奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

大和神社 御弓始祭 2011

大和神社 (おおやまとじんじゃ) 御弓始祭 (おゆみはじめさい) 2011
  魔除けと豊作を祈る新春恒例の弓打ち神事

毎年正月4日に行われる新春恒例の御弓始祭大和神社の拝殿で無病息災、五穀豊穣を祈る祭典のあと、小笠原流の古式に則り、奈良県弓道連盟の会員らにより弓術と礼式が披露されました。

まずは鏑矢(かぶらや)を放つ「蟇目の儀(ひきめのぎ)」。続いて宮司(塩谷陸男)や氏子代表による奉射。市立南中の弓道部員らによる弓打ち、次いで鎌倉時代の武家の「弓始め式」に倣った「百々手式(ももてしき)」が行われました。

「百々手式」というのは、10人の射手が10手ずつ(1手は甲矢・乙矢の2筋のこと)射るところから、この名が付けられているそうです。今回は男女5人ずつが前弓と後弓の2組に分かれて行われました。的に向かって平行に並んだ端の射手から順に1~2秒の間隔を置いて矢が放たれます。連射です。これは敵に攻撃の隙を与えずに連続して攻撃する手法なのですね。的に当たる音が「ポン、ポン、ポン・・・」とリズミカルに小気味よく響きます。

構えの体制をとるまで動きの一つひとつが古式の作法に適い、一連の典雅な所作で弓が射られます。同じ動作が少しタイミングをずらして順次整然と流れるように行われる美しさ。ここが「百手式」の見所といえましょう。

昨年(2010年)と2007年には「三々九手挟式(さんさんくてばさみしき)」が披露されました。併せて下に挙げたリンク先もご覧いただければ、その違いが分かり興味深いと思います。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・大和神社 御弓始祭 2010
 ・大和神社 御弓始祭 2007



御弓始式1
射場に入る蟇目(ひきめ)射手(県弓道連盟副会長・新司正人)
と奉行、射手らの一行=撮影:2011/1/4 天理市新泉町


御弓始式2
「蟇目の儀」は魔性を鎮める儀式。 蟇目矢(鏑矢)を放たんとする蟇目の射手。一瞬後に「ヒューン」と音を発し空(くう)を飛びました。右側には式の奉行や記録係が見守っています=撮影:2011/1/4 天理市天理市新泉町


御弓始式3
「これより、執り行うべし!」と奉行より下知され、応える前弓(女性の組)と後弓(男性の組)の各大将。左外には他の女性射手4人が蹲踞して控えています=撮影:2011/1/4 天理市天理市新泉町


御弓始式4
前弓の女性組。座を立って矢を射る場に向かい、着衣を整えて弓を構え、的を狙っているところ。構えた矢の高さを比較してご覧ください。準備が微妙に遅れていることが分かります。左の射手(大将)から順に1~2秒の間を置いて矢を放ち、連射となります。全ての過程が礼法に則って整然と行われます=撮影:2011/1/4 天理市天理市新泉町


御弓始式5
後弓(男性組)の第4番射手が乙矢(2本目の矢)を構えたところ。男性は片肌脱ぎ。青い目の青年でした=撮影:2011/1/4 天理市天理市新泉町

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テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2011/01/05(水) 20:00:43|
  2. 1月の祭り/行事
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<明日香・稲渕 綱掛神事 2011 | ホーム | 春日大社 日供始式・興福寺貫主社参式 2011>>

コメント

Re: 私も行っていました!

銀狐さん
コメント どうもありがとうございました。
今年の御弓始式は短時間に終わりましたね。寒いからなんでしょうか。
姿が写ってたそうでゴメン。
また何処かで出会うでしょうね。よろしくお願いします。


> 私が写ってますわ〜!
> 私の写真にも!
>
> また見に来ますね!
  1. 2011/01/06(木) 10:46:13 |
  2. URL |
  3. ぴんぼけジュン #-
  4. [ 編集 ]

私も行っていました!

私が写ってますわ〜!
私の写真にも!

また見に来ますね!
  1. 2011/01/05(水) 22:31:45 |
  2. URL |
  3. 銀狐 #ykn2WFBY
  4. [ 編集 ]

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