奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

櫟本・和爾下神社 秋祭り 2011

櫟本・和爾下(わにした)神社 秋祭り 2011

櫟本(いちのもと)一帯は古代の豪族、和爾(わに)氏の本拠地であったところ。その和爾氏の有力者が葬られているといわれる和爾下山古墳の後円部の上に、和爾下(わにした)神社の本殿が建っているという珍しい神社。

和爾氏一族からは小野妹子や柿本人麻呂などが輩出しています。当地は歌聖・柿本人麻呂の生誕地であると伝えられていて、和爾下神社の西麓にゆかりの歌塚が建てられています。

また、その近くには柿本寺の跡とされる場所があって礎石が残っており、和爾下古墳から出土した石棺の蓋が無造作に置かれていて、古代の香りが残る地です。柿本寺はかつては東大寺の末寺として立派な伽藍が立ち並ぶ寺であったそうです。

さて、もとは和爾氏の氏神であった和爾下神社は、今では櫟本の鎮守。毎年10月第1日曜日に氏子の秋祭り(本祭)が行われます(前日には宵宮祭)。

櫟本の6地区(大字/垣内)の内、4地区の高品(たかしな)、瓦釜(かわらがま)、膳史(かし)、市場(以上宮入の順)から太鼓台が出て奉納されました。近年、担い手が居ないなどの事情で、2地区は参加していないとのこと。

和爾下神社の参道の入り口、国道に面して建つ鳥居の東に「お仮屋」と地元の人が呼ぶ社の前に、各地区を出た太鼓台が午後12時過ぎから集まりだします。

午後1時ころ「お仮屋」にて、秋祭りの神事が行われた後、いよいよ各地区の太鼓台が「お仮屋」を練り回ること3周。各地区の威勢を競い合って見事。その後、太鼓台神輿に続いて約1km西のお旅所まで巡幸します。最後は各地区に戻って流れ解散。

なお、神輿(2台)などは担い手が居ないため、今では軽トラックに載せてのお渡りとなるなど、ずいぶん簡素化されています。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・櫟本・和爾下神社 おんだ祭 2015



和爾下神社 秋祭り1
収穫の感謝と家内安全、無病息災、子供の生育等を祈願して祭典。後列に並ぶのは各地区の青年団長(左から膳史、瓦釜、市場、高品)=撮影:2011/10/2 奈良・天理市櫟本町


和爾下神社 秋祭り2
神事に参列中の正装の各地区役員さん。右は神輿ですが、担い手が居なく、今では軽トラックに乗せてお旅所まで巡幸します=撮影:2011/10/2 奈良・天理市櫟本町


和爾下神社 秋祭り3
太鼓台に乗る稚児は足を地に着けないように肩車されて、お祓いを受けます(高品地区)=撮影:2011/10/2 奈良・天理市櫟本町


和爾下神社 秋祭り4
お祓いを受ける瓦釜地区の氏子。各地区の氏子と太鼓台は、このようにしてお祓いを受けてから、「お仮屋」を3周します=撮影:2011/10/2 奈良・天理市櫟本町


和爾下神社 秋祭り5
3週した後、力強さを誇示する膳史(かし)地区の太鼓台=撮影:2011/10/2 奈良・天理市櫟本町


和爾下神社 秋祭り6
こちらは市場地区の太鼓台。威勢よく何度も高々と太鼓台を差し上げました=撮影:2011/10/2 奈良・天理市櫟本町


和爾下神社 秋祭り7
軽トラックの荷台に乗せられてお練りする天狗面と獅子頭。ずいぶん立派な造り物です。かつては宮座もあり、騎馬もお練に加わったそうですが、いまはその面影だけ。後に榊の乗った車が続きます=撮影:2011/10/2 奈良・天理市櫟本町


和爾下神社 秋祭り8
神輿に続いて神社を出て国道を渡る市場の太鼓台。宮入のときとは逆に市場、膳史、瓦釜、高品の順にお旅所に向かいました=撮影:2011/10/2 奈良・天理市櫟本町


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