奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

薬師寺 花会式(修二会) 初夜上堂 2016

履物の音を響かせ 夜の境内を金堂に

「六時の行法」と呼ばれるうち、夜の7時から行われる「初夜」と「半夜」の勤行のため、10人の練行衆(十僧とも)は金堂内で打ち鳴らされる鐘の音を合図に上堂します。

参籠宿所の地蔵院を出て、行灯の灯りに導かれカランコロンと下駄の乾いた音を響かせながら、ほとんど人気のない広い境内を金堂に参進する様は、大松明の炎に照らされ派手やかに上堂する東大寺とはまた一味違った敬虔な雰囲気を醸し出します。

西塔前の桜は咲きかけでしたが、本坊寺務所前の薄墨桜2本はほぼ満開。見ごろを迎えていました。

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 ・薬師寺 花会式(修二会) 社参 2016
 ・薬師寺 花会式(修二会) 日中・日没の勤行 2016
 ・薬師寺 花会式(修二会) 神供と鬼追い式 2015



薬師寺 花会式 初夜上堂
金堂の北出仕口から上堂する十僧(練行衆)。すぐに勤行が始まり、祈りの声がしじまを破って闇に響き渡ります=撮影:2016/3/28 奈良市西ノ京町


薬師寺 花会式 夜桜
うす墨桜ふたつ 「淡」と「薄」=撮影:2016/3/28 奈良市西ノ京町

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  1. 2016/03/30(水) 22:09:07|
  2. 3月の祭り/行事
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薬師寺 花会式(修二会) 社参 2016

法会の無事を祈って鎮守社詣り

美しい造花で薬師三尊を飾るところから「花会式」の名で親しまれている薬師寺修二会。7日間の薬師悔過法会の初日(3月25日)、練行衆は「社参」といって薬師寺の鎮守社・休ヶ岡八幡宮に参拝し、法会の無事を祈ります。

社参は東大寺二月堂の修二会でも行われますが、薬師寺では少し様子が異なります。神式で拝礼して宮司のお祓いを受け、かつ神前で般若心経などの読経を行う神仏合わさった参拝です。

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 ・薬師寺 花会式(修二会) 神供と鬼追い式 2015
 ・薬師寺 花会式(修二会) 神供と鬼追い式 2014
 ・休ヶ岡八幡宮 秋季大祭・子ども相撲 2015
 ・薬師寺 最勝会 2013
 ・薬師寺 桜・菜の花 2013
 ・薬師寺 お身ぬぐい 2011



薬師寺 花会式 社参1
金棒を曳く白丁に先導され、薬師寺を出て休ヶ岡八幡宮に参進する練行衆=撮影:2016/3/25 奈良市西ノ京町


薬師寺 花会式 社参2
神式拝礼し般若心経を神前読経する大導師・村上太胤(副住職)以下練行衆10人=撮影:2016/3/25 奈良市西ノ京町


薬師寺 花会式 社参3
鎮守社参拝を終え参籠宿所に戻る練行衆=撮影:2016/3/25 奈良市西ノ京町

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  1. 2016/03/27(日) 12:56:23|
  2. 3月の祭り/行事
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東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2016

遠敷明神にまつわる伝説の儀式--お水取り

二月堂修二会の代名詞ともなり、法会の中心ともいえる「お水取り」の作法。文字通りの「お水取り」は、13日の午前2時ころに行われる一夜限りの儀式なのです。

伝説に満ちた閼伽井屋の若狭井から聖なる閼伽水(あかみず=香水、若水)を汲み上げるため後夜(ごや)行法を中断して、水取り衆は咒師松明を先頭に若狭井のある閼伽井屋(あかいや)に向かいます。中に入るのは咒師、堂童子と香水を運ぶ二人の庄駆士だけ。

厳寒の深夜に雅楽の響き、篝火と松明の灯りだけの闇夜、練行衆が合図として吹き鳴らす法螺貝の音・・・。そこにかすかに浮かびあがる香水桶と水取り衆のシルエット・・・。なんとも幻想的、神秘的、感動的な雰囲気に満ちた儀式です。

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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2017
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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2012
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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2010
 ・若狭・神宮寺 お水送り 2011
 ・若狭彦神社・若狭姫神社 遠敷明神のふるさと 2011



お水取り 香水汲み1
咒師松明を先頭に閼伽井屋に下る咒師、平衆5人、堂童子
(左、山伏姿)、仲間と駆士たち。途中、興成社に参拝=
撮影:2016/3/13 奈良市雑司町


お水取り 香水汲み2
御幣とずばえを持つ赤衣の2人。続く駆士(くし)の後ろで杖を手に
閼伽桶を担ぐ庄駆士2人のほか、手松明で足元を照らす白丁姿の
講の衆=撮影:2016/3/13 奈良市雑司町


お水取り 香水汲み3
榊(樒?)で飾られた担い台の前後に閼伽(香水)桶1個ずつを担い棒で担ぐ庄駆士のシルエット。暗闇の中で汲み取った香水をこうして二月堂に運び上げます=撮影:2016/3/13 奈良市雑司町

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  1. 2016/03/21(月) 22:56:43|
  2. 3月の祭り/行事
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東大寺二月堂 修二会(お水取り) 籠松明上堂 2016

緊張感と熱気があふれる籠松明の上堂

薄く切った松のヘギを籠状に編んで美しく整えた、ひと回り大きな籠松明。各練行衆付きの童子が誇りを持ち丹念に時間をかけて作った特別の松明です。籠松明は香水汲みが行われる12日だけ二月堂欄干に姿を見せます。

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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 籠松明上堂 2013
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 籠松明上堂 2012
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 籠松明上堂 2011



お水取り 籠松明1
ただならぬ緊張感が漂う登廊石段下の点火場所。童子にとってもハレの日、袴の股立ちを取り袖をたくし上げ、いつもとは違う張り詰めた雰囲気と晴れやかな熱気が漂います=撮影:2016/3/12 奈良市雑司町


お水取り 籠松明2
出番を待つ籠松明。杉枝をカゴ状に包み外側を松の羽板がチューリップの花びらのように取り囲んでいるのが特徴。羽板を縛っているヒモは点火の際に取り外されます=撮影:2016/3/12 奈良市雑司町


お水取り 籠松明3
細殿の南側に並んだ11人の練行衆の前、籠松明に先立って床を焦がさんばかりに加供松明を引き回し(場を清める意味なのでしょうか?)、登廊を登り下りして(3回)堂内と連携をはかる加供奉行=撮影:2016/3/12 奈良市雑司町


お水取り 籠松明4
重さおよそ70kgもあるという燃え盛る籠松明を肩に担ぎ、細殿を
経て登廊の長い石段に進入する童子さんのハレ姿。前後のバラ
ンスをとるため、竹の尻に根っこを残しています=撮影:
2016/3/12 奈良市雑司町

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  1. 2016/03/20(日) 17:34:15|
  2. 3月の祭り/行事
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東大寺二月堂 修二会(お水取り) 蜂の巣飾り 2016

“幻の蜂の巣”といわれる飾り物

12日の閼伽井屋(あかいや)周辺は何か独特な雰囲気に包まれます。建屋の周囲は新しい樒の小枝で飾られ、放錠した扉のハリの上には注連縄が掛けられています。神社の鳥居のように立つ正面の石柱にも、この日注連縄が渡され、深夜(13日午前2時ころ)に行われる「水取り(香水汲み)」の儀式を待つばかり。

この日、密かに行われるのが「蜂の巣飾り」。形が蜂の巣に似ていることに由来する名前の、紙で出来た飾り物を堂童子さんが入り口扉の上につけるや瞬時に縁起物として奪われてしまいます。したがって眼にする人は極めて少なく、“幻の蜂の巣”と云われます。

籠松明上堂に使われる加供松明(→こちら)と、「水取り」の際に用いられる咒師松明も参籠宿所の入り口に準備されます。

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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 蜂の巣飾り 2015
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 蜂の巣飾り 2013
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 咒師松明 2012
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 松明あれこれ 2011



お水取り 蜂の巣飾り1
「蜂の巣飾り」の一瞬の争奪戦。飾り付けを行った紙衣の堂童子さんも唖然=撮影:2016/3/12 奈良市雑司町


お水取り 蜂の巣飾り4
争奪戦で取り外された「蜂の巣」を元の状態に再現してもらいました=撮影:2016/3/12 奈良市雑司町


お水取り 蜂の巣飾り2
これが「蜂の巣」です。蜂の巣か?薔薇の花弁にも菊の花びらにも見えますね。何年も密かに狙っていて、やっと願いかなった仲間(ちゅうげん)のMさん、おめでとう!=撮影:2016/3/12 奈良市雑司町


お水取り 蜂の巣飾り3
咒師松明の天狗飾り。新しい立派なお面です(以前のはこちら)=撮影:2016/3/12 奈良市雑司町

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  1. 2016/03/19(土) 21:36:13|
  2. 3月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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プロフィール

Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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