝。次いで湯屋に至り「試みの湯」の儀式。風呂に“試みに”入るという単純なものではなく、心身を清め参籠の決意を固める行法のひとつと云われます。

その後、二月堂の舞台上から聖武天皇陵を遥拝し、本尊に合掌して二月堂を下ります。興成社(こうじょうしゃ)を参拝後解散となるのが通例のところ、新入がある年は裏参道を下り大仏殿裏を経て別火坊に戻ります。新入を交えて儀式があるようです。

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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2013
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2012
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 社参 2011



お水取り 社参1
戒壇堂を回る練行衆と童子=撮影 2015/2/21 奈良市雑司町


お水取り 社参2
和上・狭川普文師を先頭に鐘楼横を進む練行衆=撮影 2015/2/21 奈良市雑司町


お水取り 社参3
二月堂下を通る平衆。湯屋に近づき、手にする法螺貝を間もなく吹き鳴らす=撮影 2015/2/21 奈良市雑司町


お水取り 社参4
二月堂舞台の北西隅から聖武天皇陵墓(北西方向)を遥拝
=撮影 2015/2/21 奈良市雑司町

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  1. 2015/02/22(日) 21:04:42|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0

長谷寺 だだおし 2015

長谷寺 だだおし 2015

長谷寺では本堂で2月8日から修二会(十一面観音悔過法要)が行われます。14日の結願(けちがん)法要は「だだおし」の俗称で親しまれています。

法要も終わりに近づき宝印の授与の儀式が終わるころ、3匹の大鬼が燃え盛る大松明を従え本堂の内外を駆け回るさまは圧巻です。逃げ回る鬼たちが発する威嚇の音声と法螺貝、太鼓の乱打音が重なって異様な雰囲気となります。

名称の由来など、過去の記事で説明しました。併せてご覧いただければ幸いです。

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 ・長谷寺 だだおし 2017
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 ・長谷寺 だだおし 2014
 ・長谷寺 だだおし 2013
 ・長谷寺 だだおし 2011
 ・長谷寺 だだおし 2010



長谷寺 だだおし1
赤鬼の面も、従う松明も特大。寒さも吹き飛ぶ熱気があふれる=
撮影:2015/2/14 奈良・桜井市初瀬


長谷寺 だだおし2
「うぉ~~」と大音声をあげ威嚇する3本角の青鬼=撮影:2015/2/14 奈良・桜井市初瀬


長谷寺 だだおし3
逆方向で本堂を回る青鬼と緑鬼。2本の大松明がすれ違う際は国宝・本殿を焦がさんばかりのすさまじさ=撮影:2015/2/14 奈良・桜井市初瀬

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  1. 2015/02/15(日) 20:30:05|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0

小泉神社 御田植祭 2015

小泉神社 御田植祭 2015

中世に築かれた小泉城の南端に鎮座する小泉神社。石の鳥居をくぐり石段を上がると、風格のある表門(袖つき門)が意表をついて目に飛び込みます。江戸時代に片桐氏が構えた陣屋の門を明治の初めに移築したのだそうです。

小泉神社では2月11日に御田植祭おんだ)が行われます。拝殿前、注連縄に囲まれた斎田で修祓(お祓い)から始まる祭典のなかで可愛い3人の巫女による神楽奉納が行われます。

つづいてお田植行事――。草刈、畦つくり、穴うがち、畦豆植え、カラスキ(牛)、マンガ(牛)、籾まき、松苗植え(巫女)を白丁姿の役員十数人が交代で行います。

当社のおんだ祭の特徴は牛に砂をかけるところ。慈雨に見立てた砂がたくさんかけられるほど豊作になる、というわけですね。広瀬神社の「砂かけおんだ」と同じですが、砂かけの様子は当社の方がずっとおとなしいです。

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 ・小泉神社 御田植祭 2011
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 ・廣瀬神社 砂かけ祭(御田植祭) 2012



小泉神社 御田植祭1
カラスキやマンガを曳く牛めがけて砂の雨 撮影:2015/2/11 奈良・大和郡山市小泉


小泉神社 御田植祭2
慈雨とされる砂が多く掛けられるほど豊作が約束されるという「砂かけおんだ」 撮影:2015/2/11 奈良・大和郡山市小泉


小泉神社 御田植祭3
大らかに籾まき 撮影:2015/2/11 奈良・大和郡山市小泉


小泉神社 御田植祭4
太鼓の音を合図に早乙女(巫女)が一列ずつ松苗をお田植 撮影:2015/2/11 奈良・大和郡山市小泉


小泉神社 御田植祭5
競って松苗を拾う参拝者 撮影:2015/2/11 奈良・大和郡山市小泉


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  1. 2015/02/13(金) 21:39:04|
  2. 2月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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