奈良大和路~悠~遊~

奈良大和路の祭や伝統行事、四季折々の風景を 写真で綴るフォトブログです。大和は国のまほろば、神や仏に近しく 奥は深くて おもしろい!

信貴山朝護孫子寺 柴燈護摩供・火渡り 2017

そろそろ紅葉の見ごろを迎える毎年11月3日、信貴山朝護孫子寺では、柴と護摩木を焚いて燃え盛る炎の中に不動明王を勧請し、真言を唱えながら諸願成就を祈る大護摩供が行われます。

斧・剣・弓を用いた修験の作法によって邪気を祓い祈願文奏上の後、大護摩壇に点火。生き物のように動き回る白煙は、やがて赤々と燃え盛る火炎となって護摩壇をおおいます。般若心経などを唱えながら修験者らが護摩木を炎の中に投入。(なお今回は「山伏の問答」や「松明の行」(こちら)はありませんでした。)

護摩作法のあとは護摩壇をくずし火渡りが行われます。修験者に続き参拝者は「七難即滅 七福即生」と書かれた祈祷串(火渡り御幣)を手に素足で火床を渡り、厄難消滅・無病息災などを祈るのです。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
信貴山朝護孫子寺 柴燈護摩供・火渡り 2015
信貴山朝護孫子寺 柴燈護摩供・火渡り 2013
喜光寺 行基会大祭/柴燈大護摩供養 2017
大安寺 正御影供・火渡り 2017



朝護孫子寺 柴燈護摩供1
斧を大きく振りかぶり護摩壇を清める法斧の作法(壇木を切り出す様子を表した作法といわれる)=撮影:2017/11/3 奈良・生駒郡平群町信貴山


朝護孫子寺 柴燈護摩供2
護摩壇を前に不動明王の真言を唱える修験者=撮影:2017/11/3 奈良・生駒郡平群町信貴山


朝護孫子寺 柴燈護摩供3
護摩壇から立ち上る煙を御幣に移し、参拝者を清める大祇師=撮影:2017/11/3 奈良・生駒郡平群町信貴山


朝護孫子寺 柴燈護摩供4
火生三昧(かしょうざんまい)、火渡りの行=撮影:2017/11/3 奈良・生駒郡平群町信貴山


朝護孫子寺 柴燈護摩供5
「火渡り御幣」を手に持つ参拝者=撮影:2017/11/3 
奈良・生駒郡平群町信貴山

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/11/05(日) 20:46:04|
  2. 11月の祭り/行事
  3. | コメント:0

写真展 「第7回 私がとらえた 大和の民俗 ―水― 」 2017

お知らせ 奈良県立民俗博物館 写真展
「第7回 私がとらえた 大和の民俗 ―― 」

奈良県立民俗博物館との共同企画による写真展を開催。今回のテーマは、日常の生活に深く関わる水。大和の民俗に興味を懐いて奈良を駆け巡っている写真家10名(各3点)がそれぞれの切り口で撮った競作展です。深まる秋の大和民俗公園内にある博物館にお運びいただければ幸いです。

■期日:2017年10/28(土)~12/17(日) 9:00~17:00(入館は16:30まで) 休館日は月曜日(月曜日が祝日・振替休日のときは次の平日);65歳以上は入館料無料

■ 場所:奈良県立民俗博物館 玄関ホール(民博のホームページは→こちら




奈良民俗博物館 写真展 2017

奈良県立民俗博物館 玄関ホール写真展2017 ポスター


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/10/29(日) 20:05:47|
  2. 写真展
  3. | コメント:0

円成寺 紅葉 2017

国名勝指定の浄土式庭園を擁する円成寺。平素は静寂に包まれた山寺ですが、紅葉の季節ともなれば晩秋の風情を愉しむ人々でにぎわいます。

関西のあちらこちらに爪痕を残した台風一過の晴れ間、さざ波たつ湖面に揺らぐ色彩が印象的な秋の円成寺です。過去の画像と重ならないように選んでみました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・円成寺 紅葉 2013 
 ・円成寺 紅葉 2011
 ・円成寺 紅葉 2008



円成寺 紅葉1
撮影 2017/10/27 奈良市忍辱山町


円成寺 紅葉2
撮影 2017/10/27 奈良市忍辱山町


円成寺 紅葉3
撮影 2017/10/27 奈良市忍辱山町


円成寺 紅葉6
撮影 2017/10/27 奈良市忍辱山町


円成寺 紅葉4
撮影 2017/10/27 奈良市忍辱山町


円成寺 紅葉5
撮影 2017/10/27 奈良市忍辱山町

テーマ:紅葉の写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/10/28(土) 15:27:36|
  2. 季節の風景・秋
  3. | コメント:0

丹生町 丹生神社 宵宮祭/ヨコトビ・スモウ 2017

奈良市丹生町に鎮座する丹生神社の祭神は、水の女神(罔象女神=みづはのめのかみ)。室町時代に行われていたと推定される「題目立」の詞章の断片や能面が保存されているなど、古典芸能との深い関係をうかがわせます。

秋祭りの宵宮と本祭でヨコトビ(横跳び)とスモウ(相撲)が行われます。今年は台風の接近のため、あいにく小雨が降る宵宮となりましたが、舞台(拝殿)ではこの芸能的所作が予定どおり奉納されました。

社務所の祭壇でお祓いを受けたあと、トギョウニン(渡行人)と呼ばれる7人は宮司、トーヤ(当地では「当家」と表記)らとともに舞台に上がり、まずは右回りに3周。次いでササラ、鼓、太鼓持ちが順にヨコトビを行います。

この後、笛3人は舞台に残り、ひとりは行司となり2人が四つに組んでのスモウです。他で見られる形式的なスモウではなく、力の入った取り組みが見られます。とはいえ勝負は初めから決まっている出来スモウ。

舞台上の所作に周りから笛(ホイッスル)や声援がとび、祭りの夜は賑やかに進行しました。ご供配りと直会が終わったあと、トーヤとトギョウニンはこの夜、翌日の例祭にそなえ社務所に参籠するとのことでした。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・狭川九頭神社 神事芸能/翁舞、ピッピラなど 2017
 ・柳生八坂神社 秋の例祭・宮座行事 2017
 ・阪原長尾神社 秋祭り/ジンパイ・スモウ 2017
 ・大保八坂神社 氏神祭/ヨコトビ 2017
 ・大保八坂神社 宵宮祭/サンカクトビ 2017
 ・奈良豆比古神社 神事相撲 2013



丹生神社 宵宮祭/ヨコトビ・スモウ1
榊を手にした氏子総代を先頭に宮司、当家、渡行人(ササラ1、鼓1、太鼓2、笛3)が舞台を時計回りに3周=撮影 2017/10/21 奈良市丹生町


丹生神社 宵宮祭/ヨコトビ・スモウ2
「ヨコトビ」の作法。 床に立てたササラを中心に三角形を描くように右回りに3回跳ぶ、いわばサンカクトビ(三角跳び)ですが、ヨコトビと呼んでいる。三角形に跳んだあと、正面で左右横に跳ぶ。外野から「ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ」の掛け声も=撮影 2017/10/21 奈良市丹生町


丹生神社 宵宮祭/ヨコトビ・スモウ3
鼓を倒して邪魔をする。演者はまず鼓を2回打って床に立てたのち、開いた扇で仰ぎながら、だんだん大きく円を描いて鼓の周りを廻るが、鼓を倒されると初めからやり直しさせられる=撮影 2017/10/21 奈良市丹生町


丹生神社 宵宮祭/ヨコトビ・スモウ4
観客を沸かせる力の入った「スモウ」。「ヨーイトコーリャ」(神輿を担ぐときの掛け声と同じがおもしろい)の声援がとぶ。実は初めからどちらが勝つか分かっているスモウです=撮影 2017/10/21 奈良市丹生町

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/10/23(月) 13:24:38|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | コメント:0

東阿田八幡神社 宵宮祭 2017

五條市東阿田では、秋祭りの10日ほど前、トーヤの庭にオカリヤ(御仮屋)を建て、神社から氏神を迎えて宮遷し(神遷し)の祭典を行います(→こちら)。神様をお還しする本祭の日まで神饌を供えるなど、身近にご奉仕する文化がいまに伝わります。

例祭の前日(宵宮)、すっかり辺りが暗くなったころ、トーヤ宅からススキ提灯(十二振り提灯)2基を掲げ太鼓を打ちながら神社に参拝します。神饌(鯛、飯、餅、茸、菊菜、コンニャクの煮物、かまぼこ)を供えて一同拝礼。その後、境内で神饌のお下がりを配ります。参拝者はお神酒とコンニャク、かまぼこ、ご飯を手のひらに戴きます。ゆったりした談笑の時が流れます。

なお、「七つ御膳」と呼ばれる珍しい神饌を例祭の1周間ほど前に本殿の屋根の上に供えます(1年間そのまま)。本祭では「九つ御膳」(中身は同じで9膳)を献じるとのこと。両御膳をお供えする場面は未見ですが、「七つ御膳」の写真をあげました。

関連記事(当管理者の関連写真記事へのリンク)
 ・東阿田八幡神社 オカリヤ・宮遷し 2015
 ・新住八幡神社 オカリヤ 2015  
 ・櫟原・生駒山口神社 秋祭り/お渡り(神幸祭) 2015
 ・桜井市倉橋 宮講の秋祭り/宮迎え 2016



東阿田八幡神社 宵宮祭1
ススキ提灯を掲げて鳥居をくぐり、神社に参進=撮影 2017/10/14 奈良・五條市東阿田町


東阿田八幡神社 宵宮祭2
ススキ提灯を並べ、拝殿に上り参拝


東阿田八幡神社 宵宮祭3
本殿の屋根の上に供えられた「七つ御膳」 わら製の輪の中心に置いた里芋に竹串を差し、その先端に柿、豆、ゆず、栗、茄子、餅の6種。全部で7膳(許可を得て撮影)


東阿田八幡神社 宵宮祭4
神饌のお下がりを戴く参拝者。お酒、ご飯、コンニャク煮つけ、かまぼこ


東阿田八幡神社 宵宮祭5
拝殿で太鼓に興じる子供たち

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真

  1. 2017/10/20(金) 15:22:35|
  2. 10月の祭り/行事
  3. | コメント:0
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Author:なわじゅん
・奈良県北部在住の男性です。1300年超の歴史に根ざす奈良大和の人々の信仰に支えられてきた神事・仏事や祭り、伝統行事、民俗を主に紹介しています。
・写真をご利用希望の方はメールフォーム(下段)からお問い合わせください。

次のHPも運営しています。
「野に咲く花たち」――身近に咲く花、高山に咲く花の写真、野草のウェブ図鑑

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