奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

東大寺 東塔跡の発掘調査

今年の7月から行われていた東大寺の東塔院跡の発掘調査の現地説明会が21日に開催されました。

東塔は大仏殿の両側に西塔とともに創建時に建てられ、高さは70~100mの巨大な七重塔であったと伝わります。平安時代(1180年)に兵火で焼け、鎌倉時の再建(1238年頃)を経て落雷で再び焼失(1362年)。現在は基壇跡だけが残っています。

今回の発掘調査で鎌倉時代の東塔の基壇を出土。規模は27m四方、高さ1.7メートル以上とみられ、奈良時代の創建時よりひと回り大きく拡張されていることを確認したと説明がありました

心柱を支えた心礎と柱穴9個を確認し、抜き取られた穴の並び状況から柱の配置は3間四方で、柱間寸法は南大門と一致することが判明とのこと。北面と東面に階段跡、周囲に玉石敷きが残っていました。

東大寺では東塔院跡を中心に、10年かけて境内の発掘調査を実施すると発表(今年7月)していますから、今後の成果にも大きな期待が寄せられます。



東大寺 東塔院跡1
東塔基壇――敷石、延石、東面と北面の階段(北東隅から)=撮影:2015/11/21 奈良市雑司町


東大寺 東塔院跡2
基壇の礎石抜取穴(白いロープで囲んだ部分)など(北西隅から)=撮影:2015/11/21 奈良市雑司町



東大寺 東塔院跡3
発掘調査前の東塔基壇跡(北西隅から)=撮影:2011/11/04 奈良市雑司町

スポンサーサイト

テーマ:史跡・神社・仏閣 - ジャンル:写真

  1. 2015/11/24(火) 19:36:11|
  2. 大和の古社寺
  3. | コメント:0

当尾の石仏(3) 大門仏谷 磨崖仏

谷間にひっそり 当尾最大の磨崖仏

石仏の里として知られる当尾(とおの)。浄瑠璃寺の大門があったことから呼ばれる大門仏谷(ほとけだに)に当尾で最古最大の如来坐像磨崖仏(平安時代)が見られます。

高さ6m、幅5mほどの大岩に彫られた、いわゆる丈六仏。ふくよかな顔に豊かな肉付きの堂々たる姿ですが、大門仏谷に至る道は浄瑠璃寺への道から外れており、また谷を隔て木立や茂った雑草のために人目につきにくいようです。

先にもこの如来磨崖仏を取り上げましたが(→こちら)、晩秋の草木に彩られた姿をご覧ください。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・当尾の石仏(1) 岩船寺付近の石仏
 ・当尾の石仏(2) 浄瑠璃寺・西小付近の石仏



大門仏谷 磨崖仏1
秋の装いの大門仏谷 如来磨崖仏=撮影:2015/11/19 京都府木津川市賀茂町北大門


大門仏谷 磨崖仏2
同上磨崖仏が彫られた谷向こうの大岩全体。谷への小道は雑草が
茂り、仏さんに近づくのが困難になっています=撮影:2015/11/19 
京都府木津川市賀茂町北大門


大門 石仏
おびただしい大門石仏群のなかのひとつ、石龕(せきがん)
地蔵石仏=撮影:2015/11/19 京都府木津川市賀茂町北大門


テーマ:石仏 - ジャンル:写真

  1. 2015/11/22(日) 20:32:47|
  2. 大和路の石仏・石造物
  3. | コメント:0

浄瑠璃寺 紅葉 2015

浄土庭園が美しい浄瑠璃寺。当尾の里の晩秋、三重塔と阿弥陀堂(ともに国宝)を周りの紅葉がいっそう美しさを際立たせます。

この季節、ことに多くの観光客が訪れる当尾の里の古刹です。「当尾の美女」の呼び名がある吉祥天女像でも有名ですね。

少し紅葉の見ごろは過ぎたかなと思われましたが、見ようによってはまだまだ紅葉・黄葉が楽しめました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・浄瑠璃寺 紅葉 2013
 ・雪の浄瑠璃寺 2013
 ・晩秋の浄瑠璃寺 2009
 ・当尾の石仏(3) 大門仏谷 磨崖仏



浄瑠璃寺 紅葉1
宝池(阿字池)越しに本堂・阿弥陀堂=撮影:2015/11/19 京都府木津川市加茂町西小


浄瑠璃寺 紅葉2
苔むす庭園に散り紅葉=撮影:2015/11/19 京都府木津川市加茂町西小


浄瑠璃寺 紅葉3
三重塔を取り囲む彩りさまざま=撮影:2015/11/19 京都府木津川市加茂町西小

テーマ:季節の風景 - ジャンル:写真

  1. 2015/11/20(金) 20:52:56|
  2. 季節の風景・秋
  3. | コメント:0

九品寺 紅葉 2015

石仏群を彩る散り紅葉

奈良時代の僧、行基によって創建されたと伝わる戒那山(かいなさん)九品寺(くほんじ)は、葛城山の東の山麓に建つ浄土宗の古刹。阿弥陀如来を本尊とします。

本堂の裏山に「千体石仏」と呼ばれる数多くの石仏群があることで有名です。秋も深まれば、その数々の石仏に赤く染まった紅葉が降り注ぎます。小雨もようのなか、静寂な境内を巡ってみました。
(実は先客の写真撮影の団体さんに「千体石仏」付近を占拠されていました。)



九品寺 紅葉1
撮影:2015/11/15 奈良・御所市楢原


九品寺 紅葉2
蜘蛛の糸に掛かって石仏の肩に留まった紅葉一葉(本堂への石段右手の庭に立つ比較的新しい石仏)=撮影:2015/11/15 奈良・御所市楢原


九品寺 紅葉3
撮影:2015/11/15 奈良・御所市楢原

テーマ:季節の風景 - ジャンル:写真

  1. 2015/11/17(火) 17:12:26|
  2. 季節の風景・秋
  3. | コメント:0

興福寺 慈恩会 2015

慈恩会(じおんね)は、法相宗の宗祖である慈恩大師の遺徳をしのび、正忌日にあたる11月13日に法相宗の主だった僧侶たちが一堂に会して営まれる法要で、論義法要の代表的なものの一つとされます。

現在、興福寺と薬師寺の2寺で1年交替で行われていますが、今年は興福寺仮金堂で開催。午後7時、金棒曳きを先導に松明の灯りに照らされて入堂。法会は午後7時から9時過ぎまで続きます。あいにく雨風が激しく荒れた晩秋の一夜でした。

今回は、法相宗の僧侶として認められるための口頭試問に相当する「堅義(りゅうぎ)」はありませんでした。数年に一回行われます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・薬師寺 慈恩会 2016
 ・興福寺 慈恩会 2013
 ・薬師寺 最勝会 2013



興福寺 慈恩会
慈恩会の会場(仮金堂)に参進する、赤色の七條袈裟の「注記(ちゅうぎ)」(題を読み上げ、論議を記録する役僧)一団=撮影:2015/11/13 奈良市登大路町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2015/11/14(土) 13:09:41|
  2. 11月の祭り/行事
  3. | コメント:0
次のページ

ブログ内の検索

フォントサイズ変更ボタン

文字を大きくする 文字を規定のサイズに戻す 文字を小さくする

L/Sボタンを押すたびに文字サイズが大きく/小さくなり、設定は30日間保存されます。Mボタンで元のサイズに戻せます。

カレンダー

10 | 2015/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

Copyright © 2013 奈良大和路~悠~遊~ All rights reserved.

最新記事 (10件を表示)

これより古い記事は「月別アーカイブ」や「カテゴリ」からご覧ください。「ブログ内検索」もご利用いただけます。

カテゴリ

1月の祭り/行事 (63)
2月の祭り/行事 (90)
3月の祭り/行事 (76)
4月の祭り/行事 (61)
5月の祭り/行事 (65)
6月の祭り/行事 (56)
7月の祭り/行事 (64)
8月の祭り/行事 (72)
9月の祭り/行事 (42)
10月の祭り/行事 (93)
11月の祭り/行事 (23)
12月の祭り/行事 (82)
新年のご挨拶 (7)
暑中見舞い (3)
季節の風景・春 (69)
季節の風景・初夏 (5)
季節の風景・夏 (4)
季節の風景・秋 (61)
季節の風景・冬 (11)
朝焼け・夕焼け (8)
平城遷都1300年祭 (7)
花便り (99)
大和の古墳 (1)
大和路の石仏・石造物 (6)
慰霊と復興への祈り (4)
月と星 (2)
大和の古社寺 (6)
写真展 (9)
未分類 (1)
花めぐり (1)

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

メールの送信はこちらからどうぞ。名前、アドレス、本文などは公開されません。

お名前:
メール・アドレス:
件名:
本文:

QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ