長谷寺 だだおし ２０１３

修二会の結願に行われる鬼追いの火祭り

毎年２月８日から一週間続く修二会（しゅにえ）。十一面観音悔過法要が営まれ、その最終日（１４日）に行われるのが 「だだおし」 と通称される法要（追儺会、ついなえ）です。大勢の信者や参拝者、観光客が詰めかけ、本堂（国宝）内外は大賑わいとなります。

無病息災、除厄開運などの祈願（宝印加持、護摩祈祷、牛玉護符授与など）が行われた後、赤・青・緑の鬼３匹が法螺貝や太鼓の大音声に追い立てられ本堂外に躍り出て、燃え盛る松明と共に本堂の周りを駆け巡ります。

先にも解説をあげました。併せて参照戴ければ幸いです。

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緑鬼と青鬼がすれ違う際、２本の大松明がぶつかりあって
火の粉が容赦なく舞い上がります＝撮影：2013/2/14　
奈良・桜井市初瀬



ひと回り大きな（約６０ｃｍ）面の赤鬼が周りを威嚇しながら駆け巡ります。赤鬼の松明は、これも他より大きなもの（長さ約４.５ｋｇ、重さ約１１０ｋｇ）。国宝の本堂周りに火の粉が飛び散りますから、松明を担ぐ人も火の粉消しに関わる人も気が抜けません＝撮影：2013/2/14　奈良・桜井市初瀬



「だだおし」に先立ち午後３時、鐘楼の鐘の音を合図に本坊を発つ悔過導師（けかどうし、傘の下）と職衆たち。本堂で悔過法要が終わると、次いで大導師の一行が登堂します（宝印授与の儀式）＝撮影：2013/2/14　奈良・桜井市初瀬



「だだおし」終了をもって修二会を結願し退堂する正装した大導師（化主・管長）と職衆たち＝撮影：2013/2/14　奈良・桜井市初瀬