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奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

春日若宮おん祭(5) 稚児流鏑馬 2015

鮮やかに的を射て 拍手喝采

かつて大和国内の士(さむらい)が華やかな流鏑馬を神前で繰り広げたと伝わります。
現在のおん祭では、赤の水干につづら笠を被り、背に箙(えびら)を背負い、重藤(しげとう)の弓を手にした揚児(あげのちご)1名と白の水干の射手児(いてのちご)2名による流鏑馬が行われます。

流鏑馬といえば疾走中に的を射ると思われますが、現在は的前に止めた馬上から、一の的から三の的を順次射ながら進みます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・春日若宮おん祭(10) 競馬・稚児流鏑馬 2013
 ・春日若宮おん祭(7) 稚児流鏑馬 2012
 ・春日若宮おん祭(4) お渡り式・流鏑馬 2009



おん祭 稚児流鏑馬1
弓矢持ちと的持ちに続いて「影向の松」の下をお旅所に参進する流鏑馬の稚児3騎=撮影:2010/12/17 奈良市春日野町


おん祭 稚児流鏑馬2
的を目がけて矢を放つ射手児(いてのちご)=撮影:2010/12/17 奈良市春日野町

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  1. 2015/12/21(月) 10:24:57|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭(4) 松の下式 2015

「影向の松」の下で 芸能を披露 

春日大社の一の鳥居のすぐそばにある「影向の松(ようごうのまつ)」。おん祭ではここを通過するにあたって、日使(ひのつかい)の倍従(べいじゅう、楽人)や細男(せいのう)座・猿楽座・田楽座はおのおの芸能の一部を披露をしなければなりません。「松の下式」と呼ばれています。

松は特に芸能の神の依代とされますが、「影向の松」は春日大明神が翁の姿で降臨(影向)されて万歳楽を舞われたと伝わります。現在、古株のそばに後継の若木が植えられています。

関連記事(当管理者の関連記事へのリンク)
 ・春日若宮おん祭(6) 松の下式 2012



おん祭 松の下式1
日使(ひのつかい)を先導する「梅白枝(うめのずばえ)」と「祝御幣」(いわいのごへい)=撮影:2015/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式2
赤衣に長い千早(白布)を肩に掛け後ろに引いて進む特徴的な姿=撮影:2015/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式3
関白の名代・日使(ひのつかい)のお供である倍従(べいじゅう)は馬上で笛を奉奏。今年の日使は古川実・日立造船会長がお勤め=撮影:2015/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式4
白馬に騎乗の細男(せいのう)の一座は「袖の拝」を奉納。右は小鼓の座長・上司佳央氏=撮影:2015/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式5
「弓矢立合(ゆみやたちあい)」を演じる猿楽座。中央は金春流当代宗家・金春安明氏=撮影:2015/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式6
「三笠風流」を演じる狂言方の能楽師・茂山逸平氏=
撮影:2015/12/17 奈良市春日野町


おん祭 松の下式7
五色の大きな御幣を立て、田楽「一﨟刀玉(いちろうかたなだま)」(林五十二氏)=撮影:2015/12/17 奈良市春日野町


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2015/12/20(日) 22:23:23|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭(3) 宵宮祭 2015

薄暮のなか 「御戸開きの神饌」を粛々とお供え

宵宮祭は、若宮神をお旅所の行宮へと深夜にお遷しする遷幸の儀に先立ち、16日(午後4時ころ)若宮神前に「御戸開きの神饌」(「宵の御供」とも)をお供えし祭典の無事執行を祈る行事です。

夕暮れ近くの神域は春日の森に囲まれていっそう薄暗く、火縄の灯りで照らされて奏上される祝詞は荘重に響きます。

式進行は13年の記事(→こちら)をご覧ください。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・春日若宮おん祭(5) 宵宮祭 2014
 ・春日若宮おん祭(7) 宵宮祭 2013
 ・春日若宮おん祭(4) 宵宮祭 2012
 ・春日若宮おん祭(6) 宵宮祭 2010



おん祭 宵宮祭1
若宮本殿に参進する神職・巫女の列。花山院弘匡宮司に続く神職はご神木を捧持=撮影:2015/12/16 奈良市春日野町


おん祭 宵宮祭2
「御戸開きの神饌」(「宵の御供」)を奉る=撮影:2015/12/16 奈良市春日野町


おん祭 宵宮祭3
火縄を持つj神職。この位置で蹲踞し祝詞奏上する宮司を
照らす=撮影:2015/12/16 奈良市春日野町


おん祭 宵宮祭4
社伝神楽を奉舞するミカンコ(巫女)=撮影:2015/12/16 奈良市春日野町


おん祭 宵宮祭5
祭典を終え若宮本殿を退下する神職たち=撮影:2015/12/16 奈良市春日野町


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  1. 2015/12/19(土) 21:47:19|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭(2) 大宿所祭 2015

風流の飾りに囲まれ おん祭の無事執行を祈願

大宿所祭はおん祭の諸役(願主役・御師役・馬場役)を勤める大和士が行事の無事執行を祈願するために執り行われます。これに併せて大和士のための御湯立の神事も行われます(→こちら)。

祭壇には流鏑馬勤仕の稚児による「稚児の餅」や珍しい献菓子が供えられ、様々な造花や木彫りの人形で飾られます。祝詞奏上のあと、神職の奏楽とミカンコ(巫女)による社伝神楽が奉納されます。厳かな中に華やいだ雰囲気が満ちた祭礼です。

このあと大和士のおん祭勤仕の無事を祈り一献酌む「乗出しの祝」(→こちら)が行われます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
春日若宮おん祭(3) 大宿所祭 2014
春日若宮おん祭(4) 大宿所祭 2013
春日若宮おん祭(1) 大宿所祭・御湯立神事 2012
春日若宮おん祭(3) 大宿所祭 2010



おん祭 大宿所祭1
社伝神楽を奉奏するミカンコ(巫女)。左側に大和士が列席=撮影:2015/12/15 奈良市餅飯殿町


おん祭 大宿所祭2
大和士の「乗出しの祝」の儀(後姿しか撮れません)。棚には木彫りの造花や人形などの威儀物=撮影:2015/12/15 奈良市餅飯殿町


おん祭 大宿所祭3
直会の一献=撮影:2015/12/15 奈良市餅飯殿町

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  1. 2015/12/18(金) 21:44:12|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭(1) 大宿所詣・御湯立神事 2015

古都奈良の1年を締めくくる 華やかな「おん祭」

かつては大和一国を挙げての祭礼といわれた「おん祭」は絶えることなく継承されて今年で880回目。師走の15日から18日まで4日間にわたって、数々の古式芸能が繰り広げられる春日若宮の祭礼です。

初日の15日、辰市・八島・郷・奈良の渡り神子行列がJR奈良駅前から大宿所まで練り歩きます。大宿所というのは、かつておん祭を差配した大和士が奉仕にあたって参集し精進潔斎を行う参籠所でした。

大宿所では渡りの神子らが御湯立のお祓いを受けます。明治以降絶えていた「湯立の神事」が復活[1985(昭和60)年]してからというもの、大宿所祭が一段と華やいだ祭礼となりました。

境内には懸物(雉や鯛、鮭など)が吊り下げられ、また渡り道具(野太刀、馬長児の笹など)や、お渡り行列に使われる装束類が並べられ、祭の気分を盛り上げます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・春日若宮おん祭(2) 大宿所詣・御湯立神事 2014
 ・春日若宮おん祭(3) 大宿所詣・御湯立神事 2013
 ・春日若宮おん祭(1) 大宿所祭・御湯立神事 2012
 ・春日若宮おん祭(2) 御湯立神事 2011
 ・春日若宮おん祭(1) 大宿所詣・神子行列 2011



おん祭 大宿所詣1
三条通りを練るお渡り神子(辰市・八島・郷・奈良の神子)らの行列=撮影:2015/12/15 奈良市三条通り


おん祭 大宿所詣2
輿に揺られて渡る奈良神子の一行。紙垂傘は、降雨の気配ですぼめたまま=撮影:2015/12/15 奈良市奈良市三条通り


おん祭 御湯立
サンバイコを腰に巻き、両手にもったクマザサの束を釜のお湯につけ、「サヨーサ(左右左) サヨーサ」と唱えながらお湯を振りまき祓い清めるソネッタン(巫女)=撮影:2015/12/15 奈良市餅飯殿町

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  1. 2015/12/16(水) 22:36:47|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
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