奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

下市八幡神社 どんどこ詣り 2015

名月の夜 太鼓をドンドコ打って 宮詣り

下市町下市の今在家の高台(秋津城の跡)に鎮座する八幡神社。秋の例祭・名月祭には「どんどこ詣り」が行われます。

氏子役員さんたちが拝殿で祭礼を終えた夜6時半頃、各町内(22町)から老若男女こぞって高張り提灯を連ね太鼓を打ち鳴らしながら神社への坂道を登りはじめます。「タ~ンタタッタ タ~ンタタッタ」と安騎津太鼓の軽やかなリズムが刻まれ、宮詣りの行列は次々と続きます。

「太鼓の音が聞こえだすと、夕食もそぞろに心はお宮詣りに飛ぶんや」と、胸の高鳴りを口にする長老さん。どなたも幼い頃から慣れ親しんだ安騎津太鼓への愛着はとても深いようです。

各町の腕に覚えのある人に混じって子どもたちも、拝殿下の鳥居前でひとしきり太鼓の奉納演奏。お神酒を一口戴き(子どもはお菓子)次の町の人に交代。しばし談笑の後、また太鼓を打ってそれぞれの帰路に着きます。

今宵は中秋の名月。神社境内からは杜の樹がさえぎって見えませんが、神社を下れば名月が煌々と輝く街中を各地元に帰りました。社務所では役員さんたちの直会が始まります。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・室生大野海神社 いさめ踊り 2013
 ・下部神社 吐山の太鼓踊り 2013



下市八幡神社 どんどこ詣り1
高張り提灯を掲げ、オウコ(枴)で太鼓を担いで打ち鳴らしながら宮詣り=撮影:2015/9/27 奈良・吉野郡下市町下市


下市八幡神社 どんどこ詣り2
宮入りすると順次拝殿下に準備された太鼓台に置き、安騎津太鼓の奉納演奏で腕自慢=撮影:2015/9/27 奈良・吉野郡下市町下市


下市八幡神社 どんどこ詣り3
帰路も太鼓をどんどこ叩いて各町内に還行=撮影:2015/9/27 奈良・吉野郡下市町下市


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  1. 2015/09/30(水) 21:27:14|
  2. 9月の祭り/行事
  3. | コメント:0

東阿田八幡神社 オカリヤ・宮遷し 2015

神さまの ひと時の住まいとなる お仮屋

五條市を流れる吉野川の流域にトーヤ(またはトヤ、頭屋)の祭祀儀礼に伴うオカリヤ(御仮屋)が伝承されています。東阿田の八幡宮氏子に残る例もそのひとつ。

東阿田では秋祭りに先立つこと1ヶ月前、氏神を迎え仮安座するためのオカリヤがトーヤの庭先に建てられます。

心柱を囲むように4本の杭を打ち横竹を渡した直方体。隙間に檜葉を差しはさみ上から青竹で押さえます。正面に御簾を吊るし、上部にも檜葉を差し込んで半球状に切り揃えて屋根とした本体が出来上がります。東向きです。

その正面に小石を敷き参道とし、手前に高さ1mの鳥居を建てて前に芝土を数枚、両脇にケイトウの鉢を置き燈篭を吊るします。最後に外側3m四方に高さ40cmほどの斎垣をめぐらし、檜葉を敷き詰め、4隅に立てた笹竹に注連縄を張ってオカリヤを完成させます。

神職(霊安寺町御陵神社宮司)によりオカリヤのお祓いを済ませた一同は八幡神社に赴き、宮遷し(神遷し)の神事を行います。

神籬(ひもろぎ)の榊を捧持してトーヤに還り、オカリヤの心柱の竹筒に立てたのち、遷座の祭礼を行います。これよりトーヤは宵宮の日まで神饌を供えるなど、氏神さまにお仕えすることになります。

この後、日を変えて「7つ御膳」の奉祭、宵宮、本宮とひと月にわたってトーヤ行事が続きます。これについては改めてご紹介したいとおもいます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・新住八幡神社 オカリヤ 2015  
 ・生駒山口神社 櫟原のオハキツキ・お渡り 2014



東阿田八幡神社 オカリヤ1
ほぼ完成したオカリヤ全景。このあと4隅に笹竹を立て注連縄を張り巡らせます。鳥居の両脇のケイトウの花は本来地植えで紅白ですが、手に入らない白花に変えて黄花で、鉢植えが置かれます。なぜケイトウなのか、その理由は不明=撮影:2015/9/27 奈良・五條市東阿田


東阿田八幡神社 オカリヤ2
神籬(ひもろぎ)の榊を捧持してオカリヤに赴くトーヤ。車が往来する
国道を渡るため、お渡り行列(約10人)が分断されました=撮影:
2015/9/27 奈良・五條市東阿田


東阿田八幡神社 オカリヤ3
神霊を遷した榊をオカリヤ心柱の竹筒に挿したのち、遷座の祭礼が行われます=撮影:2015/9/27 奈良・五條市東阿田

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  1. 2015/09/29(火) 17:43:58|
  2. 9月の祭り/行事
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宝山寺 彼岸万燈会 2015

万燈明の灯りがかもす幽玄の境内

商売繁盛の神様を祀る生駒聖天 宝山寺。秋の彼岸の中日には先祖を供養し感謝する「お彼岸万燈会」が行われます。

奥の院まで続く参道と境内は夥しい数のカップローソクの燈明や燈篭のほの灯りに照らし出され、幻想的な雰囲気に包まれます。

本堂前で法要が行われた後、貫主・大矢實園師らの僧侶に続いて参拝者は手杓の燈明を携え万燈明に浮かぶ石仏群の間を奥の院まで練り法要を行います。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・宝山寺 彼岸万燈会 2014
 ・宝山寺 彼岸万燈会 2013
 ・宝山寺 彼岸万燈会 2012
 ・宝山寺 彼岸万燈会 2011
 ・宝山寺 大鳥居注連縄奉納 2013



宝山寺 彼岸万燈会1
念仏を唱えながら奥の院まで「練行法要(練り供養)」を行う僧侶=撮影:2015/9/23 奈良・生駒市門前町


宝山寺 彼岸万燈会4
カップ燈明の灯りに淡く照らされた彼岸花=撮影:2015/9/23 奈良・生駒市門前町


宝山寺 彼岸万燈会2
暖かい灯りに包まれた夕闇迫る境内=撮影:2015/9/23 
奈良・生駒市門前町


宝山寺 彼岸万燈会3
幸せを祈る母と子=撮影:2015/9/23 奈良・生駒市門前町


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  1. 2015/09/24(木) 22:32:11|
  2. 9月の祭り/行事
  3. | コメント:0

休ヶ岡八幡宮 秋季大祭・子ども相撲 2015

神前で般若心経が唱えられる神仏習合の秋祭り

薬師寺の鎮守として平安時代に創建されたと伝わる休ヶ岡八幡宮(宮司・夏目芳信)では毎年敬老の日、薬師寺の僧侶出仕のもと、秋の大祭が執り行われます。

修祓、献饌、祝詞奏上、巫女神楽のあと、今年は石川県加賀地方に伝わる伝統芸能「加賀獅子」の雌雄一対の獅子頭(桐の一刀彫り)と胴体部分に当たる加賀友禅の「蚊帳」(ぼたんの花が描かれた麻布製)が奉納されました。

続いて薬師寺の僧侶一行が神式に則り拝礼した後、般若心経1巻と「南無八幡大菩薩」と斉唱すること3回。奈良ではしばしば見かける神仏習合の光景です。

その後例年どおり、子供たちの心身の健全な育成を願って近くの小学生男女による奉納相撲が行われれました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・休ヶ岡八幡宮 秋季大祭・子ども相撲 2012
 ・休ヶ岡八幡宮 秋季大祭・子ども相撲 2011



休ヶ岡八幡宮 秋祭り1
休ヶ岡八幡宮に参進する薬師寺の僧侶(山田法胤管主ら)=撮影:2015/9/21 奈良市西ノ京町


休ヶ岡八幡宮 秋祭り2
献饌=撮影:2015/9/21 奈良市西ノ京町


休ヶ岡八幡宮 秋祭り3
相撲土俵をお祓いする宮司。祭壇には奉納された加賀獅子と蚊帳が見える=撮影:2015/9/21 奈良市西ノ京町


休ヶ岡八幡宮 秋祭り4
近大相撲部のお兄さん一人に寄ってたかって挑戦する子供たち=撮影:2015/9/21 奈良市西ノ京町

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  1. 2015/09/22(火) 22:40:39|
  2. 9月の祭り/行事
  3. | コメント:0

生駒山 暗峠・棚田の秋 2015

黄金色の棚田に響く コンバインの音

生駒山暗峠(標高455m)の東斜面(奈良側)に広がる棚田に実りの秋が到来――。幸いにして奈良大和は旱魃・風水害に見舞われることなく、暗峠棚田は黄金色に染まり、収穫の時期を迎えました。

シルバーウィークとも呼ばれる大型連休の初日、爽やかな秋風を受けて暗越(くらがりごえ)奈良街道を東に下ると、コンバインの音を響かせ刈り入れ中の棚田をいくつか見かけました。ヒガンバナが彩りを添え実りの秋たけなわの風景――平和でのどかな光景が広がっています。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・生駒山 小さい秋 2014
 ・生駒山 暗峠・西畑の棚田 2012
 ・生駒山 ツツジ 2010
 ・生駒山 山染まる 2010



生駒山 暗峠の稲田1
実りの棚田風景=撮影:2015/9/19 暗越奈良街道/奈良・生駒市西畑町


生駒山 暗峠の稲田2
収穫の秋=撮影:2015/9/19 暗越奈良街道/奈良・生駒市西畑町


生駒山 暗峠の稲田3
刈り入れの後=撮影:2015/9/19 暗越奈良街道/奈良・生駒市萩原町


生駒山 暗峠の稲田4
生駒山を仰ぐ=撮影:2015/9/19 暗越奈良街道/奈良・生駒市萩原町


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  1. 2015/09/20(日) 21:00:37|
  2. 季節の風景・秋
  3. | コメント:0
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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