奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

氷室神社 夕座舞楽 2010

氷室神社(ひむろじんじゃ) 夕座舞楽  2010

氷室神社秋の例祭の夕座舞楽。神殿から遷座された神輿を前にして、10月1日、すっかり陽も落ちた午後6時ころ篝火に火がつけられ、夕座舞楽の幕が開かれました。南都晃耀会・南都流舞楽伝承会による奉納舞楽です。

まず地方(笏拍子、歌、笛、篳篥)が舞殿(拝殿)に上がり、やがて地方の演奏にあわせ登壇した舞人4人によって舞楽東遊(あずまあそび)」が演じられました。このときばかりは楽人も同じく舞殿上で奏楽します。

「東遊」に続きお祓いの舞ともいわれる「振鉾(えんぶ)」のあと、以下にご紹介する8曲の舞楽(昨年と同じ演目)が演じられました。ほぼ3時間にわたる優雅な舞楽の夕べ。最後は「長慶子」の奏楽のなか、観客も参加して神前から撤餞のお手伝いをして夕座の神事が終わると、秋の夜はすっかり更けていました。

なお、氷室神社、夕座舞楽の説明は昨年の記事(下記)も参照頂ければ幸いです。

関連記事(当管理者の写真記事へのリンク)
 ・氷室神社 夕座舞楽 2014
 ・氷室神社 夕座舞楽 2013
 ・氷室神社 夕座舞楽 2009
 ・氷室神社 献氷祭 2010
 ・氷室神社 しだれ桜 2003



夕座舞1
「万歳楽(まんざいらく)」
唐の賢王の世に鳳凰が「賢王万歳」と鳴いたので、その様子を曲にしたと伝わる左舞(唐楽)。おめでたいときに演舞され、緩やかに4人で舞います(平舞)。舞楽では左舞と右舞が対になって演目が決められます。これを番舞(つがいまい)といい、「万歳楽」の番舞は「延喜楽」です。撮影:2010/10/1 奈良市春日野町


夕座舞2
「延喜楽(えんぎらく)」
延喜年間に作られたとされ、年号が曲名となっている右舞(高麗楽)。「万歳楽」と組まれて(番舞)おめでたいときに演じられます。襲装束に鳥甲を被って4人で舞います。「延喜楽」と「万歳楽」は、舞楽の中でも特にゆったりとした優雅な曲といわれます。撮影:2010/10/1 奈良市春日野町


夕座舞3
「賀殿(かてん)」
遣唐使が持ち帰った琵琶譜をもとに、平安時代のはじめに楽と舞が日本で作られた舞楽。舞人は右肩脱ぎの襲装束に甲をつけて4人で舞う左舞(唐楽)です。古くから殿堂の新築祝賀の宴によくこの曲が舞われていますが、楽曲の由来とは直接関係はないようです。番舞は「長保楽(ちょうぼうらく)」。撮影:2010/10/1 奈良市春日野町


夕座舞4
「登天楽(とうてんらく)」
もとは童舞(どうぶ)の曲だそうですが、現在は大人が舞っています。右舞(高麗楽)に属し、蛮絵装束と呼ばれる黄色系の装束を着用して4人の舞人による穏やかな舞です。番舞は「五常楽」。撮影:2010/10/1 奈良市春日野町


夕座舞5
「陵王(りょうおう)」
昨年(2009年)の説明を参照ください。(関連記事
の項にリンク先をあげてあります。) 撮影:2010/10/1
奈良市春日野町


夕座舞6
「納曾利(なそり)」
昨年(2009年)の説明を参照ください。(関連記事
の項にリンク先をあげてあります。) 撮影:2010/10/1
奈良市春日野町


夕座舞7
「拔頭(ばとう)」
昨年(2009年)の説明を参照ください。普通は天狗のような赤い面をつけ1人で勇壮に舞う走り舞。ここでは昨年と同様、面をつけずに2人が舞いました。撮影:2010/10/1 奈良市春日野町


夕座舞8
「落蹲(らくそん)」
昨年(2009年)の説明を参照ください。本来は2人舞
の曲ですが、今回は舞人は1人でした。撮影:2010/10/1
奈良市春日野町


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  1. 2010/10/05(火) 20:55:03|
  2. 10月の祭り/行事
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・奈良県北部在住の男性です。1300年の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
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