奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

若狭彦神社・若狭姫神社 遠敷明神のふるさと

若狭彦神社・若狭姫神社
  「お水送り」を約束した遠敷明神のふるさとを訪ねて


小浜市遠敷(おにゅう=旧若狭国遠敷郡)は、東大寺の実忠和尚の招きに遅れて現れ、お詫びに二月堂の若狭井に香水(こうずい)を送ると約束した遠敷明神のふるさとです。

若狭国一宮若狭彦神社(わかさひこじんじゃ)は上社と下社の二社からなります。上社の若狭彦神社は若狭彦大神(彦火火出見尊 ひこほほでみのみこと=山幸彦)を、下社の若狭姫神社は若狭姫大神((豊玉姫命))を祭神としています。

では遠敷明神とは、いったいどちらの神様なのでしょうか? 漁に夢中で遅参したということですから、当然それは男神の若狭彦神ですよね!?

しかし奈良時代の遠敷郡内にあったのは若狭姫神社であり、その郡名から遠敷明神と呼ばれていたと考えるのが妥当のようです。現在の所在地名も若狭姫神社は遠敷であり、一方の若狭彦神社は龍前の地となっています。

したがって、実忠和尚との神約で二月堂にお香水を送ると約束したのは、豊玉姫命ということになります。漁に夢中なあまり参集に遅れたということから、男神だと思われがちですが、意外にも遠敷明神は女神だったのです。

祭祀の中心は古くは上社でしたが、室町時代ごろから下社に移り、現在もほとんどの祭事は下社の若狭姫神社で行われいるとのこと。

しかし、遠敷明神の約束に因む「お水送り」の神事(下のリンク先参照)は、今日では、元は神宮寺であった若狭神宮寺が主体となって行われています。

お水送り」が終わった翌朝、鵜の瀬ならびに、ゆかりの若狭彦神社と若狭姫神社を訪ねて見ました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・若狭・神宮寺 お水送り 2011
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2016
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2015
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 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2012
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2011
 ・東大寺二月堂 修二会(お水取り) 水取り(香水汲み) 2010



遠敷明神のふるさと1
一の鳥居越しに見た鵜の瀬の遠敷川。二の鳥居の奥、向こう岸に
小さな祠があります=撮影:2011/3/3 福井・小浜市下根来


遠敷明神のふるさと2
若狭彦神と若狭姫神が降臨したと伝わる鵜の瀬の岩座。注連縄が懸崖に掛けられ、右に小さな祠があります。ここは「お水送り神事」の核心部。「お香水」が注ぎ込まれる渕は奈良の二月堂の「若狭井」に通じていると云われています=撮影:2011/3/3 福井・小浜市下根来


遠敷明神のふるさと3
前夜、大護摩が焚かれ盛大に神事が行われた「祭りのあと」。小雪が舞い、昨夜の熱気は何処へやら。寂しさが漂います。焚き火の奥が注連縄のかかる懸崖=撮影:2011/3/3 福井・小浜市下根来


遠敷明神のふるさと4
若狭彦神社の随神門。大きな夫婦杉が脇に立ち、古風漂う落ちつきのある境内です=撮影:2011/3/3 福井・小浜市龍前


遠敷明神のふるさと5
神門のある玉垣に囲まれ、屋根に鰹木を頂く社殿が鎮座する若狭彦神社=撮影:2011/3/3 福井・小浜市龍前


遠敷明神のふるさと6
こちらは若狭姫神社の随神門。随神門、神門、社殿が一直線に並んでいます。若狭彦神社も同じ配置=撮影:2011/3/3 福井・小浜市遠敷


遠敷明神のふるさと7
若狭姫神社の神門と社殿。玉垣の内側に聳え立つのは風格ある
千年杉。歴史を窺わせる神社です=撮影:2011/3/3 福井・小浜市遠敷

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テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2011/03/16(水) 18:47:45|
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