奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

写真展 「第6回 私がとらえた 大和の民俗」 2016

お知らせ 奈良県立民俗博物館 写真展
  「第6回 私がとらえた 大和の民俗 ―住― 」

奈良県立民俗博物館との共同企画による写真展を開催。大和の民俗に興味を懐いて奈良を駆け巡っている写真家11名(各3点)の作品です。

■ 平成28年10月29日(土)~12月11日(日)午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
  休館日は月曜日(月曜日が祝日・振替休日のときは次の平日);65歳以上は入館料無料
■ 奈良県立民俗博物館 玄関ホール(民博のホームページは→こちら

今回のテーマは 「住」。昨年、一昨年に「食」 「衣」 を取り上げ、今回で生活の三大要素である「衣・食・住」が完結。大和の住まいと暮らしにまつわる、バラエティに富んだ 「住」 の民俗写真が展覧されます。深まる秋の大和民俗公園内の博物館にお運びいただければ幸いです。



民俗博物館 写真展ポスター 「住」


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テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2016/10/31(月) 12:28:08|
  2. 写真展
  3. | コメント:0

田原菅原神社 秋祭り(火祭り) 2016

長大な松明 闇を駆ける秋祭り

大宇陀田原に鎮座する菅原神社の秋祭り。宵宮には燃え盛る大松明を担いで練り歩くなど、勇壮なところから「火祭り」とも呼ばれています。

氏子地区はカミ(上の組)とシモ(下の組)に分かれ、各地区で長さ約7m、太さ(直径)約30cmの大松明を準備。丸太を心棒にして乾燥した割竹を重ねて藁縄で縛ったもの。

宵宮の夜7時前、各トーヤの庭で大松明に点火。15人ほどの若衆が担いで火の粉を散らしながら神社に向かいます。途中で大松明を放り上げたり回ったり。少々お神酒も入っていますから豪快です。「ヨイトー、カイトー」(良い垣内の意)と掛け声を上げると聞いていましたが、もっぱら「ヨイサー、ヨイサー」でした。

神社前の石段下で気勢を上げた後、長く急な石段を一気に駆け上がります。カミから先に上がるのがしきたりとか。神殿に向かって右側にカミ、左側にシモの大松明を立て、松明のほの灯りの中で祭典が執り行われます。本来は足元を照らす松明であったのが、いつの間にか今のような大松明に“進化”したのでしょうね。

玉垣内では祭典中、トーヤワタシ(頭屋の引継ぎ)の儀式が行われるそうです。神事の後、子供たちが楽しみにしている御供の餅まきで一段と賑やかになり、夜は更けていきます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東坊城のホーランヤ 2016
 ・長谷寺 だだおし 2016
 ・龍田大社 風鎮大祭/風神花火 2015
 ・吉祥草寺 茅原のトンド 2015
 ・往馬大社 火祭り 本祭行事 2013
 ・念仏寺陀々堂 鬼はしり 2013



田原菅原神社 火祭り1
大松明を頭上に3回放り上げて気勢を上げ、カミのトーヤを出発=撮影:2016/10/23 奈良・宇陀市大宇陀田原


田原菅原神社 火祭り2
提灯を手に大松明を追いかける子供たち。少し前までは麻殻(おがら)を束ねた手松明を使っていたそうですが、入手難からか手持ち提灯に変えたよし=撮影:2016/10/23 奈良・宇陀市大宇陀田原


田原菅原神社 火祭り3
「ヨイサー ヨイサー」と駆けるように練る若衆(カミ)=撮影:2016/10/23 奈良・宇陀市大宇陀田原


田原菅原神社 火祭り4
長く急な神社石段を一気に駆け上がる大松明(シモ)。後に子供らと、
御供餅桶やお神酒を持った者が続きます=撮影:2016/10/23 
奈良・宇陀市大宇陀田原

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2016/10/27(木) 21:25:12|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | コメント:0

桃香野八幡神社 秋祭り/お渡り・能楽奉納 2016

月ヶ瀬桃香野の八幡神社では中世の面影を残す秋祭りに能楽が奉納されます。演者は氏子有志(誠謡会)の皆さん。神社境内に設けられた能舞台(橋掛つきの敷舞台)で演じます。このような中世的な芸能は、ことに東山中(大和高原)の秋祭りに多く伝承されおり、芸能史からたいへん貴重なものとされます。

演目は能「翁(千歳の舞、翁の舞)」「三番叟」、仕舞「弓八幡」「鶴亀」、子供狂言「しびり」、仕舞「高砂」「羽衣」でした。囃子は小鼓ふたつのみ。

能楽奉納は例祭が終わった後の余興の意味があるようです。長老であるオトナ(老名)衆は参篭所から、中老のヨボサ(烏帽子)は中正面に敷いたゴザの上から、酒を飲みながら能楽を鑑賞します。

例祭の神饌には、芋頭皿、大豆籠、花芋籠、花餅籠など特殊な飾り御供があり、これらを奉持した裃・袴・下駄ばきの若衆がオトナ衆の待つ神社までお渡りを行います。行列にはヨボサ衆が稚児――何故か「尻喰い園児」と呼ぶ――と手をつないで後に従い、最後尾にお神酒桶を持つ人がつきます。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・桃香野八幡神社 弓始祭 2016
 ・花便り 月ヶ瀬梅林 梅 2014



桃香野八幡神社 秋祭り1
花御供を持つ若衆と稚児たちのお渡り一行=撮影:2016/10/23 奈良市月ヶ瀬桃香野


桃香野八幡神社 秋祭り2
裃姿の長老(オトナ)がずらりと並び舞台では紋付に裃姿の男が翁面箱を持ってお渡りを出迎えます=撮影:2016/10/23 奈良市月ヶ瀬桃香野


桃香野八幡神社 秋祭り3
翁の舞=撮影:2016/10/23 奈良市月ヶ瀬桃香野


桃香野八幡神社 秋祭り4
黒尉の面をつけた三番叟。「ヨッ、ホッ、ホッ」の小鼓に合わせて鈴を振りながら舞台を回る鈴の舞=撮影:2016/10/23 奈良市月ヶ瀬桃香野


桃香野八幡神社 秋祭り5
子供狂言 「しびり」。足が痛いと仮病を使う太郎冠者を攻める主人=撮影:2016/10/23 奈良市月ヶ瀬桃香野

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  1. 2016/10/26(水) 23:39:36|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | コメント:0

結崎・糸井神社 秋祭り/宵宮祭 2016

トーヤ渡りと奉幣神事

中世に繊維・織物業で栄えた結崎(ゆうざき)に鎮座する糸井神社は延喜式内の古社。当神社を氏神とする結崎5垣内(市場、中村、井戸、辻、出屋敷)が神社に集結し、宮座組織の色濃い古風を残す秋の祭典を執り行います。

本祭の2週間前、末社5柱 「春日大明神、事代主命、大国主命、住吉大神、稲荷大明神」 の分霊を各垣内のトーヤ(当屋/頭屋/当家/頭家)に築いたオカリヤに1柱ずつ遷し(遷座祭)、本祭まで祀ります。各垣内で祀る分霊は毎年変わるといいます。

宵宮と本祭の両日、各垣内から「ミキニナイ(神酒担い)」を先頭に大きな御幣を奉持して糸井神社にお渡りし祭典を行いますが、宵宮は夜のお渡りであって御幣は白い紙、神酒壷の覆い紙は黒色、そして巫女神楽は拝殿内で舞うのに対し、本祭のお渡りは昼間であり大御幣に赤・黒の飾り幣が付き、神酒壷を赤い紙で覆い、神楽舞は拝殿外であるなどの違いが見られます。

宵宮の祭典後、夜遅くトーヤとトモ(伴、前年のトーヤ)が拝殿で御供あげ(献饌)の儀式を行います(未見)。
トーヤ渡りと祭典の説明は本祭の項(→こちら)に挙げましたので、ここでは重複を避けますが、ご参照戴ければ幸いです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・結崎・糸井神社 秋祭り/当屋行事 2011 
 ・結崎・糸井神社 神楽祭 2015



糸井神社 秋祭り/宵宮祭1
2番トーヤの一行。途中で「トウ、トウ、ワーイ」などと呼ばわる。提灯持ちを先頭に「ミキニナイ(神酒担い)」、「事代主大神」の御幣持ち、烏帽子・素襖姿のトモ(伴)、浄衣のトーヤ、コモ持ちなどが従う。ミキニナイが担ぐのは葉付きの柳の枝の前方に「竹馬」、後部に小御幣を刺した初穂を吊り下げたもの。竹馬には黒紙で蓋をした神酒壷が下がり、脚に藁苞包みのフスマが括り付けられている=撮影:2016/10/22 奈良・磯城郡川西町結崎


糸井神社 秋祭り/宵宮祭2
拝殿前に敷いたコモに着座し、幣振りを行う1番トーヤ。青い素襖姿のトモが脇に立ちます。奉幣を終えた大御幣「春日大神」は宮司が拝殿で神前に向かって改めて幣を大きく振り奉幣します=撮影:2016/10/22 奈良・磯城郡川西町結崎


糸井神社 秋祭り/宵宮祭3
大御幣に付けられた洗米の包みを解き、幣振りに先立って米粒を撒く宮司。豊作感謝を強く意識した祭りであることがみてとれます=撮影:2016/10/22 奈良・磯城郡川西町結崎

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  1. 2016/10/25(火) 17:30:20|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | コメント:0

龍田大社 秋祭り/神輿渡御 2016

龍田大社は夏の勇壮豪快な風鎮花火の奉納でよく知られた古社。秋には豊作を感謝する大祭(秋祭り)が斎行され、優美な神輿の渡御行列が町なかを練り歩きます。

祭神は「風の神様」こと天御柱命(あめのみはしらのみこと)と国御柱命(くにのみはしらのみこと)の2柱。一ノ宮(男神)、二ノ宮(女神)とも呼び、それぞれ宵宮の遷座祭で神輿2台に遷られます。宵宮で渡御はありません。翌日、神幸祭・発輿(はつよ)祭を執り行ってお渡りに出御されます。

宵宮祭と本祭の両日、地元・三郷町内から総勢7台の太鼓台が宮入り。三郷町制施行50周年とあって、いつにもまして秋祭りは盛り上がったようです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・龍田大社 風鎮大祭/風神花火 2015
 ・龍田大社 風鎮大祭/風神花火 2011
 ・龍田大社 風鎮大祭/風神花火 2010
 ・龍田大社 風鎮大祭/風神太鼓・河内音頭 2011
 ・龍田大社 風鎮大祭/神賑行事 2010



龍田大社 秋祭り1
龍田神楽の奉納(宵宮・遷座祭にて)=撮影:2016/10/15 奈良・生駒郡三郷町立野


龍田大社 秋祭り2
鳥居前を練る太鼓台〈宵宮にて〉=撮影:2016/10/15 奈良・生駒郡三郷町立野


龍田大社 秋祭り3
神輿の出発式に当たる発輿祭(はつよさい)=撮影:2016/10/16 奈良・生駒郡三郷町立野


龍田大社 秋祭り4
一ノ宮の神輿出御。鳥居前で台車に乗せて渡御=
撮影:2016/10/16 奈良・生駒郡三郷町立野


龍田大社 秋祭り5
神職が行く先々を祓って先導し、後に太鼓、猿田彦、榊、幡、鉾、盾、伶人、神輿、宮司、諸役員と続き、役場までお渡り=撮影:2016/10/16 奈良・生駒郡三郷町立野

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  1. 2016/10/19(水) 14:20:19|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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