奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

漢国神社 獅子神楽 2015

年の瀬に祓い清めの獅子神楽

年末の恒例となった漢国(かんごう)神社の獅子神楽奉納は今年で8回目。1年の最後にあたり悪霊を祓い、新しい年の招福を祈願して獅子舞・太神楽が行われました。

最近結成されたという漢国神社韓園(からその)講の皆さん(豊来家玉之助氏・桃股獅子舞保存会・大升獅子神楽団)による寒さを吹き飛ばす大熱演でした。演目は宮参り、猿田彦舞、韓園、廻剣中村、親子獅子、参神楽、大黒、長神楽、太神楽(寿獅子・曲芸)、平神楽、へべれけ、荒廻剣、四方鎮の13曲。太神楽曲芸もあってたいそうな盛り上がりようでした。

獅子舞の「韓園」は当神社に因んだ新作とのこと。当神社は「園神(そのかみ、大物主命)と韓神(からかみ、大己貴命・少彦名命)を祀り、かつては園韓神社と称していたのが、韓神の韓が漢に、園神の園が國となり、「漢國(かんごう)神社」という社名になった」と宮司さんの説明がありました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・漢国神社 華鎮「三枝祭」/式庖丁奉納 2014 
 ・漢国神社 華鎮「三枝祭」/式庖丁奉納 2012
 ・漢国神社 華鎮「三枝祭」/式庖丁奉納 2010
 ・漢国神社 鎮華「菖蒲祭」 2013
 ・漢国神社/林神社 饅頭まつり 2012



漢国神社 獅子舞1
「猿田彦舞」=撮影: 2015/12/29 奈良市漢国町


漢国神社 獅子舞2
「長神楽」=撮影: 2015/12/29 奈良市漢国町


漢国神社 獅子舞5
太神楽曲芸(豊来家玉之助氏)=撮影: 2015/12/29 奈良市漢国町


漢国神社 獅子舞3
「へべれけ」=撮影: 2015/12/29 奈良市漢国町


漢国神社 獅子舞4
「荒廻剣」=撮影: 2015/12/29 奈良市漢国町

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テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2015/12/30(水) 22:45:08|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

葛城坐一言主神社 一陽来復祭/鬼剣舞 2015

勇壮で躍動感あふれる鬼剣舞

一陽来復(いちようらいふく)とは冬至のことですが、陰の気がきわまって陽の気にかえる意から、悪いことが続いた後で幸運に向かうなどの意味が込められています。

葛城の一言主神社では、毎年冬至の日(今年は12月22日)に一陽来復祭が執り行われます。「室町時代から伝わっており、もとは夜中に行う秘事でしたが、20年ほど前から一般参加も可能な夕暮れ前に行うように変えた」(伊藤典久宮司)そうです。

まずは神前に灯明を献灯し、万物の霊を慰め、再生を願って招福を祈願します。祝詞奏上のあと、勇壮な鬼剣舞(おにけんばい)が京都の保存会の人達によって奉納されました。

鬼剣舞は岩手県北上地方の伝統芸能(奈良発祥の芸能でなくて残念)ですが、「当神社で奉納されるようになったのは2002年(平成14)から」とのこと(岩崎伝京都鬼剣舞ホームページ)。

鬼剣舞の踊り振りは極めて勇壮で力強く、たえず頭部を振り手足を様々に動作し続け、躍動感あふれます。威嚇的な鬼のような面(仏の化身)を着けた踊り手6人、笛2人、太鼓1人に手平鉦(てびらがね)1人の構成です。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・葛城坐一言主神社 秋季大祭 2012



一言主神社 鬼剣舞1
扇の舞=撮影:2015/12/22 奈良・御所市森脇


一言主神社 鬼剣舞2
刀剣の舞=撮影:2015/12/22 奈良・御所市森脇


一言主神社 鬼剣舞4
金剛夜叉明王の黒面。鬼ではなく仏(の化身)なので面に
角はありません=撮影:2015/12/22 奈良・御所市森脇


一言主神社 鬼剣舞3
献燈明=撮影:2015/12/22 奈良・御所市森脇


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2015/12/28(月) 12:32:26|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

興福寺 中室・経蔵・鐘楼の発掘調査 2015

興福寺では「興福寺境内整備基本構想」に基づいて、中金堂の復元など着々と整備が進められています。その一環として今年の10月から始まった中室(なかむろ)・経蔵・鐘楼の発掘調査についての現地説明会がありました。

今回の調査域は伽藍中枢部(中金堂周辺)にあたります。それぞれ創建当時の建物の基壇の一部や建物周辺の石組溝・玉石敷が出土し、建物規模が確認されるなどの貴重な知見が得られたと説明がありました。



興福寺 発掘調査1
経蔵の礎石、柱穴、基壇、石組溝、玉石敷など(北西隅から、背後は東金堂と五重塔)=撮影:2015/12/20 奈良市登大路町


興福寺 発掘調査2
奈良時代に僧侶が生活していた中室(東僧坊)で見つかった奈良火鉢=撮影:2015/12/20 奈良市登大路町


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  1. 2015/12/27(日) 17:38:48|
  2. 大和の古社寺
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭(7) 後宴能 2015

祭りが終わったことを寿ぎ、和やかに狂言

若宮神が本殿に還られたあとの御仮殿を背に、おん祭に携わった人々を慰労するため、狂言が演じられます。今年の演目は金春流楽「東北(とうぼく)」と「鐘馗(しょうき)」、狂言は「飛越(とびこえ)」の3つでした。

東北」は、東国より都に上ってきた旅僧が梅の木に見入っていると里女が現れ、その梅の木の由緒を語り、僧に読経を頼み消え失せます。僧が読経をしていると和泉式部の霊が現れ、和歌の徳や仏法の有難さを讃えて舞を舞って姿を消すと、僧の夢は覚めるのでした。

狂言飛越」は、新発意(しんぼち=出家して間もない者)が檀家に誘われて茶の湯に行く途中、水かさの増した川を怖じ気づいて飛び越えられません。檀家に抱えられて飛びますが、しんぼちは川にどぼん! 濡れ鼠のようだとからかう檀家。くやしいしんぼちは、かつて小さな力士相手の相撲に負けた檀家を笑い返します。じゃ相撲で決着をつけようとなって、しんぼちは檀相撲に勝ち、高笑いしながら逃げかえりるというあらすじ。罵り合いが主題。

鐘馗」は 唐の旅人が都へ向っている途中、怪しい里人に呼び止められます。話を聞くと、進士(しんじ)の試験に落第し自殺をはかった鍾馗という者。帝の恩召しで及第の取り扱いを受けたことに恩を感じ、後世のために悪鬼を滅ぼして国土を守護するので奏上してほしいと頼みます。旅人がこれを約束するや、鍾馗は虚空に昇って姿を消します。法華経を独誦して鍾馗の霊を弔っていると、鍾馗が真の姿で現れを国を乱す悪鬼を退治する勇猛な姿を見せ消え失せます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・春日若宮おん祭(9) 後宴能 2014
 ・春日若宮おん祭(7) 後宴能 2009
 ・東大寺 聖武天皇祭 慶讃能 2010



おん祭 後宴能1
能楽「東北」 旅僧が見入る梅の木の由緒を語り、僧に読経を頼み消え失せる里女(前シテ 金春欣三氏)=撮影:2015/12/18 奈良市春日野町


おん祭 後宴能2
能楽「東北」 僧が読経をしていると和泉式部の霊(後シテ 同氏)が現れ、生前の仏縁の思い出を語り舞を舞います=撮影:2015/12/18 奈良市春日野町


おん祭 後宴能3
狂言「飛越」 川を飛越えられず濡れ鼠となった悔しさを相撲で晴らす新発意(しんぼち、茂山茂氏)=撮影:2015/12/18 奈良市春日野町


おん祭 後宴能4
能楽「鐘馗」 試験に落第して自殺したが、執着の心を改めて悪鬼を滅ぼして国土を守護すると誓いを立てる里人(前シテ 金春穂高氏)=撮影:2015/12/18 奈良市春日野町


おん祭 後宴能5
能楽「鐘馗」 宝剣を持って現れ世を乱す悪鬼を退治する鐘馗の霊(後シテ 同氏)=撮影:2015/12/18 奈良市春日野町

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  1. 2015/12/24(木) 18:45:56|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0

春日若宮おん祭(6) お旅所祭/細男舞 2015

神秘的で謎の多い 素朴な細男(せいのう)舞

細男の舞は、神功皇后の朝鮮半島出兵の際に協力した海神・磯良(いそら)が貝殻のついた醜い顔を隠すため覆面をして姿を現したとの伝説に基づく不思議な舞。日本の芸能史上で他に例を見ない貴重なものとされます。

立烏帽子に浄衣を着て白い布を目の下から胸元にかけて吊り下げた6人(小鼓・笛・素手の各2名)が夕暮れ迫るお旅所の芝舞台で演じます。素朴な笛と鼓の音に合わせ、袖で顔を覆って前に進み後ろに退き、ほとんど所作らしいもののない独特の雰囲気をかもし出す、なんとも不思議な舞です。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・春日若宮おん祭(11) お旅所/神事芸能 2013
 ・春日若宮おん祭(6) お旅所祭/神楽など神事芸能 2011
 ・春日若宮おん祭(10) お旅所祭/神楽など神事芸能 2010
 ・春日若宮おん祭(5) お旅所祭/神事芸能 2009



おん祭 細男舞1
袖で顔を覆って前進・後退を繰り返す素朴な「袖の舞」=撮影:2015/12/17 奈良市春日野町


おん祭 細男舞2
小鼓を右手で打って前進。後ずさりには両手でチャンポン、チャンポン、チャンと5打=撮影:2015/12/17 奈良市春日野町

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  1. 2015/12/23(水) 22:35:53|
  2. 12月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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