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奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭礼や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

みち草まんだら オオニシキソウ(大錦草)

畑の道端で見つけました。ニシキソウの仲間ですが、茎はよく枝分かれして立ち上がり、大型(高さ20~50cm)になるところからついた名前です。立ち上がらずに地を這うのは小型のコニシキソウ(小錦草⇒こちら)で、葉に暗紫色の斑紋が目立ちます。どちらも茎や葉を傷つけると乳白色の乳液が出ます。

オオニシキソウの茎は赤色を帯びて茎先や枝先にまばらに小さな杯状花序をつけます。白い花弁のように見えるのは、付属体(雄しべと雌しべと腺体を囲むようについた花びらのようなもの)です。北アメリカ原産の帰化植物、トウダイグサ科のトウダイグサ属(Euphorbia nutans EUPHORBIACEAE)。

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オオニシキソウ 大錦草
撮影 2020/8/22 京都・相楽郡精華町

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テーマ:花の写真 - ジャンル:写真

  1. 2020/08/31(月) 22:45:27|
  2. みち草まんだら
  3. | コメント:0

上深川 富士垢離 2020

<新型コロナウイルス感染の拡大により、各地から夏の風物詩が多く消えてしまいました。そんな中、例年どおりに行うという、今では珍しくなった「富士垢離(ふじごり)」を拝見させて戴きました。>

江戸時代の中ごろから江戸を中心に広まった富士山信仰は、霊峰富士の山から遠く離れた大和の人々にも受け入れられていました。そのひとつ、奈良市(旧都祁村)上深川には富士垢離の行事が今に伝わります。

伝統行事を代々引き継いできた講衆は5人。最近、高齢のお一人が亡くなられて喪のため、4名が八柱神社に参集しました。白装束に着替え、鉢巻き姿で草鞋履き。先ずは氏神に行事の無事を祈って拝礼した後、深江川の勧請(かんじょう)の淵におもむきます。

田んぼに3本の御幣竹を立てて注連縄を張り、脱いだ白衣を掛ける竹を別に立てます。ふんどし一つとなって川に降り立ちます。川の擁壁の上に神酒と洗米・塩を供へ、富士山のある東を向いて「ひー、ふー、みー、よー、いー、むー、なー、やー」と8まで数えながら、手にした柄杓(ひしゃく)で川の水を頭に掛ける所作を行います。繰り返すこと8回。これを一垢離といい、合わせて64回水を掛けたことになります。数の意味は伝わっていません。

かつては時間をおいて(午後4時ころ)二垢離目をとったそうですが、「今は簡素化で一垢離だけなんや」とのこと。終わって神社境内にある歴史民俗資料館にて精進料理の会食です。

なお、現在は8月24日(今年は日曜日の23日に変更)に行われている富士垢離ですが、元は8月7、8日に行われ、さらに昔は7日間のお籠もりと垢離取りを行ったものだといいます。

<追記>八柱神社の秋祭りに、中世芸能の面影を今に伝える芸能「題目立(だいもくたて)」(国指定重要無形民俗文化財、登録ユネスコ無形文化遺産)が奉納されます。

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富士垢離1
垢離の淵に向かう講衆4人。御幣竹と注連縄、三方に載せた神酒と洗米に塩、それに脱いだ白浄衣を掛けるための竹3本を分担して持ち、各自はそれぞれ先祖伝来の柄杓と数珠を手にし草鞋履きで神社を下ります=撮影 2020/8/23 奈良市上深川町


富士垢離2
東向きに御幣竹を立てて注連縄を張り、白衣を脱ぎます=撮影 2020/8/23 奈良市上深川町

富士垢離3
川に降り立ち、注連縄の先、遠く東の霊峰に向かって合掌して拝礼。中断はあるにしろ、江戸時代から続いてきた富士山信仰に基づく禊の水垢離です=撮影 2020/8/23 奈良市上深川町


富士垢離4
「ひー、ふー、みー、よー、いー、むー、なー、やー」と8まで数えながら、手にした柄杓で川の水を頭に掛ける所作。これを8回繰り返します。左手に持った数珠で数取りをします=撮影 2020/8/23 奈良市上深川町


富士垢離5
垢離の作法を終えて神社に戻る講衆。氏神にお礼参りをした後、精進料理の会食です。日差しが強く、残暑の厳しい日でした=撮影 2020/8/23 奈良市上深川町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2020/08/24(月) 21:25:51|
  2. 8月の祭り/行事
  3. | コメント:0

みち草まんだら ユウゲショウ(夕化粧)

朝の散歩道で出会ったユウゲショウ(夕化粧)。綺麗ですね。足元には雑草と蔑視されるけれど、このような可愛い花がたくさん咲いています。

夕化粧」の名前は、午後遅くに開花して艶っぽい花色を持つことに由来しますが、実際には早朝からでも開花した姿を見ます。5月から9月にかけて、道ばたや荒れ地でよく見かけるアカバナ科マツヨイグサ属の多年草(Oenothera rosea ONAGRACEAE)。

花は薄紅色で直径1~1・5cmで、赤い筋が目立ちます。オシロイバナの通称「夕化粧」と紛らわしいので、区別のため赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)とも呼ばれます。 マツヨイグサ(待宵草)は同じ仲間です。 

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ユウゲショウ(夕化粧)2
撮影 2020/8/22 京都・相楽郡精華町


ユウゲショウ(夕化粧)1
撮影 2020/6/27 京都・相楽郡精華町

テーマ:花の写真 - ジャンル:写真

  1. 2020/08/22(土) 16:11:19|
  2. みち草まんだら
  3. | コメント:0

みち草まんだら シンテッポウユリ(新鉄砲百合)

植えた覚えもないのに、いつの間にか庭に定着している白いラッパ状のユリ(百合)――。テッポウユリ(鉄砲百合)か? タカサゴユリ(高砂百合)か? はたまたシンテッポウユリ(新鉄砲百合)か? 

毎年お盆のころに咲き、花の外側に赤茶色の縞はなく、葉は細身……とくれば、これはテッポウユリタカサゴユリが自然交雑でできたシンテッポウユリ(Lilium x formolongo)であろうとみました。繁殖力が旺盛のようです。

“危険な暑さ”が続く今年の酷暑のさなか、庭の片隅に咲く爽やかな白色の筒状花が涼を呼んでくれます。新型コロナ感染からのヒミツ(避“密”)の生活に加え、熱中症対策のヒショ(避“暑”)がキーワードとなっている今夏です。早くどちらも解消してほしいものですね。

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シンテッポウユリ1
撮影 2020/8/16 奈良・生駒市


シンテッポウユリ2
撮影 2017/8/22 奈良・生駒市


シンテッポウユリ3
撮影 2017/8/22 奈良・生駒市

テーマ:花の写真 - ジャンル:写真

  1. 2020/08/18(火) 11:37:16|
  2. みち草まんだら
  3. | コメント:0

みち草まんだら オクラ(秋葵)

オクラ秋葵)といえば切り口が五角形で、ねばねばが独特の夏野菜。食べたことあるよとおっしゃる方でも、「オクラの花」は見たことない方が多いのでは? 「世界で一番美しい野菜の花」といわれるアオイ科トロロアオイ属の植物です。同じ科のハイビスカスやムクゲ(木槿)、フヨウ(芙蓉)によく似た美しさです。

花の命は短くて、わずか半日から一日。午後には萎んでしまうようです。朝の散歩で出会ったオクラの花をご覧ください。なお名前は世界各地で共通してオクラ(okura)と呼ばれているそうです。

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オクラ 1
オクラの花=撮影 2020/8/13 京都・相楽郡精華町


オクラ 2
果実とともに=撮影 2020/8/13 京都・相楽郡精華町

テーマ:花の写真 - ジャンル:写真

  1. 2020/08/13(木) 18:17:54|
  2. みち草まんだら
  3. | コメント:0
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・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑です。

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