花木が咲き競う里山の短い春生駒山十三峠の東麓、福貴と福貴畑あたりに、「桃源郷」と知られる里山が広がります。里山の短い春を告げる花木が一斉に咲き競い、あちらの谷こちらの尾根を彩るところから、その景観を誰言うとなく呼ぶようになったとか。
桜花には少し早い時期かと案じて訪ねた28日、樹高の高いハクモクレンが主役ですが寄り添って咲くヤマザクラも満開。その他サザンカ、ウメ、モモ、サンシュユ、レンギョウ、アオモジ、ヒカンザクラなどの華やかな競演が見られました。ソメイヨシノは4、5日あとがお楽しみといった状況。
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撮影 2015/3/28 奈良・生駒郡平群町福貴畑

撮影 2015/3/28 奈良・生駒郡平群町福貴畑

撮影 2015/3/28 奈良・生駒郡平群町福貴畑

撮影 2015/3/28 奈良・生駒郡平群町福貴畑
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- 2015/03/31(火) 12:53:45|
- 季節の風景・春
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鄙びた土塀にそって 雪が積もったように咲く白い花"桜前線”が口の端にのぼるころ、
海龍王寺(真言律宗)ではユキヤナギが咲き始めます。ユキヤナギの寺として知られるだけあって、参道や境内のいたるところで、長くしなやかに枝垂れる枝に小さな白い花が咲き乱れ、春風に揺れ動きます。
海龍王寺の寺名は、遣唐使の玄昉(げんぼう)が唐から持ち帰った経典の一つ、「海龍王経」に由来します。玄昉が東シナ海の怒涛に漂いながら海龍王経を唱え、無事に帰国を果たした故事にあやかり、現在でも海外旅行や留学の安全祈願を行う寺と慕われています。
本尊は、光明皇后が自ら刻んだとされる十一面観音像をもとに、鎌倉時代に造立された十一面観音立像(重文)。像高94cmの見事なプロポーション、穏やかな顔に優しい手の動き、透彫りの技巧の細かな装身具などすべてが美しい秘仏です。春と秋の年2回、特別公開の折に拝見することができますから、一度ご覧あれ。西金堂には国宝・五重小塔が安置されています。
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表門を覆わんばかりのユキヤナギ=撮影 2015/3/26 奈良市法華寺町

本尊・十一面観音立像がおさまる本堂(西金堂付近から)=撮影 2015/3/26 奈良市法華寺町
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- 2015/03/29(日) 15:23:54|
- 花便り
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静寂が漂い気品ある古刹のハクモクレン南門をくぐると瑞々しいコケが出迎えてくれる秋篠の古刹。天平の美女と称えられる伎芸天立像(重文)を擁する
秋篠寺は、ことに女性ファンが多いと聞きます。
本堂前に咲く紅梅が散り始めるころ、入れ替わるようにハクモクレンが白い花を大きく開きます。大元堂と開山堂の間、春の陽光を浴びて伸びのびと枝を広げ開花を待つ古木ですが、今年は花つきがまばらなように感じれれました。
ここ数日の戻り寒波が遠ざかり、訪れたのは春の陽気に満ちた日でした。満開には少し早く、見ごろは2~3日後でしょうか。
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秋篠寺 木蓮 2010

撮影 2015/3/26 奈良市秋篠町
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- 2015/03/27(金) 13:48:05|
- 花便り
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毛筆の始祖に感謝し、書道の発展を祈願する筆まつり書道三聖人の一人、菅原道真公誕生の地で行われる恒例となった「筆まつり」。毎年春分の日に行われ、今年で36回目を数えます。
中国の筆の始祖、蒙恬(もうてん)に感謝する「蒙恬祭」に続き、「大字揮毫」が行われました。使い古した筆を新しい筆に交換する「筆交換」には、たくさんの書道愛好者・参拝者が参加されて長蛇の列。
その後、筆塚の前で護摩が焚かれ、持ち寄った古い筆を宮司らが投げ入れて「筆供養」。書道の上達・発展を祈願しました。
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境内に吊り下げられた大きな筆=撮影 2015/3/21 奈良市菅原町

力強い揮毫――「筆に魂を」と「花椿」の大字書2作(書家・前原葉陽氏)=撮影 2015/3/21 奈良市菅原町

筆供養=撮影 2015/3/21 奈良市菅原町

上達を願って子供たちの習字を護摩に投げ入れる権宮司=撮影 2015/3/21 奈良市菅原町
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- 2015/03/23(月) 12:08:49|
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白蛇伝説に彩られた長尾神社の
松苗と杉苗を用いるオンダ長尾神社は日本最古の官道であった竹内街道、長尾街道、横大路が交差する交通の要衝に鎮座します。
「(祭神の一柱の)水光姫命(みひかひめのみこと)は古事記や日本書紀に体が光って尾が生じていたと記されており、神様の姿が白蛇であるといわれるところから、蛇の頭が大神神社で尾が長尾神社という伝承があり」(当社掲示板)、かつての葛下郡(かつげぐん)の総社として知られる延喜式内社です。
毎年3月4日の午前に祈年祭、午後4時から拝殿前の斎庭で
オンダ(お田植)が行われます。田男が畦きり、畦こね、畦ぬりを、次いで牛面の牛(4つ足、2人胴)がカラスキを曳いて土起こし、マンガで土均しを行います。種籾まきの後、田男に鼻綱を曳かれて牛が現れてひと暴れ。暴れるほど豊作を呼ぶというよくある所作ですね。
次に早乙女(小学6年女子6名)が横一列に並んで太鼓の音に合わせて松苗の田植え。終わるや宮司の合図で一斉に松苗奪いが始まります。氏子区域(長尾、竹内、八川、木戸、尺土の五ヶ大字)には新興住宅の子供たちが多いと見え、(後の御供まきもそうですが)大混雑です。
当社の
オンダの特徴は、
松苗と
杉苗の二つを使うところ。御供(餅)まきの際、宮司は杉苗を放り投げます。松苗は米、杉苗は麦を表しているといいます。
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オンダの祭典=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾

暴れる牛。牛の胴衣と田男のハッピに「上り藤」の社紋=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾

松苗のお田植え=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾

松苗の奪い合い=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾

御供まき=撮影 2015/3/4 奈良・葛城市長尾
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- 2015/03/22(日) 14:24:12|
- 3月の祭り/行事
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